13日午後3時半ごろ、民主党の菅直人前首相(66)を乗せた選挙カーが東京都府中市内の道路で中央分離帯に接触する自損事故を起こし、菅氏は頭を打って病院に搬送され、前頭部に12針を縫うけがを負った。 警視庁府中署によると、同市是政5丁目の都道交差点で右折した際に選挙カーが中央分離帯の鉄柱に衝突。菅氏と選挙スタッフら計3人が病院に運ばれた。菅氏は「助手席にいて、衝撃で頭をフロントガラスにぶつけた」と話したという。 菅氏は東京18区から民主党公認で立候補している。けがのため13日夕の街頭演説は取りやめたが、治療を受けた後、府中市内で開かれた夜の個人演説会に出席した。14日以降は予定通り活動するという。 首相在任中の2011年3月に発生した福島第1原発事故での対応のまずさなどから苦戦が予想されている菅氏にとってまさに泣き面にハチ、だ。