日本画のなかでイケメンを描く木村了子さん。タイやメキシコ…世界にもファンがいる人気者で、秋も展覧会で大忙し。そんななか考察していただいた、今回のテーマは「脇毛」です。 男性ヌードの絵画作品は、ゲイが描くものだと思われていた時代 「了子さんて、『脇毛フェチ』なんですか?」 「男性のすね毛や、体毛は描かないんですか?」 私の絵をご覧になった方に結構な頻度でよく聞かれるのはこの「毛」問題です。 おそらく私の描く数々のイケメンの中に、多くの「脇毛」が登場してのことでしょう。 《男子鍛錬図屏風・右隻》2011 フェチというほどのことはないにせよ、男性の脇毛に関してはツルツルよりはファサッと生えていた方が好みです。 男性を描く以上、彼らの体毛をどう表現するべきか?画家として真剣に悩むところです。 ところで前回少し触れましたが、私の男性ヌード作品を見て、ゲイの男性アーティストが描いたと思う人は、海外だけ