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  • 実はエジプトより多い、スーダンの知られざるピラミッドを巡る 写真13点

    エジプトからナイル川をさかのぼった先にある国スーダン。古代、この地は農業で栄え、神々や王、貴族のために巨大な神殿や墓が建造された。今も約255のピラミッドが残っているが、これは隣国エジプトにあるピラミッドの数の約2倍に当たる。(参考記事:「エジプトだけじゃない! 世界のピラミッド大集合」) にもかかわらず、これまでスーダンの古代遺跡を巡る旅をした人は多くない。というのも、2度の内戦(1956~1972年と1983~2005年)、2011年の南スーダン建国に至るまでの独立戦争、そして2021年のクーデターによって、スーダンの観光業は成長の機会をことごとく奪われてきたからだ。クーデター後の混乱が続いている今も、スーダンへの旅行は推奨されていない。 しかし、そこは魅力的な遺跡の宝庫。ソレブの巨大な神殿から世界遺産のピラミッド群まで、ナイル川をさかのぼりながらスーダンの歴史をたどる旅を紹介しよう。

    実はエジプトより多い、スーダンの知られざるピラミッドを巡る 写真13点
    hozho
    hozho 2023/01/22
    “エジプトからナイル川をさかのぼった先にある国スーダン。古代、この地は農業で栄え、神々や王、貴族のために巨大な神殿や墓が建造された。今も約255のピラミッドが残っている。”
  • 1日3回、1~2分間活発に動くだけで死亡リスクが4割減、研究

    日常的な活動を短時間だけやや激しく行った場合、座ってばかりの生活やあまり活動的でない生活と比べて、死亡リスクを減らせるという研究結果が発表された。(PHOTOGRAPH BY SOLSKIN, GETTY IMAGES) 座ってばかりの生活が健康に悪いことはわかっているが、運動不足を解消しなければと考えただけで気が重くなる。しかし、手軽に効果を得られる方法が明らかになった。2022年12月8日付けで学術誌「Nature Medicine」に発表された最新の研究によると、早歩きをする、荷物を運ぶ、家事のペースを上げるなど、1日3回、1~2分間「活発に動く」だけで、健康に大きな効果があるという。 「とてもシンプルですが、これまでにない発想です」と話すのは、研究を率いたオーストラリア、シドニー大学の運動科学者エマニュエル・スタマタキス氏だ。「多くの人、そして、多くの医療従事者がいまだに、身体活動

    1日3回、1~2分間活発に動くだけで死亡リスクが4割減、研究
    hozho
    hozho 2023/01/07
    ”最大のポイントはやはり、よく動き、座る時間を減らすことだと、研究に参加したシドニー大学のアフマディ氏は話す。「短時間だけでもペースを上げれば、健康効果を最大限に高めることができます」”
  • 「ホッキョクグマの町」へようこそ、人と動物の間合いを守れるか

    カナダのチャーチルにあるワプスク国立公園。ホッキョクグマの子供たちが、眠っている母親の上で遊んでいる。(Photograph by Norbert Rosing, Nat Geo Image Collection) 11月のある寒い朝、イアン・バン=ネスト氏は車の中から双眼鏡をのぞき込んでいた。ここは北極圏に近いカナダの町チャーチル。2匹のホッキョクグマが凍りついた海岸線を歩いている。 ホッキョクグマはまだ遠くにいて、すぐに危険が生じるような距離ではなかったが、大きな歩幅で一歩一歩、町に近づいてくる。手を打つ必要が出てくるかもしれないと、バン=ネスト氏は感じていた。 2022年11月11日、チャーチルでパトロールをするイアン・バン=ネスト氏。町に近づくホッキョクグマを発見した場合は、驚かせて逃げるように促す。(Photograph by Esther Horvath) ホッキョクグマはほと

    「ホッキョクグマの町」へようこそ、人と動物の間合いを守れるか
    hozho
    hozho 2022/12/29
    ”「ホッキョクグマと人間との共存や、観光業との両立は、微妙なバランスの上に成り立っています」”
  • 新種の恐竜ナトベナトルを発見、珍しい「泳ぐ恐竜」だった可能性

    新種の恐竜ナトベナトル・ポリドントゥスの想像図。水中に潜ることができたと思われる適応が見られる。(CREDIT: YUSIK CHOI) 古生物学者たちは長い間、恐竜は陸にすむものであり、水中に暮らすのは魚竜など爬虫類だと考えてきた。けれども近年の発見によって、陸上と水中の両方で生活した恐竜がいたという考える人が増えつつある。しかし、それをはっきり示す化石がないことが、研究者にとっての悩みだった。 このほど新たな手がかりが見つかった。6800万年以上前に生息した新種の恐竜が発見され、ペンギンやウなど潜水する鳥のように流線形の体をもっていたことが判明したのだ。鳥類と鳥類に最も近い恐竜以外で、この特徴が確認されたのは今回が初めて。研究成果は12月1日付けで学術誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」に発表された。 モンゴル南部で発見されたこの恐竜化石は、ベロキラプトルなどを含むドロマエオサウル

    新種の恐竜ナトベナトルを発見、珍しい「泳ぐ恐竜」だった可能性
    hozho
    hozho 2022/12/05
    “新種の恐竜ナトベナトル・ポリドントゥスの想像図。水中に潜ることができたと思われる適応が見られる。”
  • シュールで型破りなイタリアの海中農場「ネモのガーデン」 写真15点

    イタリア北西部のジェノバから車で1時間。絵のように美しいノーリ村の沖合で、透明なプラスチックでできた9つの大きな泡が水中を漂っているように見える。その中に閉じ込められた空気はハーブの香りがする。 「ネモのガーデン」と呼ばれるこの奇妙な構造物は、海中温室の実現可能性を検証するための実験施設だ。プラスチックのドームでできた水中の「バイオスフィア(生物圏)」に水耕栽培装置、空気循環用のファンが設置され、植物が種から栽培されている。それぞれのドームは「ミニチュア宇宙ステーション」のようなものだと語るのは発明者のセルジオ・ガンベリーニ氏だ。米国とイタリアを拠点にスキューバダイビング用品の製造などを手掛けるオーシャン・リーフ社のCEOでもある。

    シュールで型破りなイタリアの海中農場「ネモのガーデン」 写真15点
    hozho
    hozho 2022/11/26
    “「ネモのガーデン」と呼ばれるこの奇妙な構造物は、海中温室の実現可能性を検証するための実験施設だ。”
  • 新型コロナがまた増加傾向に、インフルとの同時流行の懸念高まる

    この冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が起きる、との懸念が日増しに高まっている。新型コロナの感染拡大の第7波は10月に入ったころから落ち着きつつあったがその後下げ止まり、厚生労働省の20日までの1週間集計で約2カ月ぶりに増加に転じた。専門家は「第8波が起きる可能性は非常に高い」と「非常に」という表現を使って警戒を呼びかけた。

    新型コロナがまた増加傾向に、インフルとの同時流行の懸念高まる
    hozho
    hozho 2022/10/27
    ”オミクロン株の病原性は下がった。重症化する人は目立って減った。社会経済活動も活発になっている。しかし、インフルエンザウイルスがまん延すると「ウイズ・コロナ」「コロナとの共存」は容易ではない。”
  • 【動画】巨大クジラが300頭を超える「大宴会」、撮影に成功

    これまで撮影されたなかでは最大規模を誇る、300頭超のナガスクジラの群れが採餌する様子。撮影者が「昔の海戦で砲弾が炸裂しているよう」と言うシーンは1:02前後から。映像はディズニープラスで配信中のナショナル ジオグラフィックの新番組、「バーティーのハイテク・アドベンチャー」用に撮影された。(解説は英語です) ナガスクジラ(Balaenoptera physalus)は体長20メートル以上、体重はおよそ80トンにもなる、地球で2番目に大きな哺乳類だ。しかし20世紀中に南半球だけでも70万頭以上が主に鯨油目的で乱獲され、ほんの数十年前まで絶滅が危ぶまれていたため、大群で餌をべる光景はもはや過去のものと考えられていた。 ところが今回、科学者と映像制作者から明るいニュースがもたらされた。300頭強の大群が、かつての餌場である南極海で餌をべる様子が記録されたのだ。 クジラが海面から潮を噴き上げる

    【動画】巨大クジラが300頭を超える「大宴会」、撮影に成功
    hozho
    hozho 2022/09/12
    “300頭強の大群が、かつての餌場である南極海で餌を食べる様子が記録されたのだ。”
  • 人気高まるルイボス茶の故郷、南アフリカの山村を訪ねた

    米カリフォルニア州のマラヤ・ティールームでは、スプーン1杯のルイボス茶葉にココナッツとラベンダーを混ぜて茶をいれる。ルイボスは世界中で愛されている。ネルソン・マンデラ元大統領も、デズモンド・ツツ元大司教も愛飲した。ノーベル平和賞受賞者でもあるツツ氏は、2000年に公務から引退したときに、これからはもっととお茶を飲む時間が欲しいと語っている。(Photograph by Aric Crabb, MediaNews Group / East Bay Times / Getty Images) コイコイ人やサン人といった南アフリカの先住民にとって、ルイボス茶は母乳のようなものだと、バレンド・サロモ氏は語る。 「私には6人の姉妹と5人の兄弟がいます。みんな母乳で育ちました。母がひとりに乳を飲ませているとき、ほかのきょうだいは哺乳瓶に入ったルイボスを飲んでいました」。サロモ氏は、ルイボス茶の産地ブ

    人気高まるルイボス茶の故郷、南アフリカの山村を訪ねた
    hozho
    hozho 2022/09/10
    “健康に良いと人気のルイボス茶は、南アフリカの家庭には必需品だが、この国のセダーバーグ地方でしか育たない。”
  • 火星サンプルリターン計画をNASAが大幅に変更、なぜ?

    火星への打ち上げ前、米カリフォルニア州にあるジェット推進研究所の真空室で、ヘリコプター「インジェニュイティ」の体に熱対策を施すNASAの技術者たち。2021年4月の火星での初飛行以来、インジェニュイティは29回の飛行をこなし、火星の空をのべ6km以上飛行した。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH) 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、火星の地質と生命の痕跡について調べるため、2030年代初頭に岩石サンプルを地球に持ち帰る火星サンプルリターンミッション(MSR)を共同で進めている。 2021年2月に火星に降り立ったNASAの火星探査車「パーシビアランス」は、すでにジェゼロ・クレーターから岩石サンプルを採取する作業に取りかかっている。科学者たちは、ジェゼロ・クレーターは火星の生命探査に最適な場所の1つだと考えている。ここにはかつて深い湖があったと考え

    火星サンプルリターン計画をNASAが大幅に変更、なぜ?
    hozho
    hozho 2022/08/09
    “「私たちは火星で1カ月間生き延びられるヘリコプターとしてインジェニュイティを作りましたが、すでに1年半生き延びています。驚異的です」”
  • 北極海にすむ巨大深海ザメをカリブ海西部で発見か、初

    カナダ、ランカスター海峡の氷の下を泳ぐニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)。最新の研究は、この種がこれまで考えられていたよりも広く分布している可能性があると示唆している。(PHOTOGRAPH BY FRANCO BANFI, NATURE PICTURE LIBRARY) サメの大半は生態が謎に包まれている。ニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)も例外ではないが、このサメについて最近わかってきたことは、驚くべき事実ばかりだ。 北極圏に暮らすニシオンデンザメは400年以上も生きることができ、目に寄生する生物のせいでしばしば視力を失うことがこの数十年で判明した。また、主は魚やイカだが、ウマ、トナカイ、さらにはホッキョクグマなど、哺乳類の死骸もべることが知られている。(参考記事:「のろいサメ、眠ったアザラシを捕?」) 最新の驚きは

    北極海にすむ巨大深海ザメをカリブ海西部で発見か、初
    hozho
    hozho 2022/08/05
    “最新の驚きは2022年春、既知の生息域から何千キロも離れたカリブ海西部でニシオンデンザメが発見された。このサメについては何が起きてもおかしくないと科学者たちは学んでいたが、この発見は衝撃的だった。”
  • 画期的なプラスチック規制法を導入、米カリフォルニア州

    世界ではペットボトル入りの飲み物が毎分100万買われている。米国のプラスチックごみ排出量は世界最多だが、カリフォルニア州で新法が導入されたことで、今後はプラスチック問題への取り組みを強化せざるを得なくなる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY HANNAH WHITAKER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米国はプラスチックごみの排出量が世界で最も多い。またプラごみのうち、海岸に不法投棄あるいは不適切な処理で廃棄された量は沿岸国で3位だ。2016年は推計約4200万トンのプラごみが排出された。にもかかわらず、米国が毎年リサイクルしているプラごみの割合は9%未満だ。(参考記事:「米国は世界最大のプラスチックごみ排出国、研究」) だからこそ2022年6月30日にカリフォルニア州のニューサム知事が署名した、広範囲にわたるプラごみ抑制策を定めた法律は、増え続けるプラごみ

    画期的なプラスチック規制法を導入、米カリフォルニア州
    hozho
    hozho 2022/07/12
    “新法はリサイクルのコストの負担者を自治体や納税者から生産者へ移している。これは拡大生産者責任(EPR)と呼ばれる考え方だ。”
  • 小さな無人島「ハンス」で50年続いた、奇妙な領土紛争が終結

    グリーンランドとカナダを隔てるナレス海峡に浮かぶハンス島。カナダとデンマークが奇妙な領土紛争を繰り広げてきた小島だ。50年にわたり、両国の当局者が代わる代わる上陸し、国旗やウイスキーボトルを残していった。(PHOTOGRAPH BY DAVE WALSH, EYEVINE/REDUX) 強風が吹き抜ける北極圏の無人島がカナダとデンマークの思いがけない紛争を引き起こして数十年、世界地図が描き直されることになった。カナダ最北端とデンマークの自治領であるグリーンランドを隔てる幅35キロメートルのナレス海峡に浮かぶハンス島を巡る紛争で、両国が「領有権を分割する」と2022年6月14日に発表したのだ。 この合意を、両国の当局者は国際協力における画期的な出来事として歓迎している。ときには国旗や酒瓶も登場した50年にわたる非公式な「戦争」についに終止符が打たれた。 ハンス島の歴史 紛争とはいうものの、歴

    小さな無人島「ハンス」で50年続いた、奇妙な領土紛争が終結
    hozho
    hozho 2022/06/18
    “強風が吹き抜ける北極圏の無人島がカナダとデンマークの思いがけない紛争を引き起こして数十年、世界地図が描き直されることになった。両国が「領有権を分割する」と2022年6月14日に発表したのだ。”
  • 脳に電気刺激、うつ病や自己免疫疾患にも、進む研究

    脳の深部に電極を埋め込んで特定のニューロンを刺激し、てんかんやパーキンソン病などを治療する脳深部刺激療法は数十年前から実証されているが、電気を使った治療法はほかのさまざまな病気にも応用可能であると専門家は考えている。(SCIENCE HISTORY IMAGES, ALAMY STOCK PHOTO) 電気刺激を利用して、うつ病や自己免疫疾患などの症状を治療する研究が進んでいる。手術で脳の奥深くに電極を埋め込み、特定のニューロン(神経細胞)を電気で刺激する脳深部刺激療法(DBS)が、てんかんやパーキンソン病に有効であるということは、数十年前から実証されてきた。最近では、同じ方法でほかにも治療できる可能性のある病気が増え、さらに体内からだけでなく体外からの電気刺激でも効果が得られるかもしれないと考える科学者たちもいる。 DBSで重度のうつ病などを治療しようという試みが注目を集めたのは2010

    脳に電気刺激、うつ病や自己免疫疾患にも、進む研究
    hozho
    hozho 2022/06/10
    “電気刺激を利用して、うつ病や自己免疫疾患などの症状を治療する研究が進んでいる。”
  • 「最も奇妙な惑星」天王星をめざせ、惑星科学者らが提言

    天王星は太陽から7番目に近い惑星だが、人類がこの惑星を訪れたのは、1986年に探査機ボイジャー2号がフライバイしたときだけだ。科学者たちは今、天王星とその衛星を詳細に調査するために、もう一度訪れたいと考えている。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL) 天王星は、おそらく太陽系で最も奇妙な惑星だ。この氷の巨大惑星は、ある時点から横倒しになり、そのまま横向きに自転している。そして、十数の環が周りを取り囲み、27個の衛星が周囲を回っている。 人類が天王星を間近で観察したのは1986年に惑星探査機ボイジャー2号が接近したときの1回だけで、科学者たちはこのミルキーブルーの惑星について、少数の興味深い事実以外、ほとんど何も知らない。しかし今、そんな状況が変わろうとしている。(参考記事:「探査機ボイジャー40年、隣の恒星に出会う日」) 惑星科学者たちは4月19日、「惑星科学と宇宙生物学の10

    「最も奇妙な惑星」天王星をめざせ、惑星科学者らが提言
    hozho
    hozho 2022/04/26
    “天王星は、おそらく太陽系で最も奇妙な惑星だ。この氷の巨大惑星は、ある時点から横倒しになり、そのまま横向きに自転している。そして、十数本の環が周りを取り囲み、27個の衛星が周囲を回っている。”
  • 「奇跡の液体」と呼ぶ人も、熱帯のハチが作る薬効の高い蜂蜜

    巣のハニーポット(蜜つぼ)を囲むハリナシミツバチ。ペルーのアマゾン川流域では、その蜂蜜が薬として利用され、養蜂家を経済的に助けている。(PHOTOGRAPH BY ANA ELISA SOTELO) ハリナシミツバチと呼ばれるハチのグループがいる(ハリナシバチとも呼ばれる)。ミツバチ科に属するグループで、主に熱帯地方に約600種が生息、色も大きさもさまざまだ。何より驚くべきはこのハチが作る蜂蜜で、品として、あるいは薬品として人気が高まっている。 約175種のハリナシミツバチが生息するペルーのアマゾン川流域では、最近、現地の人々がそのうち数種の飼育に乗り出した。過去には野生のハリナシミツバチを捕獲していたが、この方法ではハチの巣と集団を破壊してしまう。そこで、数年前からセザール・デルガド氏など、ペルー・アマゾン研究所(IIAP)の研究者たちが、ハリナシミツバチの持続可能な飼育方法を地元の人

    「奇跡の液体」と呼ぶ人も、熱帯のハチが作る薬効の高い蜂蜜
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    hozho 2022/04/14
    “ハリナシミツバチの蜂蜜は微生物や菌の成長を妨げる化学物質を含んでいるが、これは、熱帯地方で蜂蜜の腐敗を防ぐように適応した結果とみられる。”
  • ミミズは侵略的外来種、北米で昆虫に大きな被害の恐れ、研究

    家庭菜園や花壇では益虫とされるミミズだが、北米の多くの森林など、来ミミズが生息していなかった土地では、在来動物に意外な悪影響を及ぼしている。(PHOTOGRAPH BY STEPHEN DALTON, MINDEN PICTURES) 2021年の暮れに亡くなった生物学者のエドワード・O・ウィルソン氏は、かつて昆虫のことを「世界を回している小さな者たち」と呼んだ。だが、この5年間、昆虫の激減を示す報告が集まっており、今後をめぐる議論が盛んに交わされている。激減の主な原因とされているのは、生息地の破壊、殺虫剤の過剰な使用、そして気候変動だ。(参考記事:「農業の毒性が48倍に、『沈黙の春』再び? 研究」) だが3月30日付けで学術誌「Biology Letters」に掲載された論文が、少なくとも北米の広範囲における、もうひとりの意外な容疑者を指摘した。それはミミズだ。 この研究では、カナダの

    ミミズは侵略的外来種、北米で昆虫に大きな被害の恐れ、研究
    hozho
    hozho 2022/04/02
    “北米大陸の北部では1万年以上前に、最終氷期の氷河によって、土壌に生息するミミズがほぼ全滅した。したがって、北米北部の生態系は数千年もの間、ミミズがいないままで進化してきたのだ。”
  • 【動画】魚群を狩るジンベエザメの撮影に成功、超貴重な映像

    複数のジンベエザメが、マグロやメジロザメ、ミズナギドリなど、他の捕者とともにまるい魚群の「ベイト・ボール」を採餌している様子。2020年3月、西オーストラリアのニンガルーリーフで撮影された。 ジンベエザメの事といえば、ゆっくり泳ぎながらオキアミなどのプランクトンをこし取る餌のべ方がよく知られている。だが、マグロや他のサメ、海鳥などの他の捕者と一緒になって狩りをする様子が、オーストラリア沿岸で最大規模のサンゴ礁、ニンガルーリーフの海で撮影された。 写真家のトム・キャノン氏が2020年3月に撮影した映像では、少なくとも3匹のジンベエザメが餌となる魚が身を守るために形成した群れ「ベイト・ボール」に突進していく様子が捉えられている。こうした行動がカメラに映ることはめったにない。 この事例について、2月1日付けで学術誌「Pacific conservation biology」に論文を発表し

    【動画】魚群を狩るジンベエザメの撮影に成功、超貴重な映像
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    hozho 2022/03/08
    “複数のジンベエザメが、マグロやメジロザメ、ミズナギドリなど、他の捕食者とともにまるい魚群の「ベイト・ボール」を採餌している様子。”
  • 新型コロナの臓器損傷、世界最高輝度のX線が明らかに

    欧州シンクロトロン放射光研究所(ESRF)の科学者ポール・タフォロー氏が参加する国際プロジェクト「ヒト臓器アトラス」は、階層的位相コントラスト断層撮影法(HiP-CT)を使って新型コロナウイルスによる死者の脳などの臓器をスキャンした。HiP-CTスキャンは、臓器の全体像からズームインして、関心のある領域の細胞まで見せてくれる。(PHOTOGRAPH BY LUCA LOCATELLI) 階層的位相コントラスト断層撮影法(HiP-CT)という強力なX線スキャン技術によって、人体の最も微細な毛細血管や、個別の細胞のレベルまで拡大した画像が撮影できるようになった。この新技術は、30人以上の科学者による国際チームが生み出した。 HiP-CTはすでに、新型コロナウイルスが血管や肺にどのような損傷を与えるかについて、新たな見方を提供している。研究者たちは、この撮影法に大きな可能性を見出しており、病気や

    新型コロナの臓器損傷、世界最高輝度のX線が明らかに
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    hozho 2022/02/06
    “階層的位相コントラスト断層撮影法(HiP-CT)という強力なX線スキャン技術によって、人体の最も微細な毛細血管や、個別の細胞のレベルまで拡大した画像が撮影できるようになった。”
  • 2015年に小笠原沖で起きた余震、深さ751キロで世界最深だった

    2015年に小笠原諸島西方沖で発生した一連の地震は、地下数百キロで発生した超深発地震だった。(PHOTOGRAPH BY FLPA, ALAMY STOCK PHOTO) 2015年5月、小笠原諸島西方沖の地下600~700キロという深さで、奇妙な連続地震が発生した。ほとんどの地震は、地表から数十キロよりも浅い部分で起こるものだが、この地震はそれよりはるかに深かった。こうした地下深くの場所では、激しい高温と高圧のため岩石は割れることがなく、地震は起こりにくいと考えられていた。(参考記事:「史上最長、32年間続いた「ゆっくり地震」を解明」) 最初に起こった地震はマグニチュード7.9(気象庁マグニチュードは8.1)、震源の深さは680キロを記録した。これ自体、世界でもまれにみる超深発地震だが、続いて起こった余震の一つが、観測史上世界最深だった可能性があることが明らかになった。この発見は、202

    2015年に小笠原沖で起きた余震、深さ751キロで世界最深だった
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    hozho 2021/11/20
    “ 1922年に、英国の天文学者であり地震学者のハーバート・ホール・ターナーが初めて深発地震を発見してから100年近くたった今も、深部での地震がなぜ起きるのかは、はっきりわかっていない。”
  • 「ありえない場所」でマングローブ林を発見、海面上昇予測に関連

    メキシコのタバスコ州を流れるサンペドロ・マルティル川に接する、エル・カカワテというラグーン。このラグーンに沿って生育するマングローブ林は、通常の生息地である沿岸部から170キロも離れた場所にある。 (PHOTOGRAPH BY OCTAVIO ABURTO) メキシコとグアテマラの国境に近いサンペドロ・マルティル川沿いを調査していた研究チームは、海岸から170キロも内陸の地点で予期せぬ光景に出合った。川沿いのきらめく大きなラグーンに沿って、マングローブの林が広がっていたのだ。 そこは、マングローブ林があるはずのない場所だった。というのも、通常のマングローブ林は、沿岸の限られた区域で、海水と高潮にさらされながら力強く繁殖するからだ。しかし、この場所は標高が9メートルもあるうえ、滝の上流にある。(参考記事:「世界最大のマングローブ林は住民を見放したのか」) 研究チームが慎重に分析した結果、さら

    「ありえない場所」でマングローブ林を発見、海面上昇予測に関連
    hozho
    hozho 2021/10/10
    “マングローブ林はおよそ10万年前からこの地に伝わる「生きた化石」だった。すなわち、ここは当時の海岸線だったのだ。”