「厳しいコスト削減という要求が無ければ、イプシロンロケットは飛ばなかった」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の森田泰弘教授・イプシロンロケットプロジェクトマネージャは2014年2月27日、「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security」で講演し、プロジェクトの経緯を語った(写真)。 JAXAは2月28日未明に国産大型ロケット「H2A」の打ち上げを予定している。一方2013年9月に試験機打ち上げを成功させた「イプシロンロケット」はH2Aとは異なるタイプの小型固体燃料ロケットで、重さ300kg程度の小型衛星を搭載できる。 イプシロンロケットは、さまざまな形で汎用的な工業技術を取り入れてコスト削減を図ったのが大きな特徴だ。ノートパソコン1台(実運用では予備機を含めて2台)で制御でき、打ち上げ前の検査工程を自動化する「自律診断」機能を備える。
NASAは「火星探査機ミッション」のため「スピリット」(MER-A)と「オポチュニティ」(MER-B)という2機の無人探査機を火星に送って調査を実施しています。火星に着陸した2機の探査機は、90日で稼働を停止すると予想されていましたが、オポチュニティは3560日経過した今でも地球へ写真を送り続けています。なぜ探査機は当初の予想をはるかに上回って10年も稼働することができたのか?ということがまとめられています。 Why This Mars Rover Has Lasted 3,560 Days Longer Than Expected - SFGate http://www.sfgate.com/technology/businessinsider/article/Why-This-Mars-Rover-Has-Lasted-3-560-Days-Longer-5173078.php Mar
2014年2月28日午前3時37分、H-IIAロケット23号機により、NASA・JAXA共同開発の全球降水観測計画『GPM主衛星(GPM/DPR)』を種子島宇宙センターから打ち上げた。打ち上げから15分57秒後、衛星はロケットから正常に分離され、打ち上げは成功した。 予定日時の種子島宇宙センターは、前日までの雨が止んで晴れ、風速3.1メートル毎秒、気温14.1度と安定した天候だった。打上げはH-IIA202型ロケットで時刻通り行われ、2基の固体ロケットブースター(SRB-A)は1分48秒後に燃焼を終えて分離、4分17秒後に衛星フェアリングを分離。6分55秒後には第1段エンジンが燃焼を終えて第2段と分離された。15分6秒後には、第2弾エンジンの燃焼を終えて、ロケット第2段からGPM主衛星を分離。高度約407キロメートル、軌道傾斜角65度の軌道に衛星を投入した。さらに打ち上げから27分後、GP
(CNN) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)が総額9億ドルをかけて共同開発した全球降水観測(GPM)計画の主衛星が、28日午前3時37分に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。 NASAによると、衛星は30分ほどで軌道に到達、ソーラーパネルを展開し、地上への信号の送信を開始したという。 GPMの副責任者を務める科学者のゲイル・スコフロニック・ジャクソン氏によると、総重量4トンのこの衛星は最新鋭の降水観測衛星で、わずかな降雨量の記録も可能だという。GPMは今後、レーダーやマイクロ波を使って降雪観測も行う。 同氏によると、この衛星は同機の観測データと他の衛星のデータを統合し、3時間ごとに世界の降水分布のデータを送信する。衛星は少なくとも5年分の燃料を積んでいるという。 「この衛星からの観測データを使って、洪水や地滑りを予測したり、ハリケーンの動きを追跡し、海
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月28日午前3時37分、「全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)」を搭載したH-IIA ロケット 23号機を種子島宇宙センターから打ち上げた。 GPM主衛星は、GPMマイクロ波放射計(GMI)のミッション機器を2つ搭載し、従来の衛星では観測できない弱い雨、台風の目の位置、降水の分布など、従来より正確な降水の情報を調査できる。JAXAと米国航空宇宙局(NASA)が共同で開発した。 また、降水メカニズムや気候変動が降水に与える影響の解明、ハリケーンやブリザードの監視・予測精度の向上などを期待できるとしている。 現在GPM主衛星は、主衛星軌道投入後に太陽電池パドルの展開を行った段階。引き続き、通信の確保、姿勢制御、ミッション機器の立ち上げおよびチェックアウトを行うなどして、約2カ月後から降水観測を開始する。
打ち上げられたH2Aロケットを見る信大大学院の春日さん(左)と学生の代表者ら=28日午前3時41分、種子島宇宙センター カウントダウンを終え、ごう音を残して飛び立つH2Aロケット23号機。28日未明、信州大(本部・松本市)が県内企業と協力して開発した信州製超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」(愛称・ぎんれい)が宇宙へ旅立った。鹿児島県・種子島の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターに駆け付けた学生や協力企業関係者は喜びにあふれ、信州でも学生らがネット中継で見守った。 「きれいだ。輝いている」。ぎんれい本体の材料などを研究した信大大学院修士1年春日翔平さん(23)は、打ち上げ台から約3・6キロの展望台でロケットを見つめた。打ち上げ後、開発した小型衛星が搭載された他の大学の学生とともに記者会見。「かなり厳しい日程や条件、要求に応えてもらった」と、部品供給などで
帝京大理工学部の学生らが開発した栃木県内初の小型人工衛星、TeikyoSat-3(TS3)が28日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケットで高度406キロの宇宙空間に到達した。宇都宮市豊郷の帝京大宇都宮キャンパスではパブリックビューイング(PV)が開かれ、大勢の関係者や市民が打ち上げ成功を喜んだ。 H2Aロケットには地球全体の気象状況を高精度に捉える「全球降水観測(GPM)計画」の主衛星のほか、各地の大学が開発した小型衛星7機が相乗り。順次、H2Aロケットから切り離された。 PV会場の大教室には学生や教員、学内外の協力者ら約140人が集まり、スクリーンや2台のモニターで宇宙航空研究開発機構(JAXA)の放送を見守った。午前3時37分、H2Aロケット打ち上げの映像が流れ、TS3を開発した「宇宙システム研究会」の2年、田組(たくみ)里穂さん(20)は「打ち上げ後、(JAX
宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び米国航空宇宙局(NASA)が開発した全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)は、日本時間2014年2月28日 午前3時37分に、H-IIAロケット23号機にて種子島宇宙センターから打ち上げられました。 GPM計画は、JAXA及びNASAが進める国際共同ミッションで、GPM主衛星と複数の副衛星群により、地球全体の降水(雨や雪)を一日に複数回、観測する計画です。今回打ち上げたGPM主衛星は、副衛星群による降水観測の基準となり精度を高める中心的な役割を担います。 GPM主衛星は、NASAのゴダード宇宙飛行センターで組み立てられ、JAXAが情報通信研究機構(NICT)と共同で開発した二周波降水レーダ(DPR)とBall Aerospace & Technologies Corp.(米国コロラド州Boulder市)が開発したGPM マイクロ波放射計(GMI)の二つの
image credit: JAXA 三菱重工と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)を搭載したH-IIAロケットの打ち上げに成功した。GPM主衛星は、1997年に打ち上げられ現在も活躍中の熱帯降雨観測衛星(TRMM)の後継機として全地球の降水(雨や雪)を観測、得られたデータは天気予報の改善や水害対策への利用、気候変動の予測などで活用される。 GPM主衛星を搭載したH-IIAロケットは、2月28日3時37分(日本標準時)、鹿児島県種子島にある種子島宇宙センターの吉信第1射点を離昇した。ロケットは順調に飛行し、約15分57秒後にGPM主衛星を分離、計画通りの軌道に投入した。 その後GPM主衛星は、分離の2分後からテレメトリーの送信を開始、そして太陽電池パドルの展開にも成功した。この後、数時間のうちにハイゲイン(高利得)アンテナの展開が行われる予定とな
日米が共同開発した降水観測衛星を搭載したH2Aロケット23号機が28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は約16分後、予定軌道に投入され打ち上げは成功した。 この衛星は、地球のほぼ全域で雨を高精度に観測する国際プロジェクト「全球降水観測(GPM)計画」の中心となる主衛星。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)などが共同開発した。 日本が開発した高性能レーダーを搭載し、従来の衛星レーダーでは不可能だった弱い雨や雪も観測できる。9月をめどに運用を開始し、各国の副衛星と連携して降水の様子を3時間ごとに詳しく把握。観測データは地球温暖化の研究、台風や豪雨の災害対策、天気予報などに役立てる。 主衛星は重さ3・7トンと大型で、開発費は打ち上げ費用を含め785億円。H2Aは17回連続の成功となり、成功率は95・6%に向上し信頼性を高めた。 打ち上げを
米国のキャロライン・ケネディ駐日大使は27日、H2Aロケットの打ち上げを視察するため、鹿児島県の種子島宇宙センターを訪れた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長の案内で、組み立て棟の近くから発射場に移動するロケットを見て、「美しい。すばらしい」と声を上げた。 26日には鹿児島市の鹿児島国際大で講演。日米が共同開発した全球降水観測衛星について「日米が緊密に連携している一つの例。水の循環への理解が深まれば自然災害にも対応できる」とした。 米スペースシャトルの打ち上げを見た経験やアポロ計画を推進した父親の故ケネディ元大統領にも触れ、「革新と繁栄を促すために、父は宇宙探査の持つ力を理解していた。今回の打ち上げを見られることは個人的にも特別な意味がある」と話した。ケネディ大使は28日の打ち上げも現地で見守る予定だ。(東山正宜、石塚翔子)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日午前3時37分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産大型ロケット「H2A」23号機を打ち上げた。
H2Aロケット23号機が28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後に搭載していた全球降水観測(GPM)衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。H2Aの成功は17回連続で、成功率は約96%となった。 H2Aはカウントダウンが「0」になると爆音を響かせ、発射場近くの海岸や砂浜をまばゆい光で照らしながら夜空を駆け上がった。約1分半で補助ロケットを分離。その後相次いで第1段、第2段ロケットを切り離しながら加速し、太平洋の約400キロ上空で、GPM衛星を分離した。 GPM衛星は、複数の衛星で地球規模の降水量などを観測する計画を担うメーンの衛星。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、米航空宇宙局(NASA)が共同開発した。得られたデータは、台風や豪雨など気象災害の予報精度の向上に生かされるという。 H2Aロケットは今回、香川大、信州大、帝京大、鹿児島大、多摩美
地球上の雨を観測する人工衛星などを載せたH2Aロケットの23号機は、28日午前3時半すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 衛星は予定通り、地球を回る軌道に投入され、打ち上げは成功しました。 H2Aロケット23号機は、打ち上げの5秒前に1段目のエンジンが点火され、午前3時37分、ごう音とともに種子島宇宙センターの発射台を離れました。 補助ロケットや1段目を切り離して上昇を続け、高度400キロ付近で地球を回る予定の軌道に衛星を投入し、打ち上げは成功しました。 H2Aの打ち上げ成功は17回連続で、成功率は95.7パーセントとなりました。 今回、打ち上げられたのは日本とアメリカが共同で開発した地球上の雨を観測する人工衛星です。 この衛星は日本が開発したレーダーによって、地球上に降る雨や雪を詳しく観測するもので、台風の進路予測など、天気予報の精度向上に役立つことが期待されていま
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