タグ

ブックマーク / toyokeizai.net (29)

  • 日本輸出の台湾新幹線、「破綻」は必然だった

    台湾に行って新幹線に乗るたびに、感心してきた。スケジュールは遅れない、車内もきれいにされている、お客さんも多い。日の新幹線技術台湾に定着したことをつくづく実感するのである。車内において携帯電話で堂々と話す人がいる以外は、日の新幹線とまったく同じ風景だ。 また携帯電話については、これはマナーの善し悪しではなく、それを許容する文化の有無に尽きる。日のように話すことが厳密によくないと認識される国は、アジアではむしろ少数派であるので、気にしても仕方がない。 台湾の交通環境を一変させたが…… この日初の新幹線輸出の「成功例」と喧伝されている台湾新幹線が、いま経営危機に瀕しており、3月にも経営破綻し、政府による接収が不可避ではないかと言われている。乗客でいっぱいになった台湾新幹線の座席に腰を沈めても、この新幹線が破綻寸前であるという事態がどうしても素直に飲み込めない。いったい、何が台湾新幹線

    日本輸出の台湾新幹線、「破綻」は必然だった
    iwamototuka
    iwamototuka 2015/01/24
    「台湾新幹線の発足時、6%の経済成長を台湾が続け、30万人の利用客が毎日乗ってくれるという前提ではじき出した利用者予測が響いた。」
  • 関空、「ようやく低迷脱出」の裏に見えた弱点

    大阪湾泉州沖に浮かぶ関西国際空港(関空)。12月3日、日航空(JAL)系の格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは、同社初の国際線となる関空-香港線を2015年2月28日から就航すると発表した。関空にとって1994年の開港から今年は20周年という節目。開港当初から国内・国際線ともになかなか路線が定着せずに旅客数が伸び悩む時期が長く続いたが、LCCという武器を得た関空は今、かつてない活況にある。 外国人客は3年前の2.4倍! 法務省入国管理局によると、2014年10月に海外から関空に到着し、日へ入国した外国人者数は30万2954人(速報値)と1年前から約10万人のプラス、1.5倍に拡大した。これだけでも驚きだが、実は3年前の2011年10月と比べれば約17万人増と2.4倍に激増している。 関空は就航当初、24時間運用が可能な国際空港として国内線と国際線を乗り継ぐ「ハブ空港」とし

    関空、「ようやく低迷脱出」の裏に見えた弱点
  • 製作者が明かす『宇宙兄弟』の舞台裏

    コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

    製作者が明かす『宇宙兄弟』の舞台裏
  • 夢を叶えたいなら大口を叩け!

    前回の記事(アマゾンの時代に書店員が担う役割とは?)で書いた隆祥館書店でのトーク&サイン会や、慶應義塾大学で行った講演会では、アンケートに多くの質問が寄せられた。 今回の著書は宇宙への夢を追う話だったので、やはり宇宙と夢についての質問が多かった。教育やキャリアから、読書、スターウォーズについての質問まであった。当日に答えきれなかった質問も多かった。 そこで、おそらく多くの人にとって興味があるだろう質問に、記事でお答えしようと思う。 1:自分もなんとなく夢がありますが、抽象的(大きすぎ)で、そのために自分が何をしたいのか、何ができるのか、悩んでしまいます。何かアドバイスはありますか? 夢を口に出して言うことです。家族や友人に宣言することです。言葉にすることで、夢が具体化し、同時に自分を後戻りできなくすることができます。叶えなければ恥をかく状況を作ることで、自分に最大限の努力を強制できます。

    夢を叶えたいなら大口を叩け!
  • スペースシャトル退役で米宇宙産業が激変 | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

    今、米国の宇宙産業は大きな変動の中にある。長らく米航空宇宙局(NASA)が宇宙への往復をスペースシャトルによって担ってきたが、2010年に退役。国際宇宙ステーション(ISS)への往復事業は、ロシアのソユーズ、そしてイーロン・マスクが率いるスペースXへと引き継がれた。 そうした中、NASAの施設は民間へのリースが始まっている。アポロを月に送った栄光の発射台39Aは、スペースXが使用している。ボーイングはNASAがフロリダ州ブレバード群に持つ多くの設備を借り受け、宇宙事業に腰を入れる。最後のスペースシャトルの船長を務めた人物が、ボーイングの宇宙事業の責任者に就任するなど、人材の大移動も起きている。民間シフトが進む宇宙事業の現状をブルームバーグがリポートした。

    スペースシャトル退役で米宇宙産業が激変 | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
  • 宇宙一孤独な人工物、ボイジャーの秘密

    今回出版された僕の著書のカバーには、青い海王星の写真を背景に、一機の宇宙船が描かれている。 「ボイジャー」、日語に訳せば「旅人」という名を持つ無人宇宙探査機だ。その名のとおり太陽系の星々を旅し、地球を旅立ってから35年後の2012年8月、ついに太陽系の果てまでたどり着いた船である。 ボイジャーは現在もおよそ時速6万キロもの速さで飛んでいるのに、35年もかかるとは、いかに太陽系は広いことか。 ボイジャーの太陽系脱出のニュースは日でも比較的大きく報じられたようなので、記憶に残っている方も多いだろう。 どうしてJAXAではなくNASAに行きたかったのかと、僕はよく聞かれる。日に残ることが嫌だったからでは決してない。ただ純粋に、子供の頃にあこがれたヒーローが生まれた地で働きたかっただけだ。 たとえば江夏や新庄にあこがれた野球少年は、将来、阪神タイガースに入りたいと思うだろう(ちなみに僕は阪神

    宇宙一孤独な人工物、ボイジャーの秘密
  • 2027年「リニア」、いよいよ今秋着工へ

    新幹線開業から半世紀、ついに今秋リニア着工へ 1964年10月1日6時0分。この日、超特急の東海道新幹線が開業、「ひかり」1号が東京駅から出発した。最高速度は時速210km。東京―新大阪間を、「ひかり」は4時間、「こだま」は5時間で結んだ。 実は新幹線は戦前から一部の工事が始まっていたため、中断を挟み1960年に工事を再開。以来、わずか約5年で、完成にこぎつけたのである。在来線と切り離した専用軌道、ATC(自動列車制御装置)の導入など、当時の設計思想は、今もしっかり受け継がれている。その9日後には東京オリンピックが開催。日は高度成長期の真っただ中にあった。 それから半世紀。この10月に新幹線は満50歳を迎える。それとほぼ同時期に着工を迎えるのが、超電導で浮上走行する「リニア中央新幹線」(以下「リニア」)だ。 リニアでは、車両に搭載した「超電導磁石」と地上にあるコイルで生じた磁力によって、

    2027年「リニア」、いよいよ今秋着工へ
  • NASAで学んだ“引っ張りだこ”の極意

    前回の記事("技術志向"がNASAで通用しない理由)では、勤めて一年になるNASAジェット推進研究所(JPL)におけるプロジェクト・ベースの職場の仕組みを紹介し、その中で「プチ失業」をするという失敗体験をしたことをお話した。 そして、その体験から、目的志向の技術の売り込み方を学んだことを書いた。今回は、そこから学んだもうひとつのこと、すなわち組織内における「自分の売り込み方」についてお話しようと思う。 新入りという立場にある者は、何事も不慣れであるが故に、何かと過剰反応してしまうものである。僕の「プチ失業」も、NASAジェット推進研究所に転職してから1年経ってみて、どうやらそんなに大げさに言うほどのものではないことがわかってきた。 というのも、プロジェクトやタスクが切られることは日常茶飯のことなのだ。花でも生けるかのように、気軽にチョッキンチョッキンと切る。 いちいち研究所全体の合意を取ら

    NASAで学んだ“引っ張りだこ”の極意
  • 宇宙を目指す?最強の”美女医”登場

    コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

    宇宙を目指す?最強の”美女医”登場
  • 平成のゼロ戦、「心神」が年内初飛行へ

    宮崎駿監督の最後の長編アニメ映画「風立ちぬ」、そして百田尚樹原作の「永遠の0(ゼロ)」の興行ヒットで、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)への人々の関心や哀愁の念が高まっている。そんな中で、日人の心をさらに引きつけそうな呼び名を持つ「平成のゼロ戦」が今年中に登場する。 将来の国産ステルス戦闘機の試作機となっている「先進技術実証機」(通称・心神=しんしん)が、年内に初飛行するのだ。小野寺五典防衛相が4月10日の参議院外交防衛委員会で、心神の今年中の初飛行を改めて明言した。 防衛省技術研究部(技)の関係者は「もともとゴールデンウィーク明けの5月にも心神をマスコミ陣にロールアウト(お披露目)する予定だったが、数カ月遅れている。初飛行は今年ぎりぎりになるかもしれない」と述べた。 ゼロの遺伝子を持つ「心神」 試作機とはいえ、事実上の「日の丸ステルス機」の第1号となるのが、心神である。技は、1995年度か

    平成のゼロ戦、「心神」が年内初飛行へ
    iwamototuka
    iwamototuka 2014/04/20
    いよいよか
  • 宇宙の果てを探求する「精密窯業」の凄み | 成毛眞の技術探険 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

    iwamototuka
    iwamototuka 2014/03/17
    「実はオハラは、すばる望遠鏡では苦汁をなめている。あの8.2メートルの主鏡に使われたガラスは、コーニング製なのだ。」
  • 「艦これ」が火付け役!タブレット市場に異変

    「いわゆる“ガラパゴス”ではないが、日はユニークな市場ということなのでしょう」。世界的に事業を展開する大手PCメーカー幹部はこう苦笑する。 日のタブレット(多機能携帯端末)市場において、米マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」搭載型の存在感がにわかに高まっている。 調査会社BCNによれば、2月のウィンドウズ搭載型タブレットの国内シェアは15%(台数ベース)。1年前は3%台のシェアで低迷していたが、昨年後半から急上昇した。販売台数の増加率も、前年同月比で5倍を超える伸長ぶりだ。 これは世界的に見ても日だけの事態だ。米調査会社ガートナーが3月3日に発表した全世界のタブレット販売統計では、ウィンドウズ搭載型のシェアは2013年暦年でわずか2%。10~12月を抜き出してみても「日以外は、この傾向に変化がない」(ガートナーの佐藤篤郎シニアアナリスト)。 PC市場では確固たる地位を築いているウィ

    「艦これ」が火付け役!タブレット市場に異変
  • 宇宙飛行士に見る、"頂点到達後"のキャリア

    明日7日、アジア初の国際宇宙ステーション(ISS)船長となる若田光一宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ。 若田飛行士は、間違いなく、世界の宇宙飛行士トップに立つ力量も人望もある。「しかし、それだけで船長になれるほど、この世界は甘くない」と、同僚にあたる野口聡一宇宙飛行士は言う。ISSは世界15カ国が参加する国際協力プロジェクト。船長の座は各国が狙うプラチナチケットであり、それをめぐっては「壮絶なせめぎ合い」があるというのだ。 ここで重要になるのが、各宇宙機関のマネジメントなどさまざまなレベルで行われる「宇宙外交」だ。 中でも重要なのが宇宙飛行士レベルでの交渉だが、その一端を担うのが、JAXA宇宙飛行士グループ長、つまり“リアル課長”である野口である。8人の日人宇宙飛行士の長として、日人の宇宙飛行機会を「取りに行く」のが野口の仕事のひとつだ。 野口の交渉の相手は、NASAやロシア、欧州の宇宙飛行

    宇宙飛行士に見る、"頂点到達後"のキャリア
    iwamototuka
    iwamototuka 2013/11/06
    「ぶっちゃけて言えば、『NASAは高速道路局』のようなものですね。宇宙にインフラを作っている公共機関。そこに極端なモラルとか技術レベルを求めるほうがおかしい」
  • さすがにアップルがかわいそうになってきた

    新世代リーダー予備軍とも言える10代の優秀な若者は、どんな未来を描いているのか。「スーパーIT中学生」「スーパーIT高校生」として早くから独自の道を切り拓いてきたデジタルクリエー ターの灘高生が、未来予測を発信。ITや政治、経済、教育、ときにはアイドルや女の子ネタまで、感度の高い移り気なアンテナがキャッチするまま書き連ねる。 アップルに対する考え方を変えなければならない 10月22日、アップルの今年の新製品発表会が、おそらくすべて終わりました。 今年も、われわれの概念を根底から覆すような製品は発表されず、既存製品の堅調な進化のみにとどまったと言ってよいでしょう。 ボク自身、心の奥底で少し期待していたので、残念だというのが率直な気持ちです。しかし、ボクたちはそもそもアップルに対する考え方を変えなければならないのかもしれません。 アップルにジョブズが復帰して以降、パラダイムシフトを起こすまでに

    さすがにアップルがかわいそうになってきた
    iwamototuka
    iwamototuka 2013/10/29
    「ジョブズ復帰以降、数回しかなかったエポックメイキングな出来事をつねに期待して、当然、それは滅多に起こらないのに怒って失望する。」
  • 宇宙飛行士の母たちは、子をどう育てたか?

    宇宙飛行士たちと接していると、生来の明るさや忍耐強さなど、小さい頃からのご両親の育て方の影響が大きいのだろうなと感じることが多々ある。 誰とでも心を開いて信頼関係を築き、先が見えない状況でも地道な努力を続ける彼らは、たとえ宇宙飛行士にならなくても、社会の第一線で活躍していたに違いない。こうした資質は、訓練プログラムによって磨かれる部分もあるが、幼少期から育まれる要素も大きい、と宇宙飛行士選抜試験を担当したJAXAの山口孝夫氏が言っていた。たとえばチームワークは、立場の違う人たちと切磋琢磨しあう経験を重ねることで培われていくものであり、付け焼き刃的に身に付けるのは難しいという。 そこで今回は番外編として、宇宙飛行士を育てたお母様たちを直撃。いったい、どのように宇宙飛行士を育てたのですか? 自宅でインコを解剖する古川家 「わが家には教育方針や子育てのポリシーなどなかった。ただ、面白いことを子ど

    宇宙飛行士の母たちは、子をどう育てたか?
  • 世界最高のストレス環境?宇宙船サバイバル

    現代社会、特に会社組織はストレスにあふれ、それを感じずに生きるのは難しい。ではいったい、ストレスとどのように向き合っていけばいいのか。 そのヒントが宇宙にある。国際宇宙ステーション(ISS)はさまざまなストレスがかかる「最高級」のストレス環境だ。にもかかわらず、宇宙飛行士たちは、約6カ月のもの間、宇宙空間で生活し仕事をしている。実際、宇宙飛行士達を見ていると打たれ強く、オンとオフの切り替えも見事。きっとストレスマネジメントの「ノウハウ」があるに違いない。 そのノウハウを熟知するのが、「宇宙医学専門医(フライト・サージャン)」と呼ばれる人たちである。フライト・サージャンの仕事は、宇宙飛行士の選抜、養成、健康管理を行うこと。国際会議のひとつである多数者間宇宙医学委員会で認定を受けなければならず、その数は経験者を含めても日国内では10人ほどしか居ない。彼らを束ねるのが、JAXAの総括医長である

    世界最高のストレス環境?宇宙船サバイバル
  • 邦人初!宇宙飛行士トップの「上り詰める」力

    生まれながらにして「リーダー」の素質を持っている人はまれだろう。この秋、4度目の宇宙飛行に飛び立ち、日人初の国際宇宙ステーション(ISS)船長として、宇宙飛行士チームの指揮をとる若田光一でさえ、「自分はリーダーとして人の前に立つようなタイプではなかった」と言う。 ISSの船長と言えば、エリートぞろいの世界の宇宙飛行士約100人のトップに立つ存在だ。しかし、過去の記事で書いたように、宇宙飛行士選抜試験で選ばれたとき、若田は飛び抜けて高評価を得ていたわけではなかった。若田自身も「受験者は世界で活躍する科学者や技術者が多く、選ばれたときは『なぜ自分なのか』と思った」と語っている。 だが若田はその後、飛躍的な進化を遂げる。日人で初めて、宇宙でロボットアーム操作や船外活動を担当できるNASA宇宙飛行士(ミッションスペシャリスト)の資格を取り、日人で初めてNASA宇宙飛行士室のロボットアーム教官

    邦人初!宇宙飛行士トップの「上り詰める」力
    iwamototuka
    iwamototuka 2013/08/29
    「宇宙の現場で使う英語は、いわば「戦争映画の戦闘シーンで使う英語」に近い。用語が特殊でスピードが速い。「獣医出身のアメリカ人の同級生は『俺も全然わからないから気にするな』と言ってくれました」」
  • 宇宙飛行士が鍛える、「上司にモノ申す」技術

    チームが大きな成果を出せるかどうかは、リーダーにかかっていると言われることが多い。 だが、人間とはミスを犯すものだし、つねに正しい人などいない。リーダーが間違いそうになったとき、ミスを的確に指摘し、よりよい案を進言してくれる”強い部下”がいるかどうか。それが、チームが飛躍するか、危機を回避できるかを左右するのではないだろうか。 危機と言えば、その最たる例が航空機事故だ。トラブルの兆候を見つけたクルーの意見を機長が聞かなかった、あるいは進言できる関係でなかったために事故が起こった例が過去に相次いだ。最近のアシアナ航空機事故でも、機長と副機長の意思疎通がうまくいかなかったことが事故の一因ではないかという指摘もある。 人命にかかわる例でなくても、上司の経営判断に対して現場を知る部下が進言しなかったために誤った判断が行われ、重大な失敗につながることは多い。 こうした失敗を避けるために、NASAなど

    宇宙飛行士が鍛える、「上司にモノ申す」技術
    iwamototuka
    iwamototuka 2013/07/30
    「『沈黙は金』ということわざがありますが、宇宙ではまったく通用しません。わかったときは『わかった』と言ったほうがいいし、異常に気がついたら『気づいている』と声を上げることが求められます」
  • 宇宙飛行士界に見る、30代から「伸びる人」

    採用試験で、こちらが求める資質を持つ人を選び出すのは、とても難しい。できれば「伸びしろ」がたっぷりある人を選びたい。逆の立場から言えば「選ばれる」のは至難の業だ。どこがどう見られるのか、見当がつかない。 いったい、「選ばれる人」は何が違うのか。その答えを持つひとりがJAXAの山口孝夫さんだろう。山口さんは、おそらく日の選抜試験の中で最も厳しい、宇宙飛行士選抜試験の基準作りにかかわった人だ。2009年に963人の応募者の中からJAXA宇宙飛行士候補者3人が選ばれた際に、その選抜基準を作り、実際に審査を進めた事務局の中心人物のひとりである。 日の宇宙飛行士の選抜基準は、世界でいちばん厳しいと言われる。NASAでは多いときで約100人の宇宙飛行士がいて、中には飛ばないまま終わる人もいた。だが人員と予算が限られた日では、「飛ばない宇宙飛行士」を抱える余裕はない。確実に番一発勝負で仕事を成功

    宇宙飛行士界に見る、30代から「伸びる人」
    iwamototuka
    iwamototuka 2013/07/09
    油井さんパネェ
  • "新人"宇宙飛行士が体得した、異文化理解

    外国人と仕事をする際、まず欠かせないのは語学力だ。だが語学が堪能でも考え方や生活習慣の違いなどに戸惑い、なかなか溝が埋められないと感じたことはないだろうか。 それは、宇宙飛行士の世界でも同じだ。国際宇宙ステーション(ISS)では、米国とロシアの宇宙飛行士が2000年から共に生活し始めた。かつて対立していた2大国は歴史文化が異なるだけでなく、宇宙船の設計思想や訓練方法も対照的だった。 世界中に「アメリカ村」をつくる米国 では、どのように相互理解を深めているのか。まず、アメリカは異文化対応で独特のアプローチを取る。世界のどこにでも「アメリカ」を作ってしまうのだ。 たとえば日の米軍基地内にはアメリカンスクール、米国の料品店、ゴルフ場まである。同様に、ロシア人宇宙飛行士が生活し訓練するモスクワ郊外の「星の街」には、訓練で滞在する米国人用にNASAコテージを作ってしまった。コテージ地下にはトレ

    "新人"宇宙飛行士が体得した、異文化理解