反日デモに「遺憾の意」=邦人の安全確保も要請−菅首相 反日デモに「遺憾の意」=邦人の安全確保も要請−菅首相 参院決算委員会は18日午前、菅直人首相と閣僚が出席して2008年度決算に関する総括質疑を行った。首相は、中国で反日デモが発生し日本料理店などに被害が出ていることについて「中国側関係当局に対して遺憾の意を伝えるとともに、邦人および日系企業の安全確保を強く要請している」と明らかにした。冒頭、鶴保庸介同委員長(自民)に答えた。 その上で、首相は「いろんな課題でいくつかの問題が生じているが、戦略的互恵関係を深めるということで、双方が冷静に努力する必要がある」と述べ、日本側としても冷静に対処していく考えを示した。 これに関連し、仙谷由人官房長官は記者会見で、日本側からの遺憾の意に対し、「中国からお答えがあったとは聞いていない」と述べた。(2010/10/18-17:13)