東京電力は、福島第一原子力発電所の事故直後に測定され、未公表だった放射線量のデータを公開しました。このうち、地震2日後の午前9時までの未公表データは、これまで公開されていた別の地点でのデータに比べ、ほぼ一貫して高い値を示していましたが、東京電力は「データは国に報告してあり、公表を控えようという意図はなかったと思う。詳しい経緯を調べている」と説明しています。 福島第一原発の敷地周辺の放射線量を巡っては、27日、一部の測定データが公表されていないことが明らかになり、東京電力が28日データを公開するとともに、経緯を説明しました。それによりますと、未公表だったのは、地震翌日の12日午後から発電所の正門付近で測定を始めた、別の原発から持ってきた装置のデータなどです。この装置は2分ごとのデータを取得できるということですが、公開されていたのは、13日の午前9時以降に測定されたもののうち10分ごとのデータ