上越市の直江津港に中部電力が建設している上越火力発電所で27日、工事中の液化天然ガス(LNG)貯蔵タンク内の床に、上越市立八千浦小3年の児童34人が、未来に思いをはせながら絵や字を書き込んだ。 タンクの耐用年数は50年。将来的に取り壊す可能性があるタンクをタイムカプセルに見立てて、子どもたちがフェルトペンで絵や名前、字を自由に書いた。東日本大震災の被災地の人々に向け「がんばれ」というメーセージも。関川亜実さん(8)は「友達と50年後に見たい。その時、58歳?」。中電の担当者は「タンクにLNGが入って50年たっても字は消えません」。(上嶋紀雄)