収益を生む施設への転換――。政府が目指すGDP(国内総生産)600兆円の達成に向け、日本のスタジアム・アリーナ関連ビジネスへの成長期待が高まっている。2016年9月末に開催されたイベント「スタジアム&アリーナ2016」(主催:英ALAD社、横浜アリーナ)では、「スポーツ施設の設計と建設の動向」と題したパネル・ディスカッションが開催され、業界のキーパーソンが集結した。 同ディスカッションのモデレーターは筑波大学 体育系 准教授 高橋義雄氏。そしてパネリストは、竹中工務店 大阪本店設計部設計第4部長の大平滋彦氏、梓設計 常務執行役員 設計室永廣スタジオ・リーダーの永廣正邦氏、山下ピー・エム・コンサルタンツ代表取締役社長の川原秀仁氏の3名である。 竹中工務店は日本の“スーパーゼネコン” 5社の1社。東京ドーム、札幌ドーム、大阪ドーム、名古屋ドームなど国内の主要ドームを手がけた実績がある。梓設計は
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