ステランティスジャパン株式会社は3月1日に、会社発足にあたっての記者会見を開催した。その場で傘下8ブランドの電動車導入計画が発表され、シトロエンからは2022年内に『C5 X』のPHEVが追加される予定が明らかにされた。 日本での発売は5月を予定している。C5 Xは、本国フランスで2021年9月に受注を開始したサルーン。ステーションワゴンとSUVとのクロスオーバスタイルで、シトロエンのトップ・オブ・ザ・レインジとなる。 ステランティスジャパンは、ステランテイスの日本における輸入販売子会社であるグループPSAジャパンとFCAジャパンが、2022年3月1日付で両社の事業を統合し発足した会社だ。日本市場におけるプジョー、シトロエン、DSオートモビル(以上グループPSAジャパン)、アバルト、アルファロメオ、フィアット、フィアットプロフェッショナル、ジープ(以上FCAジャパン)の事業を一つに統合した
日野自動車は2月28日、羽村市が募集していた「羽村市動物公園」のネーミングライツ・パートナーに選ばれ、愛称を「ヒノトントンZOO」に決定したと発表した。 「ヒノトントンZOO」の契約期間は2022年4月から2026年3月までの4年間で、ネーミングライツ料は400万円。
商業物流サービス事業を行なう西濃運輸が、長距離フェリーを活用した首都圏~北九州間の輸送を開始した。2021年7月に横須賀~新門司間に新航路を開設した東京九州フェリー(SHKライングループ)を利用する。 今回の輸送は、西濃運輸のBCP(事業継続計画)の観点から、関東から九州への混載輸送に関してフェリーを定期的に利用する。陸路で災害が発生した場合でも、物流を止めることなく荷物を顧客に届けることが期待される。 今回の輸送は、東京九州フェリーの物流部門であるマリネックスの車両を利用し、1日1台、月曜日から金曜日までの週5台で開始された。新門司港到着後は、佐賀県鳥栖市内にある西濃運輸のターミナルまで持ち込み、九州全域に3日目配達を行なうスケジュールだ。また、フェリーでの輸送部分は無人車航送(シャーシ輸送)となる。 行程の約90%が海上輸送で、西濃運輸横浜南支店を出発地として横須賀港まで陸送約15km
aideaは2月15日、同社が製造・販売する原付二種の電動3輪バイク『AAカーゴ β8』が国土交通省による型式認定を取得したことを発表。国内第5のバイクメーカーが誕生した。 aideaは、2019年東京モーターショーで誕生した日本の新しいモビリティブランドだ。同社が製造・販売する『AAカーゴ』シリーズは安定性の高い3輪構造、大型スクリーンとルーフ、独立懸架リアサスペンション、大径ホイールという独自の車体構成により、従来のビジネスバイクが持つさまざまな課題を解決。マクドナルドやドミノピザの宅配サービス車両、日本郵便やDHLの集配車両として採用されている。 今回、AAカーゴ β8が、道路運送車両法施行規則第62条の3第1項の規定に基づき、1月26日に国土交通省による型式認定を受けた。AAカーゴ β8の生産は神奈川県相模原市の自社工場で行っているが、国内型式認定の取得は今回が初めてとなる。 型式
茨城県境町は2月8日、ソフトバンクの自動運転サービスを手がける子会社のボードリーとともに自動運転バスを1年間にわたって安定運行を達成したと発表した。 境町は2020年11月26日に自治体として国内で初めて公道での自動運転バスの実用化を開始した。2021年11月25日までの1年間の運行実績によると4756便を運行、走行距離は1万4525kmに達した。ドライバーなどを除く乗客人数は5292人だった。 自動運転バスの導入による効果として走行経路上の路上駐車が激減し、バス走行中の一般車両による追い越し回数が9割減少したという。ドライバーが自動運転バスの通行に配慮していると見られる。 また、報道による広告や移動促進による消費拡大、視察・観光収入など、総額6億円の経済効果があったとしている。 《レスポンス編集部》
10周年を迎えたホンダ『N-BOX』は、10年間のシリーズ累計販売台数が国内新車販売台数のトップとなるなどした。そこで今回は、改めてNipponのNorimono(=N)の元祖、『N360』シリーズを振り返ってみたい。 N360シリーズ3車が揃い踏み 「爆発的人気のホンダN360シリーズ」と書かれた当時のパンフレット写真の“爆発的人気の……”とあるパンフレットは、1966年のF1第9戦イタリアGPで2度目の優勝を飾ったときのカットを表紙にしたもの。2つ折りのシンプルなパンフレットだが、開くと、最初のN360シリーズ3車が揃い踏みという、当時をご存知の方なら涙モノ(!)の並びだ。 もちろんその代表が『N360』で、¥313000とあるのは、当時のベーシックモデルの価格。“連続6カ月〈軽乗用〉のトップセラー”とも書かれており、それは『スバル360』の人気を抑えて達成していたものだった。 以前に
東京オートサロン2022のダイハツ工業ブースには、初代から最新の11代目の『ハイゼット』までが展示されている。 ハイゼットは初代が1960年に登場しているので、今年で登場から61年。現在では考えられないかもしれないが、初代ハイゼットから4代目までは排気量が360ccだった。1971年には4代目に進化したが、1976年には550cc仕様も登場した。1990年に登場したマイナーチェンジモデルの7代目には660ccモデルが追加された。以後最新モデルまで660ccとなっている。ボディサイズも世代が上がるごとに基本的には大きくなっていくが、11代目と10代目のボディサイズは変わらない。ブースで実際に見てもらえば一目瞭然だが、初代から5代目あたりまでは明らかにボディサイズが小さく見える。
日本損害保険協会は1月12日、「全国交通事故多発交差点マップ」の最新版を発表した。2020年の人身事故件数ワーストは大阪府の「法円坂交差点」と福岡県の「針摺交差点」だった。 マップは、人身事故の半数以上が発生する「交差点」「交差点付近」での交通事故の防止・軽減を目的に、全国の地方新聞社、各都道府県警察の協力を得て、都道府県ごとの事故多発交差点ワースト5(人身事故件数)について交差点の特徴や事故要因、予防方策などを紹介している。 2020年の交通事故データによると全国の人身事故件数自体は大幅に減少しており、10年前と比べると57.4%減の30万9178件だった。「交差点」「交差点付近」での事故も減少しているものの、事故全体に占める割合は約55%とほぼ横ばいで推移している。 2020年の人身事故件数ワーストは大阪府の「法円坂交差点」と福岡県の「針摺交差点」がともに22件で1位だった。3位は大阪
スズキの小型トールワゴン『ソリオ』で1200kmほどツーリングを行う機会があったので、インプレッションをお届けする。 ソリオの源流は軽自動車市場に革命的な変化をもたらした初代『ワゴンR』の拡幅版として1997年に登場した『ワゴンRワイド』だが、続編の第2世代『ワゴンRプラス』までは軽自動車に押されてさっぱり売れなかった。ソリオという車名は第2世代の途中で『ワゴンRソリオ』と名称変更され、その後にワゴンRの名が取り去られたという、いわば生みの苦しみの産物である。 そのソリオだが、2010年にワゴンRのイメージを排した第3世代(ソリオの車名を冠したモデルとしては第2世代)を出したところ、販売が急伸。このクラスが商売になるという手応えを得たスズキは次の第4世代で新規開発のAセグメントミニカー用プラットフォームを採用し、乗り心地などの質感を大幅に改善。今回テストドライブした第5世代は第4世代のボデ
警察庁は、交通違反歴のある高齢運転者の免許更新時に義務付ける運転技能検査の規定を整備する。 5月から過去3年間に信号無視などの一定の交通違反がある75歳以上の高齢ドライバーが免許を更新する際、運転技能検査に合格することが義務付けられる。 今回、運転技能検査の内容をまとめた。運転技能検査は普通自動車で幹線コースと周回コースを指定速度での走行や、交差点の右左折、段差の乗り上げを実施し、運転操作の能力、交通法規を遵守して運転する能力、他人に危害を及ぼさない速度と方法で運転する能力などを採点する。100点満点の減点方式で得点が70点未満(二種免許は80点未満)の場合、免許を更新できない。不合格でも検査は繰り返し受検が可能。 パブリックコメントを実施した上で5月13日に施行する。 《レスポンス編集部》
「年内にシェイクダウンにまでこぎ着けることは確実だよ。順当に行けばサーキットは、ル・カステレ(ポール・リカール)かな」 ならば12月にまたフランスに戻って取材に来ると伝えると、プジョー・スポールのWECプログラムにおけるテクニカル・ディレクター、オリヴィエ・ジャンソニーは少し困ったように笑いながら、初日は勘弁してくれと答えた。オミクロン株の蔓延で南仏への渡航はかなわなくなったが今秋、ヴェルサイユ市郊外にあるプジョー・スポールのアトリエにて、プジョーが数か月前に発表していた『9X8』をつぶさに観察してきた。 プジョーが2022年からWEC(世界耐久選手権)およびル・マン24時間に復帰するために開発した、ハイパーカーだ。ウイングレスの独特のシルエットは、コロナ禍とはいえ発表当時からオンラインを通じて大きな注目を集めてきた。 実車のディティール撮りは許されたものの、メカニカル・コンポーネンツおよ
SHOEIは、レーシングフルフェイス「X-Fourteen」に、オートレーサー森且行選手のレプリカモデル「MORI」を設定し、2022年4月末までの受注限定で同年3月(予定)より発売する。 X-Fourteenは、MotoGPに代表されるトップカテゴリーのレースサポートから得られた最先端の技術を投入したレーシングフルフェイスだ。サーキットユースに重点を置き開発されたX-Fourteenは、ライダーが強く前傾したライディングポジションをベースポジションに設定。そのポジションでヘルメット前頭部から後頭部、そしてレーシングスーツ背面へと流れる走行風を風洞実験で科学的に解析し、シェルのデザインを完成させている。 「MORI」は、オートレーサーとして活躍する元SMAP 森且行選手のレプリカモデル。ブラック、ホワイト、グレーのモノトーンでまとめたシックな色使いとし、側面などに星のデザインを配している。
国土交通省は12月3日、京王電鉄(京王)京王線で10月31日に発生した車内傷害事件を受けて取りまとめた今後の対策を明らかにした。 この事件の前、8月6日に小田急電鉄(小田急)で発生した車内傷害事件では、JRや大手私鉄、公営地下鉄などの鉄道事業者を集めて再発防止の意見交換が行なわれ、警備の強化や最新技術を活用した不審者や不審物の検知、非常通報装置などの位置をピクトグラムなどを活用してわかりやすくするなどの対策がまとめられたが、京王線の事件を機に再度意見交換が行なわれ、5項目の内容がが取りまとめられた。 京王線の事件では、非常通報装置を作動させても乗務員が非常事態を認識できず、非常用ドアコックの作動で国領駅(東京都調布市)に緊急停車したものの、列車のドアとホームドアの位置が合わず、ドアが開かないことに業を煮やした乗客が開閉可能な窓から脱出するひと幕があった。 そこで、今回の取りまとめでは「乗客
ヤンマーアグリジャパン(YAJ)は、国交省が推進する空港内緑地部の草刈自動化施工の導入にて、興和ビルメンテナンスを通して鹿児島空港へYTトラクター『YT488A ロボット仕様』を2台納入した。 空港着陸帯などの地表面には、航空機の安全な運用を目的に植生が施されている。着陸帯の維持管理費における草刈関係の割合は41%と高く、航空機の運行時間外での作業が中心となるため、時間的制約や対応者の確保などの課題があった。これらの課題に対して、アグリ事業の開発と興和ビルメンテナンスが共同で空港草刈作業におけるロボットトラクターの活用効果を検証し、YAJによる納入が実現した。 YAJは、農家の担い手確保、ノウハウの継承が課題となっている農業の省力化・自動化の実現に向け2018年、スマートパイロットシリーズの第1弾としてロボットトラクターを発売した。 ロボットトラクターは、GNSSなどの位置情報を元に作業区
昨年9月に出来た「超小型モビリティ・型式指定車」は、軽自動車の中に制定された新基準。その適合車第1号として昨年12月から限定販売されていた『C+pod(シー・ポッド)』が、2022年にいよいよ個人向けにも販売されることとなった。 最高速度は60km/hだが、最大定員は2名 トヨタC+podボディサイズは、これまであった原付のミニカーと同サイズで、全長2.5m以下、全幅1.3以下というもの。ところが型式指定車ということで衝突安全試験の破損試験や、エアバッグ、ABS、VSCなど軽自動車同等の機能も義務づけられ、安全性能はかなり充実される。また最高速度は60km/hの設定だが、最大定員は2名と、原付ミニカー(1名)との差がつく。 EVとしての1充電あたりの航続距離(WLTCモード値)は150km、充電はAC200Vで5時間、AC100Vでも可能でその場合は16時間。価格はXが165.0、Gが17
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