2011年3月に全線開業が迫った九州新幹線鹿児島ルートの建設促進期成会(会長・麻生渡福岡県知事)の報告会が15日、福岡市であり、JR九州の唐池恒二社長は、3月22日に熊本市で全レールの連結完了を記念した締結式を行うことを明らかにした。博多−新八代の工事区間約121キロが一つのレールでつながる。 工事の進み具合について、鉄道建設・運輸施設整備支援機構九州新幹線建設局の高橋浩一局長は「3月にはレールの敷設が終わり、鹿児島中央と東京が結ばれる。新鳥栖駅など建設中の6駅の外装工事も終わり、熊本総合車両基地も完成に近づいている」などと説明した。車両を除く工事費は8920億円。 全線開業すれば、博多−鹿児島中央(約256キロ)は現行の最短2時間12分が1時間20分に短縮される。今年10月には全線開業に向けた試験運転が始まり、運賃やダイヤは12月ごろ決まる見込み。 このほか会議では、沿線自治体首長