中国の衛星破壊兵器(ASAT)実験が発覚してから約3週間。アメリカのミサイル防衛(MD)を批判してきた人達が中国のASAT実験に付いてどう反応するか興味深く見守ってきました。当初はまるで反応が無かったのですが、幾つかの反応が出てきました。 MDを批判することは別に構わないと思います。しかしその一方で中国のASATを擁護したり言及しないのであれば、それはおかしな話です。「敵側の宣伝のために身を売った例」となってしまいます。また、勝手な思い込みで見当外れな批判することもいけません。これはそんなブーメラン返しのお話です。 星くずのブーメラン=金子秀敏 [2/8 毎日新聞]ミサイル防衛に反対する米国の科学者たちは「ミサイルの迎撃は大量の宇宙ゴミを出すので、低軌道を使う人工衛星が永久に使えなくなる」と警告している。中国製のデブリが悪いなら、ミサイル防衛で出る米国製デブリも非難されなければならない。