さまざまな改革を進めるJFA。審判委員会の取り組みを小川佳実審判委員長に聞いた 【写真:松尾/アフロスポーツ】 2006年9月から11年8月までと、12年1月から15年12月まで、JFA(日本サッカー協会)の小川佳実審判委員長はトータルで9年間、AFC(アジアサッカー連盟)の審判部長を務めていた。小川の活躍はAFC全体の審判レベル向上に大きく寄与。言語や文化、戦術などが各国で異なるなか、サッカーの審判は競技規則が同じである以上、「世界共通」であるという。 今年6月から7月にかけて行われたコンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ杯)において、若いプレーヤーを擁するドイツが内容の伴った戦いぶりで優勝を果たした。それを見て、小川は「審判はその国の選手と試合によって育てられていく」と語る。JFAの審判委員会として、今後どのような取り組みを行うのか。その概要とビジョンを聞いた。(文中敬称略)