「やりたいことが思うようにならない」「必要だけどやり方が分からない」という事態は解消されるべきだ。しかし「特にやりたいとは思わない」「自分には必要ない」「他のやり方でできるからそれでいい」という気持ちは、むしろそれなりに尊重されるべきだろう。 黒須教授 2016年1月19日 高齢者のユーザビリティ研究における壁 放送大学のゼミ生である原山誠氏は、高齢者ユーザにとってのICTユーザビリティの研究に着手している。彼が予備調査をしたところ、インタビュー調査の対象者となった5名の高齢者は、いずれも仕事でパソコンなどを使っているが、彼らが利用している機能の範囲内では特に使いにくさやわかりにくさを感じてはいない、ということが分かった。多数の問題点が見つかるかも知れないという予想で調査をしてきた原山氏は、ちょっと予想外の壁にぶつかってしまったわけだ。 高齢者の多様性 高齢者にはハイテク機器を苦手とする人
2016年1月16日付けのThe Herald-News誌オンライン版記事で、デューイ十進分類を廃し、より「理解しやすい」と考えられる分類法を採用したイリノイ州トロイ学区の学校図書館の取り組みが紹介されています。 同記事はデューイ十進分類の廃止を主導したトロイ学区のLearning resource director、Brenda Bertino氏への聞き取りを中心に構成されています。Bertino氏は十進分類ではキーワード検索に慣れた子どもたちは図書を探せないと考え、各学校でのブレインストーミング等を経て、学区内のカリキュラムも勘案した、十進記号を用いない、より「理解しやすい」分類を構築したとのことです。 Libraries at Troy School District 30-C adopt Common Sense Categories(The Herald-News、2016/1/
'Without meaning in our lives, life would be pretty meaningless.' - Darius Pocha 生きるための意味が失われていくと、生きていることそのものに意味がなくなってしまう。それは(ユーザ)エクスペリエンス・デザインにおいても同じことが言えると思います。 優れたユーザエクスペリエンスを実現するために HCD(人間中心設計)への理解を示す企業が増えてきている一方で、手段の目的化という危機に直面してしまっている事態から早急に回避すべきであると考えます。ユーザエクスペリエンス・デザインに携わっている人のバイブルとして親しまれている「誰のためのデザイン?」は我々に顧客中心主義という新たな視点をもたらしてくれました。結果として HCD(人間中心設)が社会的に普及するきっかけにもなりました。ただ、「誰のためのデザイン?(Who)」以
情報を編集し(=企画)、デザインする(=具現化)プロセスを体感できる編集工学研究所とロフトワークのコラボワークショップ多くの情報に接する現在、生活のあらゆる場面でその情報を編集する力が必要となってきています。一方で、企業や組織の情報提供側にも、編集の力が試されています。 編集工学研究所は、新聞や書籍、映像の編集に限らず、日常の会話から商品企画まで、情報を収集し、分類し、関係づけ、表現をするところには常に「編集」が働いていると捉えています。そのプロセスや方法を意識的に取りだし、時代を切りひらくための武器として「編集工学」を研究し活用してきました。 加えて重要となってくるのが、デザインの力とも言える、形にする力です。利用者やユーザーの視点から体験を設計するUXデザインはオンライン/オフラインにおいても重要となっており、デザインカンパニーであるロフトワークでは、近年、体験や空間をデザインすること
遠くなりはじめた Web サイト 2015年11月から12月にかけて Medium のほうでコンテンツ配信をしていました。 Medium は昨年から日本へ本格進出をしていることから、注目している方も少なくないと思います。Medium の人気の秘密は、使いやすくコンテンツの邪魔をしないライティング環境を提供している部分だけではありません。Twitter の創業者のひとりであり、現 Medium の CEO である Evan Williams を中心としたスタートアップ & テック界隈から徐々に Medium の文化が広がったという背景も魅力。こうした機能やデザインだけでは表現できないところまで日本語化されているわけではないですし、日本では昔からあるブログプラットフォームをはじめ、書く環境が豊富に揃っています。 私の場合、情報発信ができる環境が既にあるので Medium に魅力を感じていなかっ
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