7月5日、三重県伊勢市の五十鈴川駅で「赤福餅」を特急「アーバンライナー」に搬入する赤福の社員(近畿日本鉄道提供) 鉄道業界で、乗客とともに貨物も運ぶ「貨客混載(かきゃくこんさい)」の取り組みが広がっている。初めは新型コロナウイルス禍による鉄道需要の急減を受け進められたが、コロナ禍が収束しつつある今も、物流業界の運転手不足が深刻化する「2024年問題」への対応や、人口減少が見込まれる沿線の活性化などを狙いに行われている。鉄道の新たな活用法として注目されそうだ。 近畿日本鉄道と老舗和菓子メーカーの赤福(三重県伊勢市)は7月5日から、伊勢名物「赤福餅」を近鉄特急「アーバンライナー」で運ぶ貨客混載輸送を開始した。工場最寄りの特急停車駅である五十鈴川(いすずがわ)駅から商品を近鉄名古屋駅まで運ぶ。赤福はこれまで、1日に最大5回をトラックで配送していたが、そのうち1回を鉄道輸送に切り替えた。 新たな取
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