ウクライナ領内で、自走式多連装ロケット砲システムで攻撃するロシア兵。ロシア国防省が10月2日に公開した(AP=共同) 英BBC放送とロシア独立系メディア「メディアゾーナ」は15日、独自調査を基に、ウクライナ侵略開始後に確認できたロシア兵の死者数が7万8千人を超えたと報じた。今年9月以降は昨年の同時期に比べ約1・5倍と増加傾向にある。ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍が人的損失をいとわない猛攻を続けたことが影響した可能性がある。 新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、SNSも活用して集計。実際の戦死者数はさらに多いとみられ、ロシアが占領するドネツク、ルガンスク両州の民兵の死者数も合わせると、14万~20万人に上ると推計した。(共同)