学校や働きに行けない「引きこもり」の本人や家族を支援し、社会復帰などを促す「ひきこもり支援相談士」の資格認定制度が4月から始まった。 NPO「全国引きこもりKHJ親の会」などで構成する認定協議会が創設した。引きこもり支援に特化した全国的な資格認定制度は初めて。 引きこもりは、本人や家族だけでは解決が難しく、長期化、高齢化が社会問題となっている。厚生労働省は、今年度から各都道府県と政令指定都市に相談窓口を整備する事業を始めたが、対応できる人材は全国的に不足。引きこもりの人を外に連れ出したり、医療機関の受診を的確に判断したりできる専門的な人材が求められていた。 資格取得には、通信教育で半年間、精神科医、臨床心理士などが作成した引きこもりの実態、本人や家族の支援の方法に関する教材を学ぶ。修了後、一定レベルまで習得したと判断された人を支援相談士として認定する。資格取得後は実践の機会もある。 通信教
万引きで窃盗罪に問われた大阪府内の男性被告(61)が、大阪地裁堺支部の精神鑑定で若年性認知症と診断され、「裁判手続きが理解できず、訴訟に対応できない」として1年5か月間、公判が停止されていることがわかった。 弁護人は裁判打ち切りを主張しているが、現行法では、精神状態を理由に裁判所が公訴を棄却できず、検察側が公訴を取り消すしかないため、検察側も対応を慎重に検討している。 弁護人によると、被告は2007年4月14日、堺市内のスーパーでショルダーバッグ(1980円相当)を万引きした疑いで現行犯逮捕された。大阪地検堺支部が実施した簡易精神鑑定で「軽い認知症の症状はあるが、責任能力に問題はない」とされ、窃盗罪で起訴された。 公判で被告側は、「訴訟能力がなく、犯行当時も心神喪失状態だった」と無罪を主張し、精神鑑定が実施された。その結果、早発性アルツハイマー型認知症と診断された。 地裁堺支部は07年11
切り花 品目間で明暗 洋花好調、菊は葬儀用が苦戦 春の需要期が過ぎ、切り花相場は品目で明暗が分かれている。家庭用など用途の広いカーネーションやバラといった洋花は平年と比べ1~3割高で推移。一方、葬儀や供え花に使う輪菊や小菊は1~3割安と低迷する。業務用の仕向けが多い産地は、新型コロナウイルス禍の需要不振から販売が減少する中、新たな販路を模索している。(柴田真希都) 直近の取引があった14日の日農平均価格(全国大手7卸のデータを集計)は、カーネーションやバラ、ガーベラが平年比2、3割高。いずれも小幅だが3営業日連続の上昇で、この時期には異例の高値基調だった。「家庭での普段使いの他、開店の祝い花や装飾など用途が広く、売れ行きが良い」(大田花き)。 今年の切り花全体の相場を見ると、1、2月は大きく下落した。大都市圏の緊急事態宣言再発令と低温が直撃し、月別の日農平均価格は平年比2割安の1本当たり5
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