兵庫県最西部の丘陵地に西日本最大級の会員制別荘地がある。上郡町と岡山県備前市にまたがる「播磨自然高原」。広さは約1200ヘクタールあり、阪神甲子園球場でいえば300個分を上回る。「ゲーテッド・コミュニティー」と呼ばれるエリアで、住民以外の出入りをゲートで制限している。内部は一体どんな世界なのか。謎に包まれた別荘地を訪ねた。(地道優樹) ■住民以外立ち入り制限「セキュリティーが売り」 のどかな田園が広がる上郡町梨ケ原地区の山道を車で登ると、別荘地「播磨自然高原」へと続くゲートが現れた。「関係者以外立入禁止」。目を引く看板の脇で、警備員が24時間態勢で目を光らせている。敷地内への出入りは2カ所のゲートに限られ、中の様子は見通せない。 「このセキュリティーが最大の売りなんです」。別荘地を管理する一般社団法人「播磨自然高原クラブ」の管理部主任で、住民でもある和泉谷武玄(たけひろ)さん(61)が笑顔
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