中国海軍の艦艇が今年1月、海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに射撃管制用レーダーを照射していた問題で、民主党政権時代にも複数回、レーダー照射があったとの報道が相次いでいる。事実なら、民主党は、武力衝突に発展しかねない中国の挑発行為を、国民に隠蔽していたことになる。 朝日新聞は6日夕刊で「尖閣国有化前も照射」として、政府関係者の証言として、昨年9月の沖縄県・尖閣諸島国有化前にも、レーダー照射が複数回あったと報道。 日経新聞も7日朝刊で「中国、以前にも照射」「民主政権公表せず」として、「当時の野田佳彦首相や岡田克也副総理らは『日中関係を悪化させたくないとの判断で公表を避けた』と関係者は語る」と報道した。 安倍晋三首相はレーダー照射の一報を受け、「国民と国際社会に隠す話ではない」「国際世論に訴え、日本の立場を広く理解してもらう必要がある」と判断。中国に「ぬれぎぬだ」と言いがかりをつけられない
鳩山元総理大臣は、沖縄県の尖閣諸島などを巡って日中関係が悪化するなか、中国側の招待を受けて、来週北京などを訪れ、最高指導部の要人と会談し、みずからが掲げる「東アジア共同体構想」などについて意見を交わすことで、日中関係の改善に寄与したい考えです。 日中関係は沖縄県の尖閣諸島を巡る問題などで悪化しており、尖閣諸島の周辺では、中国当局の船が日本の領海を頻繁に侵犯するなど、緊張した状態が続いています。 こうしたなか、鳩山元総理大臣は、中国側の招待を受けて、来週15日から18日までの日程で北京などを訪れることになりました。 鳩山氏は、習近平総書記ら新しい最高指導部の要人との会談を中国側に要請していて、アジアに安定した経済と安全保障体制を作るとした、みずからが掲げる「東アジア共同体構想」などについて意見を交わしたいとしています。 鳩山氏としては、中国を重視している姿勢を示すことで、日中関係の改善に寄与
10月25日、自動車大手の2012年4─9月期決算発表は、下期に中国販売がどこまで落ち込むか、米国など他地域でどこまで盛り返せるかが焦点になる。写真は2010年4月、横浜の港湾施設で撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 25日 ロイター] 自動車大手の2012年4─9月期決算発表は、下期に中国販売がどこまで落ち込むか、米国など他地域でどこまで盛り返せるかが焦点になる。 上期はエコカー補助金による国内需要の底上げや米国市場の回復、拡大が続く新興国需要などが貢献し、前年同期比で増益となる見通しだが、下期にとりわけ注目されるのは中国依存度の高い日産自動車<7201.T>など大手3社とマツダ<7261.T>。一方、インドに強いスズキ<7269.T>、米国の比重が大きい富士重工業<7270.T>は堅調に推移するとみられている。
前原誠司国家戦略担当相は12日のBS朝日の番組収録で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化をめぐり、8月19日にあった野田佳彦首相と石原慎太郎東京都知事の会談内容を明らかにした。 前原氏は、同席者から聞いた話だと断ったうえで「知事がとにかくひどかった。『(中国と)戦争も辞さず』みたいな話をした」と説明。首相は首相公邸での会談後、「あきれた。東京都に(尖閣諸島を)持たせたら大変なことになる」と漏らしたという。内容は、中国側にも既に伝えてあると説明した。 前原氏は「石原さんが(都による購入を)言い出さなかったら、この問題は起きていない。海上保安庁も自衛隊も持たない都が『尖閣を守る』と気合だけで言ってもらっても困る」と批判。都が尖閣諸島を購入していれば「調査で何度も上陸するか工作物を作り、(日中両国が)紛争になる」と述べ、首相が国有化を決めたことに理解を求めた。【久田宏】
関連トピックス野田佳彦岡田克也尖閣諸島 野田佳彦首相(民主党代表)は29日、岡田克也副総理と藤村修官房長官を留任させる方針を固めた。玄葉光一郎外相も留任させる方向。また、田中真紀子元外相を閣僚に起用する検討に入った。首相は1日に内閣改造を行い、皇居での認証式を経て同日中に野田第3次改造内閣を発足させる。 野田首相は29日、首相公邸で岡田、藤村両氏と会談し、改造人事について意見交換をした。消費増税法を牽引(けんいん)した岡田氏と、輿石東幹事長との関係が良好で自民党との調整役も果たしてきた藤村氏は留任。尖閣諸島や竹島問題などをめぐる外交の継続性から、玄葉外相も留任で調整している。 田中氏は自民党時代に科学技術庁長官や外相を務めたが、3年前の政権交代直前に民主党に入った。日中国交正常化を果たした当時の田中角栄首相の長女で、今月27日には中国側に招かれて日中友好団体代表らと訪中した。田中氏の
中国国内の反日デモは抑え込みの方向に向かったが、尖閣諸島周辺海域ではいまだ中国の海洋監視船・漁業監視船が活動を続けており、緊張は去っていない。中国は今後どう出てくるのか。米国のシンクタンク、戦略国際問題研究所(Center for Strategic International Studies,CSIS)の上級研究員で、中国の外交・安全保障を専門とするボニー・グレイザー氏に聞いた。(聞き手/ジャーナリスト 大野和基) 大国意識が増大 引き下がらない中国 Bonnie S. Glaser 米政府の外交・安全保障政策に大きな影響力を持つシンクタンク、戦略国際問題研究所の上級研究員で、中国の外交・安全保障が専門。米国政府機関へのコンサルティング経験も多数。 ――日中関係は今ひどい状態になっていますが、尖閣諸島のことで中国は激しく日本に抗議をしています。 ずっとフォローしています。中国の外務省のス
到着した中国当局船、実は粗悪な合成写真(スクリーンショット) 14日午前6時、沖縄県石垣市の尖閣諸島付近の領海内に、 中国の公船6隻が航海しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。 しかし、中国国内メディアは12日にも別の公船が尖閣諸島に到着したと報じ、 しかも「証拠写真」まで掲載した。 日本政府が11日に尖閣諸島の国有化を発表したのを受け、 中国政府は対抗措置として、公船「海監46」と「海監49」を尖閣諸島付近に派遣し、 同日に周辺海域に到着、巡視活動を開始したと発表した。 今回の巡視行動は「主権維持行動」と位置づけされている。 一方、海上保安庁は公船の侵入を把握していないとコメントした。 双方の食い違った説明に中国の市民らは疑問を抱いた。 船はどこまで行ったのか。インターネット利用者らはその行方をたどることに躍起している。 幸いなことに、無事見つかった。 地方紙・楚天都市報は12日、尖
竹島・尖閣をめぐる衆院決議の全文 竹島・尖閣をめぐる衆院決議の全文 竹島、尖閣諸島をめぐる衆院決議の全文は次の通り。 【李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議】 島根県の竹島は、わが国固有の領土である。これは歴史的にも国際法上も疑いはない。 しかしながら、韓国は、竹島を不法占拠し、施設構築等を強行してきた。韓国が不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではなく、決して容認できない。 今般8月10日に李明博韓国大統領が竹島に上陸した。わが国はこのことを強く非難するとともに、竹島の不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める。また、わが国政府は、断固たる決意をもって、韓国政府に対し、毅然(きぜん)とした態度をとり、わが国政府が一丸となって、竹島問題について効果的な政策を立案・実施するべきである。 さらに、8月14日、李明博
社会 「慰霊祭利用された」 遺族会、署名を拒否 尖閣上陸2012年8月21日 Tweet 「慰霊祭を利用して上陸したとしか思えない」と語る慶田城用武尖閣列島戦時遭難者遺族会会長=20日、石垣市内の自宅 【石垣】尖閣列島戦時遭難者遺族会の慶田城用武会長(69)は20日、琉球新報の取材に応じ「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の山谷えり子会長(自民党参院議員)から洋上慰霊祭を目的とした上陸許可申請に署名を求められ、拒否したことを明かした。慶田城会長は「遺族会の気持ちを踏みにじり、慰霊祭を利用して上陸したとしか思えない」と話し、議連の洋上慰霊祭や地方議員らの魚釣島上陸を厳しく批判した。 慶田城会長によると、約10日前に領土議連の山谷会長から電話があり、政府に提出する上陸許可申請への署名を求められた。慶田城会長は「領土を守るという議連の考えと、み霊を慰めるとの遺族会の考えに違いがある」と、
尖閣諸島の魚釣島に19日朝に上陸した地方議員らが記者会見し、「尖閣諸島を中国に渡してはならない」と訴えました。 尖閣諸島に上陸した小嶋吉浩取手市議:「国民の一人として許せないので参加しました。あえて上陸することで日本人の志を示したと思っています。日本は尖閣を中国の手に渡してはならないという心意気を、全国に発信できたら成功と言える」 尖閣諸島に上陸した田中ゆうたろう杉並区議:「風にあおられまして、船から落ちてしまいまして、無我夢中で泳いだ先が魚釣島だった。たどり着いた時は非常に運が良かったなという思いもありますけども、まあそういったことです」 上陸した地方議員は、このほかに東京都議会議員、東京の荒川区議会議員、兵庫県議会議員の合わせて5人です。ほかに市民団体のメンバーなど合わせて10人が上陸しました。10人は午前8時ごろ、乗っていた船から海に飛び込み、泳いで魚釣島に上陸しました。島では
尖閣諸島(沖縄県石垣市)に対する中国の領有権を主張し、上陸を目指して航行していた香港の民間反日団体「保釣行動委員会」の抗議船の乗組員7人が15日午後5時半頃、魚釣島に上陸した。 監視活動を続けていた海上保安庁の巡視船が確認した。沖縄県警は同5時54分、船に戻った2人を除く男性5人を入管難民法違反(不法入国)の疑いで現行犯逮捕した。 尖閣諸島への外国人活動家の上陸は2004年3月、中国人7人が魚釣島に上陸して以来、8年ぶり。 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、抗議船は同日午後2時20分頃、同諸島・魚釣島から西約44キロの接続水域(日本領海の外側22キロ)内に、同3時51分には領海内に入った。抗議船には香港や中国本土の活動家ら計14人が乗り込んでいる。 抗議船には中国国旗や「わずかな土地でも失うことは出来ない。いかなる民族も侮辱するな」と中国語で記された横断幕が掲げられているという。
【北京=川越一】民主党の鳩山由紀夫元首相が25日、北京を訪問し、人民大会堂で中国の李克強副首相と会談した。鳩山氏は沖縄・尖閣諸島などをめぐる日中間の対立を「さざ波」と表現。「友愛という考え方は国として自立を求めながら相手を尊重し、歴史を学ぶことが大事だ」と述べ「東シナ海を友愛の海に」という持論を説いた。 鳩山氏によると、李氏は尖閣問題には触れなかったが、新疆ウイグル自治区については「核心的利益だ」と強調。東京での世界ウイグル会議開催について「日本政府の中国に対する対応が変わったんじゃないかと思った。それによって日中関係に支障が出ている」と強い不快感を表明した。鳩山氏は「中国に内政干渉するつもりはない。一部の人の声が大きくなってしまうことに対し、静かに大所高所からこの問題を見ていきたい」と語った。 また、鳩山氏は東シナ海を「友愛の海」にするため共同資源開発の早期再開を求めたが、李氏は「提案を
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