菅直人首相がサミットに出かけ、2020年代に日本の電力に占める自然エネルギーの比率を20%台に乗せると国際公約したらしいが、あまりぱっとしない公約だなあとしか思えない。2020年代と言ったって、今から18年後の2029年だって「20年代」なんだし、その頃には菅直人も今のナベツネくらいの老人だ。 予想通り「脱原発」とも「原発推進」ともとれない「鵺(ぬえ)」のようなメッセージを発する菅直人に脱力感を覚えるが、それでも、「自公」や小沢一郎を入れた「自自公」が復活して原発推進路線が維持されるくらいなら菅政権が継続した方がマシだとしか思えないから、なおさら閉塞感が募るのである。同様の感覚を持たれる方は多いのではないだろうか。このところ、「原発政局」も膠着状態になってきて、攻める側の自民党も小沢一派も「手詰まり」の状態だ。 安倍晋三がメルマガで騒ぎ立てた「海水注入問題」は、どうやら経産省の原発推進官僚