今年1月に閉館した千葉県銚子市の民間水族館「犬吠埼マリンパーク」で、イルカやペンギンなどの引き取り手が決まらない状態が続いている。同館の運営会社が餌やりなどは行っており、健康状態に問題はないというが、動物保護団体が事態の改善を訴えたのをきっかけに、市に対応を求めるメールや手紙が殺到。市側は「監督権限がなく、民間企業の問題に介入もできない」と困惑している。 市などによると、同館は1954年、太平洋に臨む犬吠埼で市営水族館として開館し、63年に民間に売却された。現在の施設は74年に新築、93年に改修されたが、入館者の減少や老朽化のため閉館した。 動物愛護法に基づき、月1回程度の立ち入り調査を実施している県によると、最新調査の7月26日時点で、雌のバンドウイルカ「ハニー」、フンボルトペンギン46羽のほか、魚類や両生類が展示スペースに残されており、飼育スタッフが世話を続けている。
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