鴨川のほとりで一世紀以上続く食堂 食の都・京都には老舗と呼ばれる店が数多あれど、食堂スタイルで100年以上続くところは片手に余るほど。その中の一軒「篠田屋」は、1904(明治37)年創業、今年で112年目を迎えるいぶし銀食堂です。 間口は一間ほどでも奥行きのある“鰻の寝床”式な建物が京都らしい。 私め、京都在住25年でありますが、こちらを知ったのはこの数年のこと。京都のメシが旨すぎるゆえ40kgも育ってしまったカラダで、昔ながらのこぢんまりとしたしつらえのテーブルや椅子に申し訳ないと思いつつも、すきあらば足を運んでいる次第です。 店は京阪電車の三条駅から徒歩30秒、春は桜並木が美しい鴨川にも至近という便利な立地。 京阪三条駅9番出口からすぐ。 四代目の粂 秀一さんと妻のみどりさん、母上・ツギ子さんが3人で調理や接客を分担し、仲睦まじく働く姿がとても微笑ましい。 3人とも本当にいいお顔をされ