日本維新の会の橋下徹共同代表グループは近く、みんなの党と道州制の導入を議論する合同調査会を発足させる。橋下氏らは、結いの党と9月の新党結成に向けた準備を進めているが、「交流拠点」となる調査会の設置によって結いの党と分裂したみんなの党所属議員にも参加を促す狙いだ。 関係者によると週内にも調査会の初会合を開く。統治機構改革を幅広く議論、法案の共同提出も視野に入れる。日本維新とみんなの党は昨年6月に「道州制改革基本法案」を衆院に共同提出した「実績」もある。 調査会には、橋下グループから松浪健太国会議員団総務会長らが、みんなの党から松沢成文国民運動委員長や山田太郎政調副会長が出席する見通し。 結いの党も調査会への参加を希望。みんなの党の浅尾慶一郎代表は「政策実現に向けた意見交換に問題はない」としている。