今、世界で起きていることをインターネット黎明期のブラウザをつくったマークアンドリーセンという人がこう言ってます。 Software is eating the World. この言葉は様々な業界において、ソフトウェアを前提としたビジネスによって従来の企業が取って代わられつつある現状を表しています。日本で言えば、メディアがこぞってDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉で危機感を煽ったりしていますが、後付けでソフトウェアを考えていてはうまくいかないように思います。ビジネスとソフトウェアは不可分になりつつあります。 これから重要度を増すソフトウェアについて本稿では、ソフトウェア開発の本質とは何か。そして、ソフトウェアをつくるプログラマの価値について、考えてみます。 ソフトウェア開発の本質は「すべて設計」である そもそもソフトウェアとは、ITシステムやプログラムのことではなく、ましてや