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ブックマーク / number.bunshun.jp (120)

  • チェルシー悲願のCL制覇を達成した、モウリーニョ門下生達が見せた“魂”。(山中忍)

    ビラスボアス監督のもと、極度の不振に陥っていたチェルシーだが、3月初旬にディマッテオ監督が就任すると調子を上げ、欧州の頂点へと駆け上がった。 チェルシーの「信念」は揺るがなかった。今季のCLで、敗退の危機を幾度も乗り越えてきた集団は、“敵地”アリアンツ・アレーナでの決勝でも、チーム来のサッカーに対する自信と、悲願の欧州制覇への執念を胸に、勝利を実現した。 立ち上がりからバイエルン・ミュンヘンに押され続けても、うろたえる様子は見られず。致命傷と思われた83分の失点は、5分後に帳消しにして、延長戦へと望みをつないだ。そして迎えた、運命のPK戦。0対1のスタートに悲劇が予想されたが、最終的には4対3で歓喜のフィナーレを迎えたのだった。 「折れない心」。この無形にして強大な力なくして、チェルシーの優勝はあり得なかった。 試合内容を示す数字に見るバイエルン対チェルシーは、ポゼッションの割合が6対4

    チェルシー悲願のCL制覇を達成した、モウリーニョ門下生達が見せた“魂”。(山中忍)
  • レアルとアヤックスの「顧客」は誰か?利益モデルが企業を特徴づける。(葛山智子)

    1992年にアヤックスの下部組織に入団したスナイデルは、2012年にトップチームデビュー。5シーズン在籍しゴールを量産した。2007年にレアルへ移籍。2009年にインテルへ移籍後はセリエA5連覇、イタリア史上初の3冠達成に貢献している。 2011-12チャンピオンズリーグ。レアル・マドリーと昨年の覇者バルセロナが準決勝で姿を消し、バイエルンとチェルシーの決勝となった。 予想外のカードながらも、どちらが欧州王者の座につくかを注目している読者も多いことであろう。あるいは、バルセロナの名将、グアルディオラ監督の退団表明を受けて、来季に思いをはせるファンもいることだろう。 それと同時に、世界でもっとも豊かなスポーツクラブであるレアルをビジネスの側面から考えることも興味深い試みではないだろうか。 筆者はアメリカのオハイオ大学経営大学院でスポーツビジネスを学び、現在グロービス経営大学院でマーケティング

    レアルとアヤックスの「顧客」は誰か?利益モデルが企業を特徴づける。(葛山智子)
  • 「アツいぜ!チケット」返金続出で考えさせられた“ファンのあり方”。(鷲田康)

    「最高のプレーをしても『金を返せ』と言われるんじゃ選手のモチベーションが下がるだけだよ」と語った中畑清監督。ただし、この企画のネタでスポーツ新聞の一面を飾るなど、宣伝効果は抜群だったという声も……。 スポーツ紙の記者になったころ、一番嫌だったのはナイターシーズンの内勤仕事だった。 ナイターをやっているときに、会社で細かいメモなどの原稿や写真のキャプションを書くのが役割だが、実はもっと大事な仕事が待っていたのである。 それは巨人が負けたときの苦情電話の処理係だった。 会社に入った当時は、まだ各部署がダイヤルインではなかった。代表番号(これが新聞には必ず載っているから始末が悪い!)にかかってくる電話を、交換台のお姉さまたちがつないでくれるシステムだった。ナイターで巨人が負けたときにはデスクの脇のいくつかの電話が“苦情専用”となって、試合終了直後からひッきりなしに鳴り響くのである。 「読者からで

    「アツいぜ!チケット」返金続出で考えさせられた“ファンのあり方”。(鷲田康)
  • 打倒バルセロナを果たした原動力。CL決勝に臨むチェルシーの武器とは?(山中忍)

    バルセロナに引導を渡すゴールを決めたF・トーレス。プレミア史上最高の65億円で移籍しながら不遇をかこっていた男が、土壇場で大きな仕事をした。 チェルシーのCL決勝進出が決まった直後、在籍11年のベテランMF、フランク・ランパードは言った。 「世間の人は“ビューティフル・フットボール”が観たいと言うのだろうけど、チェルシーの選手として過去最高の瞬間だ」 たしかに、チェルシーのサッカーは美しくなかった。アンドレ・ビラスボアスが指揮を執り続けていれば、バルセロナに真っ向勝負を挑んでいたかもしれない。今年3月、就任8カ月で解雇された前監督は、ショートパスを主体に攻める「美学」にこだわる指揮官だった。 しかし、暫定で後を継いだロベルト・ディマッテオ監督の任務は、最大限可能な結果を残すこと。バルセロナの壁を越えれば、その先には、PK戦で敗れた2007-08シーズン決勝の雪辱と、クラブ史上初のCL優勝に

    打倒バルセロナを果たした原動力。CL決勝に臨むチェルシーの武器とは?(山中忍)
  • 海外移籍を経験したから分かった、細貝萌の見る“Jリーグの現在地”。(木崎伸也)

    2010年12月に複数年契約を結んだレバークーゼンから、当時2部だったアウクスブルクへレンタル移籍をし、チームの1部昇格に貢献。今季はボランチのレギュラーに定着し、チームが残留するため奮闘している。 この新連載の前回において、サンフレッチェ広島のミハエル・ミキッチの「日の若手はなぜ外国のリーグに行きたがるかわからない」という“語録”を取り上げたところ、予想以上に大きな反響があった。かつてないほどに日人選手が欧州に移籍するようになった今だからこそ、「Jリーグの現在地」を正しく理解することが求められているのだろう。 ただ、前回の原稿の中で、少しばかり説明が足りなかったと反省している部分もある。それはミキッチがブンデスリーガを離れてからすでに6年ほどが経過しており、彼が持っているドイツサッカーの印象はやや古くなっている可能性があるということだ。 2部のアウクスブルクが1部へ昇格する原動力とな

    海外移籍を経験したから分かった、細貝萌の見る“Jリーグの現在地”。(木崎伸也)
  • 安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)

    当初はFWとしてプレーしていたが、1999年にディナモ・ザグレブの監督に就任したオズワルド・アルディレスにサイドプレーヤーへの転向を促され、以降、サイドを主戦場として活躍。サンフレッチェ広島に加入した初年度も右サイドのレギュラーとしてシーズン4位という好成績に貢献した。 今、Jリーグにとって最も悩ましい問題のひとつは、若手のヨーロッパ流出だろう。2010年W杯以降、香川真司、内田篤人、宇佐美貴史、大津祐樹といったリーグの見所となりうるタレントたちが次々と日を離れ、この夏もセレッソ大阪の清武弘嗣や柏レイソルの酒井宏樹の海外移籍が噂されている。 ドイツに6年間住んだ経験がある筆者としては、リスクを冒して移籍する若手選手たちの気持ちがわかる気がする。Jリーグである程度の結果を出せば未知の世界で力を試したいと思うのが自然だし、言葉も通じない異文化に飛び込むことで価値観が変わって劇的な成長を遂げる

    安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)
  • <最終ラインのキーマン> なぜ今野泰幸はザックに重宝されるのか。(二宮寿朗)

    数多くの代表選手の中で、唯一の存在である。 ザックジャパン発足後、全てのAマッチに先発。 不動のセンターバックとしてチームを支える。 これほど指揮官の“寵愛”を受けるのはなぜか。 人の回想をもとに、その要因を探る。 記者席が軽くざわついた。 2月24日、アイスランドを大阪長居スタジアムに迎えた親善試合。残り10分を切ったところで交代ボードに「15」がともった。 今野泰幸が駆け足でタッチラインに向かう。アルベルト・ザッケローニが監督に就任して以降、続いていたAマッチ連続フル出場は17で止まった。 「今野は他のディフェンダーにはない特長を持っている。でもこのチームは彼を欠いても機能するまでに成長したということ。夜はぐっすり眠れるよ」 指揮官は試合後の会見で交代の理由に言及した。裏を返せば、“今野の存在がいかに重要か”を強調しているようなものだった。 ザッケローニの目指すサッカーになぜ、今野が

    <最終ラインのキーマン> なぜ今野泰幸はザックに重宝されるのか。(二宮寿朗)
  • <日本代表の“頭脳”が語る> 遠藤保仁 「負けている時こそ原点に立ち返れ」(佐藤俊)

    格下ウズベキスタン相手に喫した、まさかの敗戦。 後半早々の失点に焦りが広がる中、卓越した観察眼をもつ ベテランにだけ見えていた、ピッチ上の“風景”とは――。 2月29日、ブラジルW杯3次予選ウズベキスタン戦の後半9分だった。 たぶん、香川真司がシュートで終わっていれば何の問題もなかっただろう。だが、長友佑都への微妙なパスがカットされ、痛烈なカウンターを喰らってしまった。 その刹那、遠藤保仁は、長友が上がったサイドの裏のスペースに向かって走った。最初は4対4の同数だったが、ナシモフとシャドリンがゴール前に走り、4対5の数的優位を作られてしまう。遠藤の必死の帰参も実らず、右サイドから絶妙なクロスを入れられ、ゴールを割られた。 「ゴール前に2人、入って来られた時点で勝負ありだった」 遠藤は呆然として、ゴールに転がったボールを見つめていた。 ウズベキスタンのベンチは総出で得点者シャドリンを迎え、沸

    <日本代表の“頭脳”が語る> 遠藤保仁 「負けている時こそ原点に立ち返れ」(佐藤俊)
  • [ガンバ大阪 FWイ・グノが語る] 高みを目指して挑戦を続ける。 [Feature] - - Number Web - ナンバー

    ガンバ大阪そして、韓国代表でも活躍するイ・グノ。 韓国と日をよく知る彼が、世界各国で高い評価を受けている パナソニックの電気シェーバー・ラムダッシュの最新モデルを体験。 両国のサッカースタイルや身だしなみの違いなどを聞いた。 今シーズン、チームのエースとしてガンバ大阪を牽引したイ・グノ。その活躍はJリーグに留まらず、韓国代表でもメンバーの常連となっている。日韓国、両国のサッカーをよく知る彼は、プレースタイルの違いをこう分析する。 「日サッカーはとにかくきれいなプレー、ボールを回してしっかりと繋いでいくことを大切にします。それに対して、韓国はゴールに直接結びつく、ロングパスを使ったパワープレーが重視されますね」   どちらのプレースタイルが好みなのか、と尋ねると「両方が混ざり合えばいいのに」と笑いながら答えた。「ガンバのパスサッカーはプレーしていてすごく楽しいですね。ただ、FWとし

  • <私とカラダづくり> 遠藤保仁 「30代で伸びるヤット式“ゆるトレ”」(近藤篤)

    理想のカラダは人それぞれ。みんな何かを変えたいと思ってる。 そこで雑誌Number Do「理想のカラダのつくりかた。」では、 100人のトレーニングを大公開。ウェブではサッカー日本代表・ 遠藤保仁選手のカラダづくりを特別公開します。 遠藤保仁、日本代表における不動のボランチ。所属するガンバ大阪においても日本代表においても、最も重要な選手であり、彼の代わりになる選手はいない。愛称はヤット。 サッカー選手といえば、有名ブランドの下着の広告に登場するような美しい肉体と厳しいトレーニングをイメージするが、ヤットはちょっと異なる。というか、かなり特殊だ。 ――ゆるいカラダは健在ですか? 「ゆるいですよ。ゆるいけど、代表の中盤の中で上半身の筋力は平均値よりぜんぜん上です、最近もらったデータによると」 ――カラダを鍛えることについて真剣に意識するようになったのはいつ? 「24歳くらいからですかね。レベル

  • <私とカラダづくり> 川澄奈穂美のトレーニングに潜入! 「理想はケモノのカラダです」(生島淳)

    あの人に学ぶカラダづくり。 世界と戦うアスリートから、合気道6段の思想家まで、 気になるあの人たちの、カラダづくりを覗いてみよう。 トップバッターは2011年のシンデレラガール、川澄奈穂美。 157cmのカラダで、なでしこを世界の頂点に導いた秘密とは? 神戸のジムを訪ねると、見事な筋肉を身にまとった彼女がいた――。 「理想のカラダは……ケモノのようなカラダです!」 開口一番、川澄奈穂美はそう言ったのだ。 でも、ケモノのようなカラダって、どんなカラダなんだろう? 「アスリートですから、見ていて美しいカラダってことじゃないですかね」 なでしこジャパンがW杯を制してから、周りは変化したけれど、川澄自身は以前とは何も変わることなく、毎日のトレーニングに励んでいる。「なでしこ」と聞くと淑女のイメージが強いが、実際の川澄奈穂美を侮ってはいけない。彼女は鍛え抜かれたアスリートだ。そんな彼女の理想のカラダ

  • 戦力外の男たちがリーガで快進撃!レバンテが過ごす「夢のシーズン」。(工藤拓)

    拠地「シウタ・デ・バレンシア」に飾られたレバンテの選手たちの巨大バナー。地元の盛り上がりを象徴している 他クラブで戦力外となったキャリア末期の選手達が行き着いた降格候補の貧乏クラブでプレーする喜びを取り戻し、第二の青春を謳歌しながら次々にビッグクラブを撃破していく。そんなアメリカ映画にありそうなコテコテのスポーツ群像劇が今、リーガ・エスパニョーラのレバンテを主役に現実のものとなっている。 年間予算2100万ユーロは1部最少、選手全員の年俸総額800万ユーロはリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド1人分にも満たない。36歳のDFバジェステロスを筆頭に、メンバーの大半は前所属クラブで戦力外となり、移籍金ゼロでレバンテに入った30代のベテランだ。8節マラガ戦では先発した11人中9人が30代で、リーガ最年長イレブンの記録を更新する平均31.45歳を数えた。 そんなチームが世界一の金持ちクラ

    戦力外の男たちがリーガで快進撃!レバンテが過ごす「夢のシーズン」。(工藤拓)
  • 日本ハムが貫いたドラフトの信念。菅野騒動で問われる球団の姿勢。(中村計)

    津田敏一日ハム球団社長が菅野の指名権獲得を確認した瞬間。「スカウティングと育成で勝ち続けるのが、ウチのモットー」と胸を張った津田社長 当にそうだろうか。 先日のドラフト会議で、日ハムが東海大の菅野智之を先方に何の断りもなく指名したことについて、一部の関係者が「失礼だ」と憤慨しているという。 しかし、指名する場合、事前に監督等に連絡を入れるのは「礼儀」ではない。あくまで球界の単なる「慣習」だ。 どのような展開になるのかもわからないのに、指名するであろう選手にいちいち連絡を入れていたのではキリがない。おそらく今年も、何の連絡もないままに指名を受けた選手は菅野だけではないだろう。 そもそも日ハムでは、ドラフト当日まで、誰を指名するかを知っているのはGMを始めとするほんの数名の幹部だけだ。 日ハムのスカウト、岩井隆之が明かす。 「僕は横浜でもスカウトをしていたんですけど、日ハムにきてび

    日本ハムが貫いたドラフトの信念。菅野騒動で問われる球団の姿勢。(中村計)
  • 第4回 フルマラソンを攻略する(川上康介)

    毎回、ランニング初心者向けに開催してきた「金トレ!」実践編。今回は、そのスペシャル編ということで、「第5回湘南国際マラソン」(1月23日開催)の参加者をtwitterで募集。11名のランナーを集めて、金哲彦さんによる“番4日前、直前講習”を開催した。 参加者のレベルはいろいろ。サブ3(3時間以内)狙いのランナーから、フルマラソンが初めてというランナー、10キロレースの参加者まで、年齢も男女比もバラバラだ。 さすがに金さんの話は分かりやすく、「目からウロコ」の参考になるポイントがたっぷり。レッスン内容は「湘南国際」だけに絞った話ではないから、これからフルマラソンを目指す人は必読。“金チルドレン”として、走り出そう! レースでは「タイムの貯金は、カラダの借金」。 「フルマラソンを完走しようと思ったときに、サブ4(4時間以内)以上を目指すかどうかで、トレーニングの質が変わってきます。4時間を切

    第4回 フルマラソンを攻略する(川上康介)
  • 第3回 正しいフォームを理解する part.2(川上康介)

    『Number Do』をきっかけにランニングを始めた人ならば、そろそろ走りも格化した時期ではないだろうか? 「ツライだけでなかなか距離が伸びない」、「どれだけ走ってもスピードがあがらない」、そんな壁にもぶつかりがちな頃。そこで3回目を迎えた「金トレ!」実践編では、金哲彦コーチの“十八番”ともいえる「体幹ランニング」ができるようになるエクササイズについてレクチャーしてもらった。 「体幹ランニング」と聞くと、腹筋や背筋をみっちり鍛えなきゃならないようなイメージがあるが、大切なのは筋肉に対する意識。準備運動に簡単なエクササイズを加え、普段動きの悪い筋肉が自然と動くように意識するだけで、走りが自分でも驚くほどに変わるのだ。 え、たったこれだけで!? きっとそんなふうに感じられるはず。百聞は一“走”にしかず。 レッツトライ! ――体幹を目覚めさせる準備運動―― (1) 肩甲骨の動きを滑らかに。 肩

    第3回 正しいフォームを理解する part.2(川上康介)
  • <バイエルン密着記> 宇佐美貴史 「自信がなかったらここにはおれへん」(佐藤俊)

    才能と自信を引っ下げてドイツへと渡った若き攻撃者。 欧州屈指の強豪クラブで並みいる猛者たちに囲まれ、 今、何を思うのか。19歳の前途をミュンヘンに追った。 「移籍って言うてもレンタルなんで。目標は完全移籍を勝ち取ること」 ドイツに渡航する直前、宇佐美貴史は、キッパリとそう言い切った。 ――でもバイエルンでは、かつて稲潤一がアーセナルで味わったような、まったく試合に出られないという状況に陥る可能性もある。 「……ありますね。ただ、どういう状況になっても腐らないで、努力を続けていこうと思ってます。ガンバでの1年目は、なかなか試合に出られんくてネガティブな気持ちにもなったけど、腐らずにやってきたから2年目につながったんやと思う。だから……心が折れない強さというか、今、何が自分に必要なんかと考えられることが、ドイツで生きていく上で肝になるんかなと思う」 ――最初が肝心。 「間違いないっすね。シー

    <バイエルン密着記> 宇佐美貴史 「自信がなかったらここにはおれへん」(佐藤俊)
  • クラブと広告主のwin-win効果を!Jリーグの新しい広告形態の模索。(木崎伸也)

    ドイツでは観客数発表の直前にスポンサー名が映し出される。日で実現すれば、浦和レッズや横浜F・マリノスのような人気クラブの掲示板は引っ張りだこになるかもしれない どこの国のリーグでも、試合前にプレスルームやVIPラウンジでは試合のメンバー表が配られる。Jリーグの運営は非常に優秀で、キックオフの1時間前には記者室にメンバー表が置いてある。メンバー提出の締め切りが早く設定されていることが大きいのかもしれないが、運営者の手際がいいことは間違いない。 ただし、メンバー表に“一工夫”するという発想力に関しては、ヨーロッパのリーグに一日の長があるように思う。 8月上旬、筆者がドイツとオランダのリーグ開幕戦に行ったとき(ドルトムント対ハンブルガーSV、ケルン対ボルフスブルク、バイエルン対ボルシアMG、フェンロ対ユトレヒトの4試合)、メンバー表には常にホームクラブのスポンサーのロゴが印刷されていた。試合後

    クラブと広告主のwin-win効果を!Jリーグの新しい広告形態の模索。(木崎伸也)
  • バルサとレアルでリーガが破滅する!?「2強18弱」の歪んだ経済バランス。(工藤拓)

    カタール王族のオーナーをバックに大量補強を行ったマラガを除き、景気の良い話題が聞こえてこない今オフのスペイン。 この状況を見る限り、バルセロナ、レアル・マドリーの2強とその他18チームの格差拡大は着実に進行していると言える。 2強が他の追随を許さぬハイレベルな優勝争いを繰り広げる傍ら、他の18チームはCLダイレクト出場権が得られる3位を頂点とする「オトラ・リーガ」(別のリーグ)を繰り広げる。2011-2012シーズンのリーガ・エスパニョーラも、例年通りのシナリオに沿って進んでいくことは間違いなさそうだ。 拡大の一途をたどる経済格差の原因は放映権収入にあり。 このような状況を招いている原因として、数年前から議論されている問題がある。テレビ放映権収入の“格差”だ。 リーグがテレビ放映権を一括して管理・売買した上で各クラブに収入を分配している他国リーグとは違い、スペインでは各クラブが個別にメディ

    バルサとレアルでリーガが破滅する!?「2強18弱」の歪んだ経済バランス。(工藤拓)
    jose_1126
    jose_1126 2011/08/11
    リーガはつまらない。俺のベティスよ、蘇れ!
  • 笑顔で世界の頂点に立ったなでしこ。最強アメリカを倒した“折れない心”。 - Number Web : ナンバー

    ワールドカップトロフィーを高々と掲げ、喜びを爆発させる澤穂希らなでしこジャパンの選手たち。澤を中心としながらも、毎試合ごとに新しいヒロインが現れた、文字通りチーム一丸となって掴んだ栄光だった 「もしも優勝したら泣きますか?」 準決勝翌日つまり決勝の3日前、そう尋ねられた指揮官佐々木則夫の回答が面白く、かつ印象的だった。 「いやー泣かないでしょう。もしもU-20の若いチームが優勝したんだったら分からないけれど、僕はなでしこたちの強さを知っているから、まあ泣かないと思う」 「女性のことを強いなんて言ってはいけないか……」などと笑いながら付け加え、茶化してみせはしたが、彼女らとともに佐々木が積み重ねてきた日々の重みと信頼関係が窺えた気がした。 なでしこが世界の頂点に立った。それも、アメリカを相手に、2度のリードを許しながら、延長まで持ち込みPK戦で下すという、離れ業の末にだ。 アメリカは、世界ラ

    笑顔で世界の頂点に立ったなでしこ。最強アメリカを倒した“折れない心”。 - Number Web : ナンバー
  • <柏レイソルの復活請負人> ネルシーニョ 「信頼関係を生み出す温かく深い観察力」(戸塚啓)

    昨年、圧倒的強さでJ1復帰を決めた柏レイソル。 戦略家の指揮官は選手たちをいかに導き、 今季の快進撃につなげたのか。その手腕に迫る。 先行するイメージは、緻密な戦略家だろうか。Jリーグ黎明期のヴェルディでは、試合中のシステム変更で劇的なまでにチームを改善する采配が“ネルシーニョ・マジック”と呼ばれた。J1復帰1年目を戦うレイソルでも、このブラジル人指揮官の手腕は際立つ。 自身も戦略家にして勉強家を自負する。 「レイソルはもちろん、色々な国のサッカーを勉強するんだ。いまならマンチェスター・ユナイテッドが好きだね」と、低い声音のポルトガル語が心地良さそうに響く。移動中の新幹線でも、身体を休めるよりDVDを観ることを選ぶ。 かつて日本代表監督にリストアップされ、レイソルで再び評価を高めているネルシーニョの質には、実はもっと奥行きがある。強化部統括ダイレクターの小見幸隆は言う。 「たとえば休み

    <柏レイソルの復活請負人> ネルシーニョ 「信頼関係を生み出す温かく深い観察力」(戸塚啓)