路線バスの運転手が不足する中、住民や観光客の新たな移動手段を確保しようと、明日香村で、自動運転のバスを運行する実証実験が始まりました。 自動運転バスの実証実験は、奈良県内では2例目で、明日香村では近鉄飛鳥駅と高松塚古墳、それにキトラ古墳を結ぶ4キロ余りの区間で8日から始まり、午前中、県や村の関係者による体験乗車が行われました。 バスは15人乗りで、緊急時に備えて運転手が乗っていますが、車体に取り付けられたセンサーやGPSの情報などをもとに、あらかじめ決められたルートを走ることができます。 体験乗車で、バスは交差点で速度を落としてゆっくり止まったり、駐車場から道路に出る時になめらかに右折したりするなど安定した走行を見せていて、乗っていた人たちは乗り心地などを確かめていました。 実験は今月18日まで行われ、県や村では今後、安全性などを検証することにしています。 路線バスの運転手が不足する中、県