新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館中のLIXILギャラリー(中央区京橋3)が5月15日、今秋で閉廊すると発表した。 「おうちミュージアム」で塗り絵データを公開している「和製マジョリカタイル 草木と鳥」 「伊奈ギャラリー」として1981(昭和56)年の開廊以来、約40年にわたってさまざまな展示を行なってきた同ギャラリー。2013(平成25)年には現在の名称に変更し、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」「クリエイションの未来展」「やきもの展」などの展覧会を開催した。 ギャラリーの再開に向けて調整を重ねてきたが、来館者の安全を最優先し、今後の会場での展示を断念した。 ギャラリーの閉廊とともに、これまで400タイトルを超える書籍を刊行してきた「LIXIL出版」も新刊の発行を終了。既刊の販売は2022年秋まで継続して行う。 LIXIL(江東区)は現在、ミュージアムやギャラリーの
「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」が現在、中銀カプセルタワービル(中央区銀座8)の1室を1カ月から借りることができる「マンスリーカプセル」の第10期(7月22日~8月21日)の申し込みを受け付けている。 「無印カプセル」 1972(昭和47)年完工の中銀カプセルタワービルは、建築家の黒川紀章さんが設計した「メタボリズム建築」の代表作として、今でも国内外の人たちから注目される集合住宅。 民泊が黙認されていた3年前までは、最大5カプセルが「airbnb(エアビーアンドビー)」経由で運用され、airbnbの人気宿泊先トップ40にアジアで唯一ランキングされるほどの人気だった。民泊が禁止された後も宿泊希望の問い合わせが国内外から多かったことから、昨年10月に「マンスリーカプセル」としての賃貸を始めた。 良品計画(豊島区)の無印良品がインテリアをコーディネートした「無印カプセル」、完工当
千代田区立日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1)1階の特別展示室で6月8日から、特別展「大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~」が開かれる。 小林かいち「二号街の女」 1925(大正14)~1926(大正15)年ごろ 大正~昭和初期にかけて、マスメディアの発達や印刷技術の革新により、書籍、雑誌、パンフレット、絵はがき、広告など「イマジュリィ」と呼ばれる大衆的な複製印刷物が生み出された。それに伴って出版業界も栄え、竹久夢二や小村雪岱(せったい)などの人気画家が小説や雑誌の挿絵、書籍の装丁を手掛けるようになった。 同展では、竹久や小村をはじめとする画家たちがデザインなどを手掛けた書籍・雑誌のほか、商業デザインの先駆けとされた杉浦非水(ひすい)による図案やたばこパッケージデザインを展示する。 高畠華宵(たかばたけ・かしょう)の表紙絵や口絵、デパート・化粧品の広告などを通して、
今年6月にグランドオープンした「ミキモト銀座4丁目本店」のショーウインドーに現在、「MIKIMOTO GINZA TREE 2017」が展示されている。 「ミキモト銀座4丁目本店」のショーウインドーに展示されたツリー 1976(昭和51)年から2014年まで恒例行事として行われ、「銀座の冬の風物詩」として親しまれてきたミキモトのツリー展示。本店建て替え後、初めての展示となる今年は3つのツリーがお目見えした。 有機化合物である「ウレア結晶」のツリーで、高さは中央が約6メートル、左右が約2.5メートル。青みがかった白色の光が上下左右などにゆっくりと変化する。 同店前の銀座中央通りを移動する足を止めて、ツリーを眺める人の姿も見られる。 点灯時間は11時~23時。12月25日まで。
「亀倉雄策 没後20年 亀倉雄策のポスター」の前期に展示された、「コスメティック ルネッサンス」のポスター 亀倉雄策は1915(大正4)年、新潟県生まれのグラフィックデザイナー。1964(昭和39)年の東京オリンピック、大阪万国博覧会などのポスターや「グッドデザイン」「NTT」「明治製菓」「トステム」などのシンボルマークのデザインを手掛けたほか、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の設立に参画し、16年間にわたって会長を務めるなど、日本のグラフィックデザイン界のパイオニアとして知られている。 亀倉が手掛けたポスターの代表作を前・後期に分けて展示する同展。10月2日から始まる後期は「勅使河原蒼風(てしがはら そうふう)個展ポスター」「ニッコールレンズポスター」「ヤマギワ国際照明展覧会ポスター」など11点を展示する。 ノエビア(銀座7)グループ宣伝企画部課長代理の鈴木準子さんは「亀倉さ
今年3月、創業20周年を迎えた「築地銀だこ」。群馬県にあった1号店は今年2月、入居していた施設の閉館に伴って閉店しており、今回、屋号の由来でもある築地に「本店」をオープンすることになった。 店舗面積は7.22坪で、テークアウトがメインだが5席のイートインスペースも用意。築地周辺に住む人、オフィスワーカーに加え、国内外の観光客もターゲットとする。想定客単価は800円~900円。 「たこ焼」(8個入り、550円)は国産のマダコを使い、削り立ての国産かつお節をトッピングして提供する。同社広報室の丸山美嘉さんは「削り立てのかつお節を使用することで豊かな風味を味わっていただける」と話す。 ほかに「ねぎだこ」「チーズ明太子(めんたいこ)」(以上、同、650円)や、期間限定メニューの「青じそおろしポン酢」(同、680円)などを取りそろえ、ビールやソフトドリンクも用意する。 丸山さんは「2020年に向けて
ロフト(渋谷区)は銀座ベルビア館の3階~6階に6月23日、「銀座ロフト」(中央区銀座2)をオープンする。それに伴い、現在営業中の有楽町ロフト(千代田区丸の内3)は6月11日に営業を終了する。 「銀座ロフト」説明会の会場風景 店舗営業面積3313平方メートルと渋谷ロフトに次ぐ大型店舗となる新店のプランニングのポイントは「モノ」「コト」「ヒト」。 顧客に向けて「こだわりの雑貨」をそろえることに加え、体験やイベント参加の機会も提供。モデルの田中里奈さん、バリスタの大塚朝之さん、プラントハンターの西畠清順さんら、さまざまな業界のスペシャリストから構成される「TEAM LOFT」が、売り場や商品の企画提案などを行っていく。 主な取扱商品は3階=美容・健康雑貨など、4階=生活雑貨、家庭用品など、5階=文具雑貨など。6階では旅行用品やモバイルツールなどのほか、アートやアニメ関連商品も取り扱う。 開店に当
銀座の書店「教文館」(中央区銀座4)9階ウェンライトホールで現在、「日本近代建築の父 アントニン・レーモンドを知っていますか-銀座の街並み・祈り」が開催されている。 教文館・聖書館ビル屋上にあったアール・デコ様式の塔の設計図 アントニン・レーモンドは1888年、チェコ生まれの建築家。フランク・ロイド・ライトに師事し、1919年には帝国ホテルの仕事を手掛けるライトと共に来日。その後、第2次世界大戦中を除く40年余りを日本で過ごした。 教文館が入る「教文館・聖書館ビル」はレーモンドの設計によるもので、1933(昭和8)年に竣工。 銀座かいわいで今も使われている唯一の「レーモンド建築」である同ビルは、2012年に東京都の緊急時輸送道路に面する建物に耐震診断が義務付けられた際の診断で、全ての階が耐震に適合すると判定されたという。 教文館創業130周年を記念して開催される同展では、銀座かいわいに存在
良品計画(豊島区)のブランドである無印良品の旗艦店「無印良品有楽町」(千代田区丸の内3)が9月4日、リニューアルオープンする。 住空間売り場では家具や寝具、リビングファブリックなどを充実させるほか、リノベーションサービスである「INFILL +(インフィルプラス)」「INFILL 0(インフィルゼロ)」を体験できるようにする。リノベーション専任スタッフやインテリアアドバイザーも常駐する。 回収した古着の中から服として再生できるものを国内の工場で染め直した「Re MUJI」の販売も開始。藍色だったこれまでの「Re MUJI」商品に加え、同店の先行商品となる黒色も展開する。 書籍コーナーでは編集工学研究所(世田谷区)の松岡正剛所長に本の選定を依頼。「くらすのさしすせそ」をコンセプトに、「読むことの歴史から『本』を巡る2000冊」「『食』を巡る2000冊」「『素材』」を巡る2000冊」「『生活』
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