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  • 続柳沢と共に戦える喜び: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタはコンサドーレに快勝し、勝ち点30に到達した。あと2勝2分けで勝ち点38。いよいよ、残留確定が現実のものとなってきた。真に喜ばしい。 前半半ば過ぎまでは互角の展開。コンサドーレは大ベテラン岡山と、先日のブリスベンでも活躍したノースのCBコンビが浅いラインを維持、河合、山真希のドイスボランチが効果的にボールを散らす。さらにベテラン砂川が老獪なプレイを披露。ベガルタにとっては難しい試合となった。特に、朴を狙われてボールを奪われ、砂川のスルーパスから、大島が抜け出したシュートが枠を捉えなかったのは、(林の飛び出しがコースを限定していたとは言え)ベガルタにとっては幸運だった。 前半終盤、ベガルタは猛攻を仕掛ける。梁が巧妙なクロスパスを入れ、右サイド飛び出した菅井がヘッドで折り返すが、太田がゴール前直前で合わせ切れず。林のクリアを柳沢が落とし、後方で受けた梁のダイナミックな縦パスをウィルソ

  • もう土下座の機会は来ない: 武藤文雄のサッカー講釈

    いつも、いつも、私の期待を、全く予想外の斜め上に外してくれる選手だった。そして、最後の最後まで、信じられない外し方をして、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「おい、何をやっているんだ」と野次を飛ばしたくなる選手だった。そして、最後の最後まで、「おい、何をやっているんだ」と叫ばれながら、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「まだやれる、もっとやれる」と思わせてくれる選手だった。そして、最後の最後まで、「まだやれる、もっとやれる」と皆から支えられ、私たちから去って行ってしまった。 私がはじめて、松田直樹を見たのは、1993年の日開催のワールドジュニアユースだった。敵FWと正対して自分得意の間合いに詰めるうまさ、敵のパス方向を適切によめる読みのよさ、いわゆるフィジカルの強さを活かした強い当たり。まだ16歳の若者が、ここまでできるのだ。そして、前年のアジアカップ制覇

  • 松田直樹さん追悼試合: 武藤文雄のサッカー講釈

    少年団の練習もあり、ちょっと疲労気味だったので、生観戦はやめておく事にした。テレビから流れてくる映像を見て、「行けばよかった」いや「行くべきだった」と後悔した。井原正巳が元気なプレイ姿を見せていたからだ。しかも、そこに攻め込んでくるのはカズ。 フィリップの反対側のベンチに水沼貴史が座っていたが、ちょっと違うよね。ここは、岡田武史か木村和司のいずれかでなければダメだったのだが、それぞれお2人に別々の事情があって...松田とは、ほとんど縁がなかったはずのカズが全軍を仕切るのは、スタアの所以だろうが。 試合に戻ろう。 中田英寿を起点に、カズが前線でがんばり、藤田俊哉が後方から進出する攻撃。中澤佑二が前に出て押さえて、井原が微妙にラインを上下する。この微妙な上下動、動き出しのタイミングも、修正の細やかさも、往時の井原ではなかった。でも、中澤を動かしてから、自らがそのカバーに入る動きそのものは、80

    kinut
    kinut 2012/01/24
    松田はカズさんに憧れてああいう人になりたいといつも言ってたんです。まぁ、でも、どうしてという気持ちには同意。
  • 松平康隆氏逝去: 武藤文雄のサッカー講釈

    バレーボール界、いや日スポーツ界の大巨人、松平康隆氏が亡くなったと言う。日のスポーツ史に残る大巨人だった。 サッカー界でたとえてみれば、佐々木則夫氏(世界一を獲得したと言う実績と組織作り)と、岡田武史氏(優秀な素材を徹底して鍛え、超一流に育てる)と、カズ(サッカーそのものをマスコミに露出させ、多くの人々の注目を集める、カズの場合は自らが輝き、松平氏は選手達を売り込んだのだが)と、木之興三氏(サッカーをより多くの人に広げるために、トップリーグをオーガナイズ)と、松木安太郎氏(あの愉しいテレビ解説)を合わせたような実績を挙げた人だ。 スゴいよね。 いや違う、松平氏は1人時間差とか移動攻撃のような、独創的、根源的な戦法を編み出している。ここで重要なのは、これら松平氏が編み出した戦法は、他の世界の国に次々に導入され、当たり前の戦法になっている事だ。よく「originality」と言う英語を、

    kinut
    kinut 2012/01/08
    ミュンヘンへの道ってアニメあったね。ご冥福をお祈りします。
  • バルセロナのひみつ: 武藤文雄のサッカー講釈

    ちょっと多忙なので(いや、業が片付かない割りに、明日から忘年会が3連荘と言うだけなのですが)、簡単に。 バルセロナについて。 すごいのは毎週のスペインリーグを見ているから、ある程度は理解していたつもりだった。しかし、今回のサントスは、最近のブラジル経済の好調もあり、ほんのちょっと前だったら、欧州のクラブに移籍しているようなタレントがかなり所属している。トヨタカップの伝統にのっとり、しっかりと準備した南米の強豪に、バルセロナと言えども、相当苦戦する事も予想された。いや、正直言いますが、私はサントスが勝つと予想していたのですが。 バルセロナの強さには、秘密も何もない。全選手がまじめに位置取りを修正し、しっかりと周りを見て、自分が次にどうしたらよいかを考えてボールを受ける、そして状況によっては敵の対応を見て計画を修正し、精度の高いパスを丁寧に出し、すぐに最もよさそうな場所に移動する。もし、ボー

    kinut
    kinut 2011/12/20
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