居住環境の改善に取り組む国連機関「国連ハビタット」(本部、ケニア・ナイロビ)が、加盟国に推奨する都市づくり指針の中で、各国の優れた都市計画の事例として日本から唯一、福岡市を選んだ。コンパクトシティならでは通勤・通学時間の短さを理由に挙げた。(九州総局 高瀬真由子) ◇ ハビタットが作成したのは「都市と国土計画に係る国際ガイドライン」で、世界26の事例を取り上げた。福岡市は「コンパクトで暮らしやすいまちづくり」のタイトルで紹介された。 電車や地下鉄など多様な交通機関の選択が可能で、港湾や鉄道、空港との接続性が高いことが評価された。 こうした交通網の発達で、市民の半数近くが30分以内で通勤・通学できる「移動時間の短さ」が、生産性や生活の質の向上に貢献していると指摘した。 確かに、福岡市の通勤・通学時間の短さは、大都市圏の住民からみると、うらやましい特長だろう。 平成25年住宅・土地統計調査結果
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