Perlとdbm いまでは省みられることも少なくなりましたが、Perlには1989年にリリースされたバージョン3.0以降、dbmと呼ばれるシンプルなデータベースにアクセスする機構が標準で組み込まれています。このdbmは、いわゆるリレーショナルデータベースとは違ってキーと値の組み合わせをディスクに保存できるだけのものですが、ハッシュ(当時はまだ連想配列と呼んでいました)と結びつけることでタブ区切りファイルなどを読んでいくより高速に検索ができたため、ユーザ環境に永続的なデータを保存する手段のひとつとして重宝されていました。Perl 3/4の時代にはdbmopenというコマンドが使われていましたが、この機構はPerl 5になって一新され、いまではより汎用的なtieというコマンドを使うことになっています。この仲間としては古くからあるBerkeley DBやGDBMなどのほか、最近では平林幹雄氏のT
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