『オートレース第33期選手候補生入所式』が12日、茨城県下妻市にある選手養成所で行われた。今期は19・7倍の難関を突破した20人の候補生が入所。そのうち女子は2010年に募集を再開して以降、史上最多の7人となった。9カ月の養成期間を経て来年7月のデビューを目指す。 ◇ 入所式で候補生を代表して宣誓を行ったのは現役のオートレーサー伊藤正司(50)=伊勢崎、A級=を父に持つ伊藤正真(24)。式後には「父親は僕にとっては偉大ですが、超えるのがあたりまえだと思っています。まずは7月にデビューできるように頑張ります」と目標を掲げていた。 女子レーサーとして活躍する佐藤摩弥(24)、益春菜(29)に続け-と、今期は女子7人がプロの道を選んだ。特例枠合格者は、世界サンボ選手権大会女子48キロ級7位(2014年)の交川(まじかわ)陽子(27)は教員からの転身で、「年齢、男女関係なく厳しい世界。たった一度の