中国海軍の艦艇が今年1月、海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに射撃管制用レーダーを照射していた問題で、民主党政権時代にも複数回、レーダー照射があったとの報道が相次いでいる。事実なら、民主党は、武力衝突に発展しかねない中国の挑発行為を、国民に隠蔽していたことになる。 朝日新聞は6日夕刊で「尖閣国有化前も照射」として、政府関係者の証言として、昨年9月の沖縄県・尖閣諸島国有化前にも、レーダー照射が複数回あったと報道。 日経新聞も7日朝刊で「中国、以前にも照射」「民主政権公表せず」として、「当時の野田佳彦首相や岡田克也副総理らは『日中関係を悪化させたくないとの判断で公表を避けた』と関係者は語る」と報道した。 安倍晋三首相はレーダー照射の一報を受け、「国民と国際社会に隠す話ではない」「国際世論に訴え、日本の立場を広く理解してもらう必要がある」と判断。中国に「ぬれぎぬだ」と言いがかりをつけられない
中国国内の反日デモは抑え込みの方向に向かったが、尖閣諸島周辺海域ではいまだ中国の海洋監視船・漁業監視船が活動を続けており、緊張は去っていない。中国は今後どう出てくるのか。米国のシンクタンク、戦略国際問題研究所(Center for Strategic International Studies,CSIS)の上級研究員で、中国の外交・安全保障を専門とするボニー・グレイザー氏に聞いた。(聞き手/ジャーナリスト 大野和基) 大国意識が増大 引き下がらない中国 Bonnie S. Glaser 米政府の外交・安全保障政策に大きな影響力を持つシンクタンク、戦略国際問題研究所の上級研究員で、中国の外交・安全保障が専門。米国政府機関へのコンサルティング経験も多数。 ――日中関係は今ひどい状態になっていますが、尖閣諸島のことで中国は激しく日本に抗議をしています。 ずっとフォローしています。中国の外務省のス
中国のヘリ また護衛艦に接近 3月27日 14時36分 26日、東シナ海を航行していた海上自衛隊の護衛艦に、中国のヘリコプターがおよそ90メートルの距離まで接近し、政府は「危険な行為だ」として、外交ルートを通じて中国側に抗議しました。中国のヘリコプターが護衛艦に接近するのは、今月に入り2回目です。 26日午後5時前、沖縄本島の北北西、およそ300キロの東シナ海で、航行中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」にヘリコプターが1機接近してきました。現場は、いわゆる日中中間線より日本側に位置しており、防衛省によりますと、ヘリコプターは、高度60メートル付近を飛行しながら、「いそゆき」に90メートルの距離まで接近し、周囲を1周したということです。ヘリコプターは、機体に中国の国旗や、「中国海監」などの文字が記されていたことから、東シナ海で監視活動などを行う中国国家海洋局に所属するものとみられています。中国
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