印刷 代表的な企業年金の厚生年金基金で、支給ミスにつながる加入記録の誤りが16.6万件あるとみられることがわかった。日本年金機構がサンプル調査をもとに推計した。実際に5万件が「支給漏れ」、1.2万件が「払い過ぎ」になっている可能性がある。 厚生労働省は該当者の記録を訂正し、支給漏れ分を追加で払う一方、過払いでは時効にかからない過去5年以内の分の返還を求める方針だ。近く同省の年金記録回復委員会にはかる。 年金記録のずさんな管理が問題になった旧社会保険庁から事務を引き継いだ年金機構などは、公的年金である厚生年金と、これに上乗せされる厚生年金基金について、記録を照合中。国側と基金側で内容が一致しない記録が最大260万件にのぼるとの推計を、昨年9月に明らかにしている。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます