このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 ペンシルベニア大学などに所属する研究者らが発表した論文「Information content of note transitions in the music of J. S. Bach」は、音楽作品を情報ネットワークへと変換し、作品が内包する情報量と伝達効率を調査した研究報告である。この研究では、バッハの楽曲を情報ネットワークとしてモデル化し、楽曲が持つ情報量とその情報をいかに効率よく伝達するかを定量的に評価する。 手法の第一歩として、楽曲の各音符をネットワーク上のノードとして捉え、音符間の遷移をエッジで結び付けている。このエッジは指向
【読売新聞】 明るくエネルギッシュなメロディーと印象的な歌詞――。2004年に発売された松平健さんの大ヒット曲「マツケンサンバ2」が、若い世代を中心に再び脚光を浴びている。約20年たった今も人々を魅了し続ける理由は。(松本彩和) ミ
名古屋音楽大(名古屋市中村区)は来年度、オーケストラなどの指揮者を養成する専門課程を新設する。同大によると、中部地方の大学では初めて。プロに加え、今後の需要増が見込まれる学校部活動の外部指導者らを育てる狙いがある。 現在、国内で指揮を専門的に学べる大学は東京芸術大や京都市立芸術大、桐朋学園大(東京)など5校程度しかない。卒業後のプロへの道が限られることに加え、通常の授業でピアニストを2人要するなど、楽器や歌の習得に比べて課程の運営に多額の費用がかかることも背景にあるという。
全国各地でアマチュア歌手が歌声を競うNHKの長寿番組「NHKのど自慢」が、4月2日の放送回から改編され、バンドの生演奏だった出演者の伴奏がカラオケに切り替えられる。NHKは「誰でも、どんな曲でも、気軽に挑戦できるようにした」と理由を説明するが、生伴奏を根強く支持するファンも多く、バンドによる演奏を惜しむ声が聴かれた。 改編では番組ロゴや舞台セットを一新し、冒頭のテーマソングはバイオリニスト、葉加瀬太郎さんの演奏にリニューアルされる。司会は、小田切千アナウンサーに代わり、二宮直輝、廣瀬智美の両アナウンサーが交代で務める。伴奏はこれまで、地域ごとでミュージシャンがバンドを編成していたが、カラオケに統一される。名物である合格・不合格を伝える「鐘」は、鐘奏者の秋山気清さんが番組を卒業、各地の地元オーケストラの打楽器奏者が行う。NHKは「訪れた地域のみなさんとお近づきになるために生まれ変わります」と
「THE FIRST TAKE」は、一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル。 第284回は女性VTuberグループ「ホロライブ」の0期生であり、メンバーの中でも高い歌唱力を誇る星街すいせいが初登場。 披露するのは1st Album『Still Still Stellar』のリードトラックであり、聴いてくれる人たちを勇気づけたい、という想いから生まれた楽曲「Stellar Stellar」。 今回のためだけに用意されたオリジナルのアコースティックアレンジと共に、「THE FIRST TAKE」史上初の試みとなるVTuberの一発撮りに挑む。 Acoustic Guitar: TAKU INOUE Piano: Hironao Nagayama STREAMING&DOWNLOAD: https://cover.lnk.to/stillstillstellar
1939(昭和14)年に発表されたが、歌い継がれずに幻となった和歌山県テーマソング「県勢歌」。県立博物館(和歌山市)の調査で、大阪毎日新聞(現・毎日新聞)の記事から楽譜と歌詞が見つかった。判明した全容を館のパネル展「よみがえる『和歌山県 県勢歌』」で紹介。音声合成ソフト・ボーカロイドによる歌唱を館ホームページや会場のQRコードで公開している。展示は3月5日まで。 県では48年、現在も歌われる山田耕筰作曲、西川好次郎作詞の「県民歌」が制定されている。20年ほど前から時折、「終戦前に歌った県の歌について教えてほしい」と、高齢者から歌詞や楽譜の問い合わせが県に寄せられたが、既に関係資料は処分され回答できなかったという。2022年10月になり作曲者、鈴木富三さん(1997年死去)の横浜市在住の遺族、鈴木徹さんから、義母の記憶を頼りに書かれた楽譜や、作曲当時の写真…
誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」が、JR岡崎駅(岡崎市羽根町)の自由通路西口に登場した。市内のピアノ教室に通う四人が二十三日、記念演奏を披露し、構内に華やかな音色を響かせた。...
世界地図上にマッピングされたポイントをクリックすることで、その地域の民族にゆかりのある音楽を再生できる。例えば日本の東北地方なら、安全を願うために歌われてきた「津軽山唄」、東京都なら作業時に歌われてきた「木遣節」がある。他にもヨーロッパやアフリカ、米国など世界各国の伝統音楽が聞ける。 2017年に暫定版としてデータベースを一度リリースしていた。研究チームは、改めて楽曲の種別や特徴などを見直し、呼吸方法や楽器情報など、より詳細な情報や会話などの音楽ではない音源も加え、データの正確性を上げて再度リリースしたという。 データベース中の全ての楽曲は、個人や研究での利用など非営利での使用を推奨しており、著作権とその文化継承者が許す範囲内のみで利用できる。今後も継続的に新しいデータも追加していくという。研究チームは「Global Jukeboxが他の研究者に刺激を与え、音楽の伝統や文化の進化に関する多
恵まれた立地と充実した教育環境 私は多くの音楽大学にうかがう機会をいただいていますが、どの音大も抜群の教育環境を整えています。 例えば指揮者の小澤征爾さんなど世界的な音楽家を多く輩出し、私立ナンバー1の呼び声が高い桐朋学園大学。新宿からキャンパスまで30分程度で行ける調布市内の閑静な場所に広大な敷地を有しています。東京音楽大学は著名人や財界関係者の住まいがある代官山、武蔵野音楽大学は、池袋から西武池袋線で6、7分の江古田といった具合で、近年大学の都心回帰が叫ばれる中、ほかの多くの一般大学がうらやむ、恵まれた立地条件にあります。 しかもキャンパスにはいくつものコンサートホールや防音がしっかり施された練習室などの充実した設備を有しています。最近は校舎の建て替えも盛んで、新しいキャンパスが続々とオープンしており、まさに音楽を学ぶにはうってつけの環境です。 授業は専攻楽器や歌などの個人レッスンや、
21年3月には「歌や演奏が苦手な子供でも、音楽の授業に前向きに取り組んでもらいたい」として、教育機関向けソフト「ボーカロイド教育版II for iPad」の導入を発表。4月から本格的な利用を進めている。 ボーカロイド教育版II for iPadは、ヤマハが提供する音楽制作アプリだ。ユーザーはメロディをブロックのように並べ、歌詞を入力することで曲が作れる。ピアノやギターの音源を使って伴奏を作る、歌詞を英語で入力するといった機能も搭載している。 では、教育のICT化を進める岡崎市の学校では、ボーカロイドを使ってどんな授業を行っているのか。岡崎市立南中学校(以下、南中学校)に話を聞いた。 音楽を学んでこなかった生徒も活躍できるように 文部科学省が21年度に本格導入する新学習指導要領では、中学校の音楽は「表現領域」と「鑑賞領域」の2領域で構成されている。このうち表現領域は「歌唱」「器楽」「創作」と
愛知県岡崎市は3月12日、市内の全市立小中学校にヤマハが提供する音楽制作アプリ「ボーカロイド教育版II for iPad」を導入したことを明らかにした。「歌や演奏が苦手な子供でも、音楽の授業に前向きに取り組んでもらえるよう導入した」(同市)という。一部の学校ではすでに教材として活用しており、2021年度から本格的な利用を進める。 岡崎市は、文部科学省が“子供1人にPC1台”を目標に進める「GIGAスクール構想」を受け、教育のICT化を目指す独自の施策「岡崎版GIGAスクール構想」を推進している。2020年8月から12月にかけて市立校に通う全小中学生(約3万4000人)にiPadを配布した他、市内の全市立小中学校(小学校47校、 中学校20校)のネットワーク環境を整備した。 すでにボーカロイド教育版II for iPadを活用している岡崎市立南中学校では、俳句にメロディをつけて作曲する授業な
「ピアノっていつの間にかポップカルチャーに…」というエントリもあるので実体験から書いてみようと思う。 1990年、まだバブル崩壊の恐怖を味わってなかったころ、日本のピアノブームは少々は残存していた。かつて労働者層が輸入楽譜を購買することはなかったのだが、1990年の段階では普通に買うようになっていた。園田高弘さんのような堅物も残っており、横山幸雄さんがショパン国際ピアノコンクールで第3位を得たと同時に、日本の田舎と地方は一斉にピアノ熱が高まったといっても過言ではないだろう。 その1990年代、今の韓国と中国がやっていたことと、全く同じことを日本がやっていた。マイナー国際やローカル国際は、あっという間に日本勢が技術力で占拠してしまうので、コンクールになりえないとまで言われた。ただ、現代音楽のピアノ演奏はハードルが高すぎたのか、ブライアン・ファーニホウさんのLemma-Icon-Epigram
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