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ブックマーク / ktdisk.hatenablog.com (20)

  • 『人生を変える断捨離』 「片づけ」を通した自己実現 - Thoughts and Notes from CA

    先日読んだ『日常に侵入する自己啓発』で整理・片付け術が自己啓発書の大きな一分野となっていることに驚いた。整理・片付けというと、もっとオレンジページ的な家庭向けの雑誌で特集を組むような内容であり、自己啓発との結びつきが私には正直イメージしにくかった。アメリカで流行っているので、近藤麻理恵氏の『人生がときめく片づけの魔法』は、読んだことがあるのだが、それと双璧をなす、やましたひでこ氏の『人生を変える断捨離』は未読であった(勿論、断捨離という言葉は何度も聞いたことはある)。私事ではあるが、6月に米国の東海岸から西海岸に引っ越すことが決まった。家の片付けは早急に取り組まなければならない優先事項であるので、興味と実益を兼ねて手にとってみた。 人生を変える断捨離 作者:やましたひでこ ダイヤモンド社 Amazon 書の前半部分はモノを整理するにあたっての心構え、その思考プロセス、そして原理原則がきれ

    『人生を変える断捨離』 「片づけ」を通した自己実現 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2023/02/09
    「片付けを通して、どうやって自分を取り戻し、自己実現と自己肯定をしていくか」/仕事やキャリアアップなどせずとも、モノを捨てれば自己肯定感を高め、自己実現ができる、という本書の主張は興味深い。
  • 大企業で出世する人の特徴 - Thoughts and Notes from CA

    「あなたが日の大企業に勤めていたら、今頃離婚していたと思う」 ある晩とワインを飲みながら話していたら、不意にそんなことを言われて驚いた。幸い、私は新卒の頃から外資系企業に務め、現在はアメリカの現地企業に勤めているので、離婚を免れることはできそうだ。曰く、私が日の大企業に勤めていたら、そこでやりがいをそれなりに見つけ、成果もそれなりにあげて、出世もそれなりにして、気付いたらその価値観に染まっていただろうという。就職活動で日の大企業と外資系企業の両方を見て、外資系のコンサルティング会社に勤めるというのは、私の価値観に従ってしたものだったんだから、が言うようにはならないよ、とその時は言った。が、口ではそう言いながらも、何となくが言う通りになっていただろうなと正直思った。 私は「出世」にあまり興味がない。若い頃はお金もなかったので、昇進をして給料をもっと得たいという欲はあった。が、あ

    大企業で出世する人の特徴 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2022/01/17
    「一昔前、大企業で出世した人の特徴」という方が正しいかもしれない。頑張ることが美徳の世代には、生きづらい時代に徐々になっていくだろう。
  • アメリカ南部在住日本人のコロナ禍の憂鬱 - Thoughts and Notes from CA

    2021年9月16日時点で日でワクチンを2回接種した人の数は53.2%。1ヶ月前の37.9%と比較すると+15.3%となる。これは私が住んでいるアメリカから見ると爆速とも言うべきペースだ。我がアメリカ合衆国は、同じ時点で55.0%と辛うじて上回っているが、この1ヶ月の伸び率は何と+3.6%である。箱根駅伝に例えれば、第二区でごぼう抜きをしていく助っ人留学生選手に背中につかれ、あっという間に姿が見えなくなるやつだ。 日米のワクチン接種率*1 若者が中々予約がとれないという嘆きはニュースなどでよく目にするが、予約無しでいつでも受けれる状態なのに、なめくじのようなスピードでしか接種率が伸びないアメリカと比較し、ワクチン供給に応じて接種率が上がっていくというのは羨ましい限りだ。色々批判は多いようであるが、日政府はよくやっているのではないだろうか。 なお、そんなアメリカでも、マサチューセッツ州や

    アメリカ南部在住日本人のコロナ禍の憂鬱 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2021/09/20
    ワクチンの接種率と信心深さはきれいな逆相関を示しているのが興味深い。牧歌的に「神様が守ってくれるから大丈夫」とか言ってないで、世俗社会ともう少し折り合いをつけてくれよ、と、悲鳴に近い思いを持っている
  • 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 多様性と無知について考える - Thoughts and Notes from CA

    『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んだ。控えめな評価を与えたとしても、書は今年読んだの中でトップ3に入る面白さであった。 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 作者:ブレイディみかこ 発売日: 2019/06/21 メディア: Kindle書は、英国の格差社会の現状を活写するノンフィクションであり、英国在住の日人女性の日々を綴ったエッセイであり、かつ社会の格差や差別に直面する中学生の成長の物語でもある。筆者のブレイディみかこさんは、現在アイルランド人の配偶者と中学生の息子と英国に住んでいるライター・コラムニストだ。 物語は、一人息子が中学生になる際に、良家の子女の集まるカトリック中学校ではなく、英国社会の格差が蠢く「元底辺中学校」を進学するところから始まる。英国では、人種の多様性があるのは上流階級の子女が通うランクの高い学校であり、逆にランクの低い学校は生

    『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 多様性と無知について考える - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2020/07/20
    多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う
  • 英語を「聞く」、「話す」ができるようになるために大事なこと 〜シャドーイングの肝〜 - Thoughts and Notes from CA

    『中田敦彦のYouTubed大学』は、私が購読している数少ないYouTubeチャンネルの一つだ。扱われるトピックが多岐に渡り、特に自分が勉強不足の内容については、散歩やランニングをする時に聞き流すのに調度良い。そのチャンネルで先日、英語の勉強方法について触れられていた。 【英語の授業①】日人はなぜ英語が話せないのか? 【英語を話す②】中田の結論は英語字幕つきの会話動画をシャドーイング 私は英語の勉強を思い立ったのが30代前半で、中学・高校・大学とそれなりに勉強したのに、「多少は読めるが、聞き取れないし、話せない」という日人の典型的なパターンだったので、英語にいよいよ取り組もうという中田氏の心意気はよくわかる。自分の英語コンプレックスを惜しげなく開陳しながら、勉強に取り組もうとする勇気と勤勉さには感心させられる。 私は30歳になってから一念発起し(と言っても3度目くらいの一念発起でようや

    英語を「聞く」、「話す」ができるようになるために大事なこと 〜シャドーイングの肝〜 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2020/07/16
    『中田敦彦のYouTubed大学』/シャドーイングをしたことが無い人には、日本語の動画をまずシャドーイングすることを私は勧めたい/「リピーティング」がシャドーイングの学習効果を高めるためには決定的に重要
  • 『外国人にささる日本史12のツボ』 日本を語る第一歩 - Thoughts and Notes from CA

    「どこの国に行ってみたいか」という話をアメリカ人の同僚とすると「日」と答える人は決して少なくない。もちろん、目の前にいる日人に対していくばくかの配慮があっての話であろうが、同席したブルガリア人の同僚に忖度して「ブルガリア」と答えた人は今までみたことがない。アメリカ人にとって、日という国は東洋の国の中で「特別に興味をひく国」であることは肌感覚として間違いがない。 海外に住むと日文化歴史、並びに宗教観が話題にのぼることは多い。母語でない英語で説明することの難しさもあるが、自分の中にそういうことを語ることのできる蓄積があるかどうかが一番大事であり、英語がいまいちでも内容があれば、みんな興味津々に聞いてくれる。自殺率が高い、地震が多い、過労死、などのネガティブなイメージも結構持たれているが、日に興味を持つだけでなく、不思議な国である日から学びたいと思っている方は多いことに驚かされる

    『外国人にささる日本史12のツボ』 日本を語る第一歩 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2020/06/08
    海外との接点が多く、そういうことを話す機会は多いものの、正直色々忙しく受験の時に勉強した日本史もあまり頭に残ってないんだよねぇ、という方には本書は最高の入り口だ
  • アメリカで働いて感じる日本人の強み - ktdiskのブログ

    家族共々アメリカに移り住み、そろそろ5年目を迎えようとしている。私はいわゆる赴任ではなく、普通のアメリカ企業の社員なので、自身のパフォーマンスや会社の業績次第で、いつクビをきられてもおかしくない。言語の壁も含めて未だに苦労は絶えないが、それでも働きと能力を認められ、米国法人入社時は一般社員だったが、今は昇進をして管理職としてチームを任されている。どうにか、アメリカでそれなりの成果を出せているのは、今迄培った経験やスキルに依るところは勿論大きいが、日人が一般的に持ち合わせている特性の一部が差別化要因になっているのも事実。こういう所は日人の強みなんだなぁ、と私が日々の業務の中で感じていることをエントリーでは共有したい。 働き者であり、残業を厭わない ぶっちゃけ強みとしてどうなんだろう、という疑問もあるが、これは正直強く感じる。 今は経営陣に近いところで仕事をしているので、突発的に緊急の仕

    アメリカで働いて感じる日本人の強み - ktdiskのブログ
    isrc
    isrc 2018/10/26
    働き者であり、残業を厭わない/算数の能力が高い/批判されることに耐性があり、間違えを認めることにあまり躊躇がない/上記のような強みを認識するようになったのは、アメリカで働き始めてから
  • 「環境」が変われば「働き方」は変わる 〜 アメリカで「働き方」を改革された私の話 - Thoughts and Notes from CA

    先日、13年間日で暮らし、2年前にアメリカ移住してきたインド人家族と知り合い、家に招待をして事をするような間柄になった。お父さんのほうは、日で13年も仕事をしていたので日語はペラペラ。盛り上がる話題は、やはり「日アメリカの違い」。お父さんの方から開口一番ででたのは、「日では遅くまで会社で仕事をしないといけなかったけど、アメリカは早く帰れるのが当にいいところです」ということ。それに対するお母さんの切り替えしが秀逸。「アメリカに来てからは一緒に過ごす時間が多いからケンカが増えた、帰ってくるのが早すぎ」、爆笑。 アメリカのノースカロライナ州で生活を始めてから3年半ほど経つ私。アメリカに来て良かったことは、「家が広く、裏庭でビール飲みながらバーベキューとか手軽にできて快適」とか、「見ず知らずの人でも積極的に助けようとするオープンな互助精神に溢れていて暮らしやすい」とか、「信号に阻

    「環境」が変われば「働き方」は変わる 〜 アメリカで「働き方」を改革された私の話 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2017/05/26
    「子どものお迎え」は残業を断る至極真当な理由/緊急の仕事が入っても、優先順位をつけて、17時には皆で帰社/マネージャーが「Go home(早く帰れ)」というだけでなく、早く帰るためのヘルプをしてくれる
  • 30歳、40歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Thoughts and Notes from CA

    2008年に「30歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい」という記事を書いたが、当ブログの中で唯一継続的に大きなアクセスがある。私は今でこそ米国に住み、日人が私一人という職場環境でほぼ英語のみで仕事をしているが、30歳になるまでは英語は「全く」話せなかった。日語だと饒舌なくせに英語だと微動だにしないとよくからかわれて口惜しい思いをしたものである。 上述の記事へのアクセスが高いのは、日人の30-40代のビジネスパーソンの英語の習得意欲の高さからくるものであろう。多くのビジネスパーソンが、何度も一念発起して英語の勉強に取り組みながらも、多忙な日々に流されて英語を習得するに至らない状況もよくわかる。私もぶっちゃけ5度目くらいの一念発起でようやくマシなレベルまで持っていくことができたからだ。 そんな私も先日とうとう40歳になってしまったが、今なお座学を続けつつ、日々とはいかな

    30歳、40歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2015/06/14
    英語の習得に向けて掻き立てられる何かをもって、瞬間最大風速的に爆発的に英語に没頭する時期があったか、なかったかなのではないかと思う。即ち、殻を破るには「継続力」よりも「機をとらえた爆発力」が大事
  • メールに返信をしないアメリカ人のメンタリティ - Thoughts and Notes from CA

    「メールでアメリカ人に問い合わせをしているが返信がこない」、というのは外資系企業に勤めていればよくある話。その内容が難しければ難しい程、返信率は悪くなる。もちろん、日人でもレスの遅い人、しない人はいるが、度合いの問題。アメリカ人の場合はかなり気合をいれて、しつこくプッシュしないと返事がもらえないことが多い。 一番良いのは電話をすることで、電話をしてみると「おぉ、あの件ね、見た見た」みたいな感じで話が進むことが多い。メールで聞いていることを一々電話しないといけないのはかったるいし、時差や言語の問題があって容易ではないし、そもそも「お前、見てるんなら返信くれよ」という思いもある。 でも、そういうことで頭を痛めている人は、理解しておいたほうが良い彼らのメンタリティがある。それは「何度もプッシュされないということはきっと大事なことではないんだ」という考え方だ。メールを出して返信がしばらくこないも

    メールに返信をしないアメリカ人のメンタリティ - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2015/05/02
    「返信しなくても何も言われないということは、解決したか、大して重要なことではないんだ」と彼らはまず考える
  • ”How are you?”考 聞かれたら何と答える? - Thoughts and Notes from CA

    アメリカでは“How are you?”と聞かれることがとにかく多い。私の場合、職場には日人は自分一人で周りはアメリカ人だらけなので、一日に少なくとも10回は聞かれる。会議室に入って”How are you?”、廊下ですれ違って”How are you?”、エレベータホールで”How are you?”、仕事の質問をしにいったらまず”How are you?”、トイレであって”How are you?”、とにかく”How are you?”だらけ。 私は早口で”Very good, how are you?”ととりあえず反射的に返すことにしている。廊下ですれ違う時などは、向こうが2m先くらいで”How are you?”と言い、私が”Very good, how are you?”と言い終わる頃にすれ違い、1-2m後ろの方から”I’m good”とか聞こえてくる、そんな感じだ。”How

    ”How are you?”考 聞かれたら何と答える? - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2014/05/22
  • ぶれるGoogleとぶれない任天堂 - Thoughts and Notes from CA

    日経ビジネスの2011年2月11日号の「ゲームのデフレを突破」という任天堂岩田社長のインタビュー記事と「大企業病に挑むグーグル(原題:Larry Page's Google 3.0)」という記事が何とも対照的でなかなか面白かった。 3〜4年前はGoogleの記事というと飛びついて読んだものだが(ミーハー?)、最近はあまり面白い記事がないのでスルーすることが多かったのだが、今回の記事は「大企業病に挑むグーグル」というタイトルにひかれ読んでみた。組織の規模が大きくなるにつれ、大きさ故の様々な弊害が生じるというのはどこの会社も一緒。その複雑さをいかにマネージするかが企業価値を決める一つの重要なファクターであると私は考えており、Googleがその永遠のテーマにどういう風に「らしさ」を出すのかに興味があったからだ。結果はタイトルにつられて読んだことを後悔するような残念な内容だった*1。この記事で紹介

    ぶれるGoogleとぶれない任天堂 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2011/02/20
    岩田さんは「ゲーム人口増大」という理念に対して一点のぶれもない。Google 3.0というタイトルの記事で、「世界中の情報を整理し尽くす」という理念が一度もでてこなかったGoogleとは対照的だ。
  • 英語の発音を改善するためのステップ - Thoughts and Notes from CA

    先日、アメリカ人の同僚と昼飯をべながら、私の英語力について話をした。私は音読をかなり長い間やっているので、発音は日人の割りには良い方だと思っていたのだが、彼曰く「君は語彙はそれなりに豊富だが、発音には大いに改善の余地がある」と指摘をされて、ちょっとショックだった。 「それほどジャパニーズイングリッシュではないと思うんだけど、結構音読とかで練習しているし・・・」とい下がると、「アクセントの付け方などは悪くないし、きちんと発音できて単語もある、ただ一部正確に発音できていない"音"がある」と。 「正確に発音できてない"音"って例えば?」と聞くと、「例えば、"l"や"th"が正確ではない。日人で"l"がきちんと発音できる人は珍しい」との指摘。 で、"l"の発声の仕方を教えてもらうと、確かに全然違う。"light"とか、"letter"とか、次にくる母音とセットで"ラ"とか"レ"とか発音する

    英語の発音を改善するためのステップ - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2009/08/30
  • マッキンゼーのクラウドコンピューティングの定義 - Thoughts and Notes from CA

    Nich Carrのエントリ経由で知ったのだが、マッキンゼーが"Clearing the air on cloud computing"というレポートを発行しており、そこに諸説あるクラウドコンピューティングの定義がのっており、流石にきれいにまとまっているので紹介したい。 1.Hardware management is highly abstracted from the buyer 2.Buyers incur infrastructure costs as variable OPEX 3.Infrastructure capacity is highly elastic (up or down) 1. 買い手にとって、ハードウェア管理が高度に抽象化されている 2. 買い手はインフラコストを変動的な事業運営費として負担する 3. インフラのキャパシティは高度に伸縮性がある(上がる方にも下

    マッキンゼーのクラウドコンピューティングの定義 - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2009/04/26
    1. 買い手にとって、ハードウェア管理が高度に抽象化されている/2. 買い手はインフラコストを変動的な事業運営費として負担する/3. インフラのキャパシティは高度に伸縮性がある(上がる方にも下がる方にも)
  • IBMとAmazon提携にみるIBMのCloud Computing時代の戦略 - Thoughts and Notes from CA

    久しぶりにNich Carrのエントリーを紹介したい。"Another little IBM deal"というエントリーでIBMとAmazonの提携について考察しており中々面白い。ポイントをかいつまんで書くと、 IBM DB2、Informix Dynamic Server、WebSphere Portal、Lotus Web Content ManagementのようなソフトをIBMはAmazonのEC2を通してUtility Computing形式で提供することにした 既にこれらのソフトウェアライセンスの保持しているユーザもEC2を利用することができる 案件としてはそれ程大きなものではないが、これはPCのOS開発をマイクロソフトに委託して、PC時代の覇権を取り損ねたのと同様に、AmazonのCloud Computing時代の覇権確立の試金石となるのではないか という感じ。 これは視点

    IBMとAmazon提携にみるIBMのCloud Computing時代の戦略 - Thoughts and Notes from CA
  • 日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか - Thoughts and Notes from CA

    外資系のソフトウェア・ベンダーに転職して1年が経つ。転職するまで日IT業界の構造についてじっくり考えることなどあまりなかったのだが、今の会社で仕事をしていると否が応でも考えなければならなくなる。日IT業界アメリカと構造が異なる点が色々あるが、その中でも重層的な下請・階層構造をとっている、ということは特徴として際立っている。国が作成したパートナー契約を締結しようとか、国で構築された社内システムをロールアウトしようとすると、大体重層的な下請・階層構造という問題が立ちはだかる。アメリカのパートナー契約はバラエティに欠き、多様なパートナーに対応できないし(例えば、システム・インテグレータに対する考慮が足りない)、社内システムも階層の深さへの思慮が足りなく、折角手にした情報を入力する受け皿もなかったりする。また、階層が深いためソフトウェア・ベンダーはお客様との距離が遠くなり、この距

    日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2009/02/01
    柔軟性を保つために、正社員の人数をある程度おさえ、外部への委託割合を増やすことが必要/既存の取引関係を短期的な経済合理性だけで突き崩すのは難しい/日本企業のグロス・ネットの基準はかなりグレー
  • Open Source vs SaaS - Thoughts and Notes from CA

    テクノロジーの進歩とインターネットの浸透により、従来であれば大企業しか持つことのできなかった情報システムを中小企業も活用できるようになってきた。Sugar CRMのようなOpen SourceのCRMツールもあれば、Salesforce.comのようなSaaSのCRMツールもあり、ともにSiebelのようなパッケージツールよりはるかに安価で活用が可能だ。 では、中小企業にとっては、Open Sourceを活用し、自らシステムを構築するのと、外部の会社からSaaSという形で提供してもらうのとではどちらがよいのだろうか?"Open source vs. SaaS - what SMBs should know”というエントリーがよくまとまっており参考になるので、そこでの論点を紹介してみたい。 コスト 小規模の企業が短期間でシステムを導入しようとすれば、コスト面ではSaaSに軍配があがる。一方で

    Open Source vs SaaS - Thoughts and Notes from CA
    isrc
    isrc 2008/06/09
    コスト:SaaS/導入期間:SaaS/カスタマイズの容易さ:OSS/可用性:SaaS/データの機密性とシステムが無くなる可能性:OSS/もちろん、Open SourceソフトウェアをSaaSの形で提供することは可能だ。
  • 無邪気なGoogle礼賛を超えて - Thoughts and Notes from CA

    "グーグルが起こす第二の革命"はかなり読み応えのある良エントリーだった。 Googleのマネジメントシステムの特徴は、資源配分を経営者による階層構造の定義によってトップダウンでするのではなく、現場に権限委譲をし、マーケットメカニズムによって最適化する点にある マーケットメカニズムを有効に機能させるために、意思決定者たる市場参加者(Googleの社員全員)に必要な情報を開示し、開示させている 一流社員同士は自分の意思に基づいて有機的につながり合い、ぶら下がり社員を自分のプロジェクトから排除し、距離をおくことが容易になっている 上記のようなマネージメントシステムを通して、一流社員の走る道を舗装し、ある程度のタイヤを削減している点は理解でき、評価もできる。ただ、"グーグルが起こす第二の革命"のブックマークコメントの過度にオプティミスティックな反応を見るとこういうタイトルのエントリーを書かずにはい

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  • 一流企業の一流社員に求められる泥臭い馬力 - Thoughts and Notes from CA

    大企業のぶらさがり社員に対して一貫して厳しいid:essaさんが下記のようなことを書かれているが、これはかなり正しい。 社会にとって有用な価値を創造してそれで稼ぐ企業が当の一流企業である。そういう意味での「(物の)一流企業の(物の)正社員」というのは、当は既にもの凄い狭き門になっているけど、既に入っている人が残っているから目立たないだけなのだ。 私は幸いなことに「(物の)一流企業の(物の)一流社員」と仕事をする機会を頂いている。そういう方々は一流大企業の資力、技術力などの各種のビジネスインフラと自分自身の知見、経験、スキルを卓越した思考力とハードワークによって組み合わせ、お客様、ひいては社会全体に高い価値を提供している。 では「(物の)一流企業」にはそういう社員ばかりかといったらid:essaさんの指摘通り、決してそんなことはないし、むしろそういう「(物の)一流社員」は少

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  • 20代で会社を辞める前に考えるべきこと - Thoughts and Notes from CA

    "20代のキャリアにおける『鶏と卵』"というエントリーに対して、ありがたいことに大きな反響があった*1。やはり、はてなユーザには若手が多いのか、多くの人の琴線にふれるトピックだった模様。「勘違い労働者」などと斬って捨てられる反響ばかりだと気分があまりよくないなぁ、などと危惧していたが、肯定も否定も含め建設的な意見が多くよせられた。 その中でも、「当にやりたいことを、後回しにして当によいのか?」という意見が多かったので、この点についてコメントをしたい。 まず、仮に当にやりたいことが決まっているのであれば、別の言い方をすれば少なくとも10年くらいのスパンで情熱を傾けたいと思っていることがクリアなのであれば、私もそれを追いかければよいと思う。「おいおいいきなり前言撤回かよ・・・」と思う人がいるかもしれないが、そうではない。 大事なのは、今自分が当にやりたいと思っていることが、「当の

    20代で会社を辞める前に考えるべきこと - Thoughts and Notes from CA
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