読んだ本 鈴木直『アディクションと金融資本主義の精神』みすず書房 (2023) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 昨日読んだ本の影響もあってか、本書の内容を疑ってかかって読んでいる自分がいた。 今日はスキナーに関する内容であった。 アメリカでは厳密な理論を求める新行動主義陣営と、厳密性に拘らず「行動の自発性」を重視したスキナー陣営に分かれた。 心理学の基礎として「オペラント行動」というものがある。 レバーを押すと餌が降ってくるという装置を学習することによってマウスの行動に変化がもたらされる。(日常的にレバーを押す行動の確率が高まる) スキナーの功績は「誘発行動」と「自発行動」を区別したことにあると本書では説明された。 しかし決定論と非決定論を考慮すれば、すなわち