「私は16歳の時に、集団レイプの被害に遭いました。それはその後の私の人生を大きく変えました。進学することもできなくなり、その後2年ほどは乖離状態になって、自分がどんなふうに過ごしてきたか、はっきり思い出すこともできません。被害を打ち明けても『忘れた方がいい』と言われ、私にも悪いところがあったのではないか、忘れるしかないと思ってきました。そうしなければ生きてこられませんでした。 でも、忘れることなんてできるわけありません。人にも社会にも何も希望を見出すことができず、あの時殺されていればよかったとリストカットや自殺未遂を繰り返した時期もありました。そして数えきれないほどの二次被害を受けました。でも、私はサバイブしなから生き延びました。そして今日、ここに来ることができました」 性暴力被害者と支援者からなる「スプリング」の女性が自身の体験を読み上げると、大きな拍手が上がった。6月11日。この日開催
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