鳩山由紀夫元首相は2日までに中国国営通信新華社のインタビューに応じ、「環太平洋連携協定(TPP)よりも東アジア共同体の構築を優先すべきだと提唱し続けてきた」と語り、TPP交渉参加に消極的な姿勢をあらためて示した。 鳩山氏は、日本の最大の貿易パートナーは米国ではなく中国だと強調。日中韓の3カ国でそれぞれの強みや特色を生かした分業体制を構築すべきだとの考えも示した。 一方、野田佳彦首相に対しては「消費税増税を主張しているが、増税の議論は国民の信頼を得にくい」と述べ、野田政権の最大の試練になるとの認識を示した。(共同)