■ 遠藤武彦農水大臣が辞任の意向と伝えられる。 次のデータを確認する。 1988年11月 6日 竹下登内閣発足 1988年12月27日 竹下登改造内閣発足 12月30日 長谷川峻法相、リクルート献金発覚で辞任 1989年 1月25日 原田憲経企庁長官、リクルート献金発覚で辞任 6月 3日 竹下登改造内閣総辞職 平成改元の時期の風景である。 長谷川法務大臣は、着任後三日目での辞任であった。遠藤大臣の件は、「それに比べれば…」という問題ではない。此度の改造が「下値固め」である前提は、こうした問題が浮上しないことであったのであるけれども、「身体検査」も不発であったようである。 ふと考えてみる。「安倍晋三総理―井上義行首席秘書官」という官邸中軸のことを真面目に尊敬している官僚層は、どれだけ居るのであろうか。改造直前に首席秘書官に命じて「身体検査」を徹底させたはずであるにもかかわらず、こいう結果に相