ついに3月14日に『会社四季報』春号が発売になった。上場企業約3800社では、四半期決算の順調な進捗を受け、業績見通しの上方修正のケースも目立つ。さて、今回は四季報春号が発売になったこともあり、前号(新春号、2014年1集)の独自予想がどの程度当たっていたかを検証してみたい。 まだまだ上振れ余地!? 上方修正銘柄にチャンス 多くの企業は業績見通しを開示している。だが、一つ一つの企業をよく見ると、その見通しは、強気過ぎたり、保守的だったり、まちまちだ。四季報記者は上場している約3800社全社に裏付け取材をすることで独自に判断、会社側の予想を変えるケースも少なくない。 そこで「手前みそ」になるが、前回に続いて、四季報がどの程度業績修正を先読みしていたかをチェックしてみた。今回対象にしたのは四季報新春号が発売となった昨年12月13日以降に業績見通しを修正した会社。増額銘柄には、春号でさらに予想を