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エネルギー白書2010 - 第1部 第1章 第4節 総合的なエネルギー安全保障の定量評価
第4節 総合的なエネルギー安全保障の定量評価 ここまでみてきたとおり、エネルギー安全保障は、常に各国のエネルギー政策の中心に置かれてきましたが、時代とともにその意義は変遷を遂げてきました。現在は、「エネルギー安全保障」を、「国民生活、経済・社会活動、国防等に必要な量のエネルギーを、受容可能な価格で確保できること」と定義することができます。本節では、各国が講じてきたエネルギー安全保障政策によってどのようにエネルギー安全保障が強化されたかの定量評価を試みます。この試みにあたっては、エネルギー安全保障を構成する要素を資源の確保・調達から利用段階に至るまでの一連のサプライチェーンに基づいて選定します。 1．エネルギー安全保障を構成する要素の選定 エネルギーのサプライチェーンは、「資源調達」、「国内供給」、「国内消費」の三段階から構成されていると考えることができます。 「資源調達」は、国内外で資源
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