松井一郎大阪府知事と橋下徹大阪市長は16日、関西経済3団体首脳と15日夜に会談し、今夏の節電対策や関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題について意見交換したことを明らかにした。 会談は大阪市内で非公開で行われ、経済界からは関西経済連合会の森詳介会長、大阪商工会議所の佐藤茂雄(しげたか)会頭、関西経済同友会の鳥井信吾代表幹事が出席した。 松井知事は府庁で報道陣に、「官民あわせてこの危機を乗り切り、計画停電は避けるとの思いで一致した」と話した。また橋下市長は市役所で「3首脳には『政府が発信する(原発の)安全と国民が考えている安全に相当なギャップがある』と伝えた」と語った。