『北に渡った言語学者:金壽卿1918-2000』(人文書院)。人類学者である同志社大学社会学部の板垣竜太教授(49)が7月に日本で出版した、言語学者の故・金壽卿(キム・スギョン)(1918~2000)氏の評伝だ。 日本の植民地時代に京城帝国大学法文学部哲学科を卒業し、東京帝国大学大学院で言語学を学んだ金壽卿は、「朝鮮の言語の天才」と呼ばれた。江原道通川(トンチョン)出身の彼が、植民地支配からの解放までに習得した外国語は、ギリシャ語、ラテン語、サンスクリット、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、デンマーク語、日本語、中国語、モンゴル語、満洲語の15言語にもなる。「金壽卿が金日成大学の在職時に、フランス語の原書を直読直解して授業したことが、今でも同大学での伝説的な講義になっています。合わせて7言語でそのまま原書を読みながら教えることができたと言われていま
小圃千浦。1944年 小圃千浦の作品:ホース 小圃 千浦(おばた ちうら、1885年(明治18年)12月18日 - 1975年(昭和50年)10月6日)は、日本出身のアメリカ合衆国の画家、版画家。アメリカの大自然を日本画の技法で描き、新しい美の世界を切り開いた。また、米国で日本人初の野球チームを共同設立した。戦争中、日系人収容所のトパーズ戦争移住センターに収容されたことでも知られる。 経歴[編集] 収容所の庭の朝顔を描く小圃 岡山県後月郡井原村(現・井原市)に8人兄弟の末子として生まれる[1]。本名、佐藤蔵六。5歳で仙台に住む洋画家・美術教師の兄六一(伊達藩家老だった小圃家に婿入りしていた)の養子となる。7歳から日本画を学んだ。14歳のときに東京に出て、「大政奉還図」で有名な邨田丹陵に師事した。このころ松島にちなんで雅号を「千浦」とした[2]。日本絵画協会・日本美術院連合絵画共進会に出品す
セサル・アイラ(César Aira Aira、1949年2月23日 - )はアルゼンチン人の作家。 経歴[編集] ブエノスアイレス州コロネル・プリングレス生まれ。ブエノスアイレス在住。1975年に小説『モレイラ』を刊行したのを皮切りに、次々と作品を発表。 ブエノスアイレス大学およびロサリオ大学で教鞭を執る。 フランス政府芸術文化勲章シュヴァリエ、ロジェ・カイヨワ賞等受賞。2015年にはブッカー国際賞のショートリストに選ばれたが受賞はできなかった。 1992年刊行の「試練」は、ディエゴ・レルマン監督によって映画化された(邦題『ある日、突然。』)。 日本語訳[編集] 『わたしの物語』(柳原孝敦訳、2012年、松籟社) 『文学会議』(柳原孝敦訳、2015年、新潮クレスト・ブックス) 脚注[編集] 参考文献[編集]
民族差別だけでない 百田尚樹が五輪女性選手を「男だ」とあげつらう発言! この差別思想が安倍前首相の周辺にいる連中の本質 きのう9日、開会式に輪をかけてダサすぎる閉会式とともに幕を閉じた東京五輪。今大会では選手に対する誹謗中傷が大きな問題になったが、一方でとんでもない発言をしながらまったくと言っていいほど問題になっていない人物がいる。作家の百田尚樹だ。 百田氏は7月31日に行われた女子バレーボールの日本と韓国の試合を見ていたらしいのだが、こんなツイートをした。 〈女子バレー、日本と韓国を見てるが、韓国人、全員、顔のレベルが高い。オリンピックということで、おそらく全員……おっと、これ以上言うたら、また炎上するから言わん〉(7月31日) もう、何から何までひどい。わずか100文字足らずのツイートに、民族差別とルッキズムと女性差別を詰め込んでいる。 韓国の選手たちの容姿について、「顔のレベルが高い
アメリカの日刊紙「ニューヨークタイムズ」は未来を担う人物100人を発表し、韓国からは「正義党」の女性議員、張恵英(チャン・ヘヨン)議員が選ばれました。 ニューヨークタイムズは17日、ホームページ上で2021年に未来を担う人物100人を発表し、張議員について「韓国で最も若い立法者の1人」だとして、張議員が障がいを持つ妹に関するドキュメンタリー映画を制作したことや、国会で差別禁止法成立に尽力した経歴などを紹介しました。 また、張議員が最近、党代表からセクハラを受けた事実を公開し、これがきっかけで党代表が辞任したことも伝えました。 1987年生まれの張議員はこれまでの活動が多岐にわたり、映画監督、作家、クリエーター、シンガーソングライター、学生運動家、障がい者運動家、女性運動家など様々な経歴を持っています。 2011年には、当時、通っていた延世(ヨンセ)大学の中央図書館に、社会の学歴主義や高所得
佐藤究(さとう・きわむ)作家 1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、作家デビュー。しばらく純文学作家として活動した後、16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。佐藤究名義で再デビューを果たす。18年『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞と、第39回吉川英治文学新人賞を受賞。『テスカトリポカ』は前作以来約3年半ぶりとなる待望の新作。 コーマック・マッカーシーを指針として ――『テスカトリポカ』はメキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人バルミロ・カサソラが、潜伏先のジャカルタで日本人臓器ブローカーと知り合い、神奈川県川崎市で心臓売買のための組織を作りあげていく……という衝撃的内容のクライムノベルです。前作『Ank: a mirroring ape』から約3年半ぶりの長編となりますが、執筆の経緯
AI・グローバル時代を生き抜く幼児教育の新スタンダードとは?KDIで中室牧子慶應大学教授のセミナーを開催 【イベントレポート】 J.フロントリテイリンググループのバイリンガル幼児園「Daimaru Matsuzakaya Kids Duo International 青葉台(KDI青葉台)」で、2月1日(土)、ベストセラー「『学力』の経済学」の著者・中室牧子慶應大学教授をお招きして講演会を開催しました。この講演会はKDIのフランチャイザーである株式会社やる気スイッチグループと企画したもので、1歳から5歳の子どもを持つ保護者、約30名が参加されました。小さな子を持つ親にとって「子どもの将来のために何が最善か」はいつも最大の関心事ですが、昨年10月から幼児教育・保育の無償化がスタートし経済的なゆとりが広がったことで、質の高い早期教育への関心がさらに高まっています。 中室牧子慶應大学教授 就学前
5月22日、東京都千代田区の衆議院第1議員会館。演劇、映画、ライブハウス関係者が国に休業補償を求めて開いた会見の冒頭で、弁護士の馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)さん(44)は訴えた。 コロナ禍で窮地に立つ表現者たちを守ろうと、馬奈木さんは国への要請活動に伴走する。政府は各種文化イベントの自粛を「お願い」してきたが、馬奈木さんは矛盾を感じている。 「自粛とは自分の意思で控えること。ほかに選択肢がない中では自己決定と言えない。この日本的な同調圧力は『他粛』以外の何物でもない。だからこそ補償が必要なんです」 □ □ きっかけは3月上旬、ネット上で目にした劇作家シライケイタさんの投稿だった。各地で公演が中止になり、ウイルスは健康だけではなく、表現の場の存続をも脅かしていることが切につづられていた。馬奈木さんはすぐにシライさんに連絡した。「演劇を守るために、動きましょう」 舞台人が結集し、文化庁を
馬奈木 昭雄. 1942年3月8日生 出生地台湾台東区 1966年3月 九州大学法学部卒業 1969年4月 弁護士登録 水俣病第一次訴訟に専従するため、1970年12月より1974年まで水俣 ...
極夜、氷点下60度の世界を歩く「未知の色であふれていた」 ニュートリノ観測、43年ぶりに南極点で越冬した日本人研究者 南極点。私たちはその存在を知っているが、どんな風景が広がっているか、そこで何が行われているかを知らない。南極点で暮らした日本人は極めて稀有(けう)だからだ。日本人として43年ぶり、3人目の南極点越冬を果たした米ウィスコンシン大の研究員・牧野友耶(まきの・ゆうや)さん(31)が共同通信の取材に応じ、南極点での研究や基地のユニークな生活を語った。宇宙から飛来する素粒子ニュートリノを観測する国際実験チームの越冬研究員として2019年~20年の1年間を過ごした牧野さん。暗闇に揺れるオーロラ、太陽のように光る月。この星の果てにあった世界は、未知の色であふれていた。(共同通信=坂野一郎) ▽極夜、氷点下60度の世界を歩く 風と呼吸の音以外、何も聞こえない。両目のまつげには氷の塊が育ち、
世界的なバレエダンサーの森下洋子さんらを育て、日本バレエ界の草分けとして活躍した松山バレエ団名誉芸術監督の松山樹子(まつやまみきこ)(本名清水樹子(しみずみきこ))さんが二十二日、急性心不全のため死去した。九十八歳。鹿児島県出身。葬儀式は六月三十日、東京都港区南青山二の二六の三八、梅窓院で。喪主は長男清水哲太郎(しみずてつたろう)氏。 一九三六年、日劇のクラシックバレエ科一期生に選ばれた。四三年東洋音楽学校(現東京音大)を卒業。四八年、夫の故清水正夫氏と松山バレエ学校、松山バレエ団を創立、振付師、芸術監督を務めた。古典バレエのほか創作バレエも手掛け、五八年、中国の映画をバレエ化した「白毛女(はくもうじょ)」を中国で初演、日中文化交流にも尽力した。ローザンヌ国際バレエコンクールなど国内外コンクールの審査員を歴任した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く