大阪市水道局の職員を殴ってけがをさせたとして、大阪府警福島署は27日、傷害と公務執行妨害容疑で、太田晶也・同市議(40)=自民党=を書類送検した。「胸ぐらをつかむなどはしたが、けがをさせるつもりなどはなかった」と容疑を一部否認しているという。同署は「厳重処分」の意見を付けた。 送検容疑は2月28日正午ごろ、大阪市福島区海老江の交差点で、公用車を運転していた大阪市水道局野田営業所の男性職員(34)と交通トラブルになり、「何めんちきっとんねん」などと言って職員の胸ぐらをつかんでけがをさせたほか、左胸につけていた職員証をひきちぎるなどして、公務を妨害したとしている。職員は胸を打って全治1週間のけがをした。 同署によると、太田市議は市議会に出席するため軽乗用車を運転中、信号のない交差点を右折する際に公用車とぶつかりそうになったという。 【関連記事】 「交通ルールは守ったじゃないか」と叫ぶ無