文章の要約をするという指導を全国各地の生徒に課している。 この指導はけっこう難しい。 まず、生徒自身が自分なりに取り組んで提出する、というステップが必須である。当たり前といえば当たり前なのであるが、これがなかなか根気のいることだ。 まず、文章を読む・書くということに慣れていない、ともすれば好きではない、という生徒は多い。このブログをお読みの方は読むのには抵抗感が少ないと思われるが。 となると、よほど強制的に時間を作らない場合、そもそも手をつけるという点からハードルが高いことがある。 さらに、何をどう書くのか?という点で固まってしまうことも多々ある。何を書いたらいいか分からない。要約、というのに具体例の描写をことさら並べるなどはその一端であると言える。 文章を書くという訓練が不足している場合、たいていは日本語がおかしいことになる。主述不一致、句読点の切り方がおかしい、助詞の使い方が違う、指示