岡山県倉敷市真備町岡田の「金剛寺」で1月、寺を全焼させて清水美代子さん(当時39歳)を殺したとして、4日に殺人などの疑いで逮捕された清水法潤(ほうじゅん)容疑者(54)。近隣住民からは一様に驚きの声が上がった。 同寺の近くに住む農業男性(68)は「以前、寺に野菜をお裾分けで持っていた時は、とても丁寧な対応をしてもらった。また、よく男の子の手を引いて幼稚園に向かう姿を見ていたし、夫婦仲が悪いという話は聞かず、殺人をするようには見えなかった」と驚いた様子。 清水容疑者は約2年前まで、岡山市北区内の寺におり、同寺近くの60歳代の会社員男性は「倉敷の寺が焼けたと聞き、気の毒と思っていたが、まさか殺人とは。住職は法事の際にきれいな声でご詠歌を唱えると(檀家(だんか)の中で)評判だった」と話していた。