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  • 仏滅の内閣改造/与謝野馨という「トロイの木馬」 - 雪斎の随想録

    ■ 日14日、菅直人は、内閣改造に踏み切るそうである。 「わざわざ、仏滅の日を選んで、やる必要もあるまい…」と思うのだが、民主党内閣は、そういう「縁起かつぎ」には関心がない性質なのか。自民党内閣時代は、冗談でも、内閣の前途洋々たることを祈って、、改造内閣発足は、大安吉日の日に行っていたはずである。 縁起担ぎは、「やることは総てやった」」という感覚を得るためには、大事なことである。 「縁起が悪いよね…」とおいう空気の中で仕事を始めれば、その仕事の「質」に影響する。 もう少し、気を利かせることができないかったのか。 驚いたのは、下の記事である。 □ 入閣打診あれば考える、陰ながら手伝いたい=与謝野氏 ロイター 1月13日(木)12時55分配信 [東京 13日 ロイター] 与謝野馨・衆議院議員は13日午前、たちあがれ日に離党届を提出した後に記者会見し、当面は無所属で菅政権に協力していく考えを

    仏滅の内閣改造/与謝野馨という「トロイの木馬」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2011/01/14
    仏滅無視はともかく与謝野氏は評価のしようもない
  • 「義士」が登場する時代 - 雪斎の随想録

    ■ 「尖閣ビデオ」を流出させた海上保安官が現れた。 この海上保安官は、SEHNGOOKU38 なのか、それともSGK38ののメンバーなのか。 雪斎は、後者である可能性もまた否定できないであろうとおもっている。彼は、「ひとり」ではない。 もし、別の「尖閣ビデオ」が他にあって、それが他のメンバーjによって流されるようなことがあったら、どうするつもりであろううか。 ところで、この海上保安官を「義士」として扱う雰囲気が濃厚である。 ただでさえ、『喜びも悲しみも幾歳月』や『海猿』のような映画jの影響もあって、海上保安官に対する世間的な印象は、好ましいものであったはずである。自衛隊ほどには海上保安庁に対する忌避感情は大きくない。海上保安官の振る舞いもまた、「職を失ってまで真実を知らせてくれた…」と受け止める向きが強いであろう。 自民党は、もしかしたら、次の選挙での有力候補者を手にしたかもしれない。 要

    「義士」が登場する時代 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/11/11
    嫌な時代になりつつある
  • 「政官関係」の機微を心得ぬ人々 - 雪斎の随想録

    ■ 雪斎が仕えた愛知和男代議士の先代は、愛知揆一である。 吉田茂の「書簡集」や佐藤栄作の「日記」には相当な頻度で名前が出てくる。 「先代は凄い方だった…」とあらためておもうl。 その愛知が最も精力的だったのが、佐藤栄作内閣の外務大臣だったころである。 当時、警備の前線指揮官だったのが、佐々淳行さんである。 次のようなエピソードがある。 その日は、料亭で朝をとっていた。 佐々さんも、警備の打ち合わせの都合のためにか、同席していた。 事中、緊急事態が発生して、佐々さんが中座して、前線にでなければならくなった。 愛知は、料亭の女将さんに、「至急、握り飯を作って、(佐々さんに)持たせるように…」と指示した。 ところが、女将さんが事情を察知できずに、「まだまだ先がありますので…」と応じてしまった。 愛知は、「これから、前線に出る人を、空きっ腹のままにできるか」といって、女将さんを叱りつけた。 佐

    「政官関係」の機微を心得ぬ人々 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/11/07
    「民主党の政権運営からは、往時の愛知と佐々さんが紡いだような「人間関係」の機微が伝わってこない。」わざと床に落としたペーパーを役人に拾わせて説教する厚労相(ミスター年金)という話は伝わってます
  • 「倒閣テロ」という「寝言」 - 雪斎の随想録

    ■ 「寝言も休み休みに言えよ…」という話である。 □ ビデオ流出は「倒閣テロ」=民主幹部  時事通信 民主党幹部は5日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像が流出したことについて、「倒閣テロだ。故意による流出だろう」と述べ、民主党政権に批判的な人間が関与したとの見方を示した。 別の同党幹部も「明らかに政治的なテロだ。政権への不満、組織的な問題かもしれない」と強調。「徹底して犯人を探し、共犯者(の有無)、背景も調べるべきだ」と語った。 (2010/11/05-19:58) こういう阿呆な発言をする政治家は、きちんと実名を報じたほうがいい。 この政党幹部というのは、政治家を何年もやっていて、「テロ」をきちんと定義付けしないで使うのは、どういう料簡か。ひとりならまだしも、ふたりもいるというのは、どういうことか。 そもそも、テロというのは、「暴力による恐怖」を政治の手段とし

    「倒閣テロ」という「寝言」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/11/07
    「有言実行」(これはまだしも)とか「柳腰」「倒閣テロ」とか民主党政治家の言葉遣いは変だ
  • 民主党における「馬鹿の四乗」 - 雪斎の随想録

    ■ 民主党が「直近の民意」に揺さぶられるとは…。「4の字固め」をかけたつもりが、逆にひっくり返されて悶絶の表情を浮かべるレスラーのようなものである。 □ 補選敗北、首相の求心力低下は否定できず 今回の衆院選北海道5区補選は、民主党にとって小沢氏が選挙戦に関与せずに臨んだ国政選挙という意味合いもあった。 党内には「候補者の知名度不足は決定的で、敗北は織り込み済みだ」と菅首相を擁護する声もある。岡田幹事長は24日午前、徳島県小松島市で記者団に「補選で一喜一憂することはない」と強調した。 中略。 首相の求心力低下は否めず、首相に近い議員からも「菅首相のもとで早期に衆院を解散しようという意見は完全に消えた」との声が上がっている。(2010年10月25日01時08分 読売新聞) 雪斎は、この「織り込み済み」という発言をした民主党政治家の実名を知りたい。 それは、選挙敗北を受けたコメントの中では、最も

    民主党における「馬鹿の四乗」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/10/26
    「民主党内閣の「失政」の尻拭いは、2012年に始まったとして2025年までは続くのであろう。」2025年には小泉進次郎が総理候補と呼ばれてるのかな
  • 対中ネガティブ・イメージの拡散 - 雪斎の随想録

    ■ 尖閣に関して、中国が南沙諸島・西沙諸島でも騒動を引き起こしている「問題児」である実態が頻繁に伝えられているのは、結構なことである。しかも、それが、「欲深な中国」というイメージの拡散と重なり合っているのだから、中国の被るダメージは、かなりのものになるであろう。 何分、日人の価値意識からは、「欲深い」というのは、最も嫌われる性向である。 『花咲か爺』『舌切り雀』『鶴の恩返し』『金の斧 銀の斧』・…。 日の昔話で戒められているのは、この「欲深い」という性向なのである。 一旦、ついたネガティブ・イメージの払拭は難しい。 「ソフト・パワー」軽視の帰結であろう、 ところで、前のエントリーで、検察審査会のことを書いたら、早速、動きがあったようである。 □ 【尖閣衝突事件】検審に審査申し立て 福岡県内の男性 産経新聞   2010.9.27 19:35 27日、故郷に戻り歓迎を受ける中国船船長(中

    対中ネガティブ・イメージの拡散 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/09/29
    「「ナショナリズム」を等閑視し、その制御に熱心に取り組もうとしない姿勢は、結局は、「ナショナリズム」の暴走に手を貸すのである。」思春期の性欲の如し
  • 対中「臥薪嘗胆」の時節 - 雪斎の随想録

    ■ 金曜日、八戸に行っていた。母校での講演である。 一旦、宮城県北の故地に立ち寄って、日曜夜に帰京である。 ネット環境未整備なので、情報遮断の状態になっていた。 「尖閣」の「その後」が気になっていた。 釈放で決着かと思いきや、中国政府は、「謝罪と補償」を要求したそうである。 「いいわ…。もっとやって…」と雪斎は、反応した。ただし、雪斎は、マゾヒストではない。 日における「対中幻想」が崩れれば崩れるほど、それは、中国政府の足元を揺さぶる。 民間企業関係者を脅せば、中国からの資流出が加速する。 日だけでなく、他の国々も、「チャイナ・リスク」を認識するようになるであろう。 「チャイナ・リスク」が世界のコンセンサスになれば、それで中国の発展は失速する。 清朝というひとつの王朝の崩壊前夜を描いた『蒼穹の昴』が昨日からNHK総合で放映されているのは、何の暗示であろうか。ドラマとしては、「よい作品

    対中「臥薪嘗胆」の時節 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/09/27
    「日本における「対中幻想」が崩れれば崩れるほど、それは、中国政府の足元を揺さぶる。」
  • 勝つと思うな。思えば負けよ。 - 雪斎の随想録

    前原・クリントン会談で「尖閣は日米共同防衛の範囲以内」と再確認された。菅・オバマ会談でも、この再確認を 受けて、日米連携で一致した。 □ 日米首脳、「尖閣」連携で一致…普天間合意推進 読売新聞 9月24日(金)12時3分配信 【ニューヨーク=東武雄、志磨力】菅首相は23日夕(日時間24日朝)、ニューヨーク市内のホテルでオバマ米大統領と約1時間会談した。 両首脳は、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で日中間の緊張が高まっていることに関連し、中国の動向に日米ともに関心を持って注視し、緊密に連携していくことで一致した。 尖閣諸島への日米安全保障条約の適用については、クリントン米国務長官が同日午前(同23日夜)の前原外相との会談で言及しているため、「それを前提に首脳会談が行われた」(首相同行筋)という。一方で大統領は「中国との協力関係も大事だ」と述べた。 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題につ

    勝つと思うな。思えば負けよ。 - 雪斎の随想録
  • 菅改造内閣の最初の課題 - 雪斎の随想録

    ■ 菅改造内閣発足である。 北澤・防衛、前原・外務という布陣には、率直に安堵した。 nhkニュースで、尖閣諸島絡みで波風が立った日中関係の鎮静化が、新内閣の最初の課題だと報じていたけれども、それは、おそらくは誤りであろう。新内閣が取り組むべき最初の対外政策課題は、「対米関係jの修復」である。下手に中国に甘い顔を見せれば、フィリピン、ヴェトナムといった南シナ海沿海諸国が不安になる。既に、政策のトレンドは転換している。 北澤・前原の「安保ライン」に一任する形で、外野が彼らの足を引っ張るということをしなければ、かなり安心できる。 大体、鳩山以来、「米国に距離を置き、中国に接近する」という方向を打ち出してきたのだが、中国は、尖閣でそれを裏切ったわけである。ならば、対外政策路線でも、「逆流」が始まる。雪斎は、幾度でも書く通り、集団的自衛権の政府解釈を見直すという決断を菅内閣で下せれば、それは、「普天

    菅改造内閣の最初の課題 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/09/18
    高支持率を無駄にすり減らすことのないように願う
  • 小沢一郎と日本の「失われた二十年」 - 雪斎の随想録

    ■ もう少し涼しくなっているはずであるけれども、どうしたものか。 各種世論調査の結果は、小沢一郎に対する忌避感情が半端でないことを示している。 雪斎は、小沢一郎という政治家を全然、評価していない。 過去二十年、日政治は、彼を中心に回った。 だが、その二十年は、「失われた20年」となった。 小泉純一郎執政期は、小沢一郎が実質上、沈黙していた時期であった。 この時期の終盤は、漸く「デフレ脱却」がささやかれた。 小沢一郎が黙ってくれていた方が、日のためになった一つの事例であろう。 石破茂自民党政調会長も、「小沢氏の影響力は徹底して排除する」ことを説いている。 彼も、自民党脱党、新生党、新進党、自民党復党という軌跡をたどった。 雪斎も、「永田町」で、石破氏と同じ風景を観ていた。 一時期、雪斎は、小沢一郎新進党代表・愛知和男政審会長という体制だった折、愛知政審会長の「参謀」役だった。 だから、

    小沢一郎と日本の「失われた二十年」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/08/31
    「在、菅直人内閣支持率は、反転傾向にあるけれども、その最たる要因は、彼が「脱小沢化」を進めているからに他ならない。」最たるものというよりほかには何もない
  • 菅直人再選でよろしいでしょう…。 - 雪斎の随想録

    ■ 「権力」を握れば、周囲が見えなくなるらしい。 □ 退陣要求が続出=消費税発言「心からおわび」と首相―再選出馬を表明・民主両院総会 7月29日20時5分配信 時事通信 民主党は29日午後、大敗した参院選を総括するため両院議員総会を東京・永田町の憲政記念館で開いた。菅直人首相(党代表)は、消費税増税を掲げたことを「不用意な発言で、重い、厳しい選挙を強いたことを心からおわびする」と陳謝。その上で、9月の党代表選に触れ「わたし自身の行動を含め、判断してもらう」と述べ、再選を目指して出馬する意向を事実上表明した。一方、出席者からは、首相の退陣を求める声が相次いだ。 首相としては、同日の両院総会で責任問題に区切りを付けた上で、30日召集の臨時国会を乗り切り、再選への流れをつくりたい考えだった。首相の続投に根強い異論があることを裏付けた形だ。 冒頭、あいさつした首相は、参院選大敗を陳謝し「全員野球で

    菅直人再選でよろしいでしょう…。 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/08/04
    「件の民主党議員は、何故、小沢幹事長の時代に、「何時から民主党は北朝鮮になったのか…」と叫ばなかったのか。」検察批判やマスコミ批判で忙しかったんでしょう
  • 「堕落した評論」への自覚 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日、「事実上の『無政府状態』」と書いたものだから、妙なアクセス数上昇と相成った。 「あれは、無政府状態ではないであろう…」という反応がある。そのような反応は織り込み済みで、わざわざ、「無政府状態」と括弧に入れて書いたけれども、そのニュアンスは、伝わらなかったようである。憲法第70条の解釈に関しては、リーダーの方から有益なコメントがあったので、それを残しておいた。 もっとも、昨日のエントリーは、相当に「真面目さ」に欠ける「どうでもよい」書き方をしたから、色々な反応を呼んだのも当然であろう。表のメディアでは、絶対にやらない書き方をしている。 ただし、気付いたことがある。 「吾輩の評論も、つくづく堕落したな…」ということである。 ブログを始めたころ、「これは、武藤敬司ではなく、ザ・グレート・ムタだ」と表明しておいたが、古参のリーダーはともかく新手のリーダーは、このスタンスを知らない思うので

    「堕落した評論」への自覚 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/06/06
    「このところは、その「節度」もなくなっている。「イチフ・オザーリン」とか…。」あれはセンス悪かった
  • 日本の「無政府状態」 - 雪斎の随想録

    ■ ただ今、日では、とんでもない事態が起こっている。 事実上の「無政府状態」が出現しているのである。 昨日の内に、組閣、認証という手続きを済ませて、菅内閣発足かと思いきや、まだ発足していないことには、驚いた。昨日、鳩山内閣は総辞職したので、現在の日には、総理以下の閣僚は誰もいない。 国会で首班指名を受けたとしても、認証を経ていないのだから、菅直人氏は、まだ総理大臣ではないのである。 聞くところによれば、組閣、認証を経た発足は、8日だそうである。 この数日の内に、突発事態が生じたら、誰が対応するのか。 たとえば、自衛隊を動かすのは、だれか。 北澤前任大臣には、その権限はない。後任は、まだきまっていない。 それとも、自衛隊が勝手に動くのか。 こうしたことは、何故、問われないのか。 もっとも、憲法71条には、次の内閣発足までは前任内閣が職務を「引き継ぎ」的に続けるという趣旨の規定がある。「前

    日本の「無政府状態」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/06/05
    「メシだ」と聞いて食卓に着いたら「これから料理します、2時間待って」
  • 民主党第二内閣誕生の朝 - 雪斎の随想録

    ■ 政治学者という稼業は、難しい。 政治学者は、「一寸先は闇」の世界を観察の対象にしている。 政治学者は、「政権交代が当然のように行われる」ことを少なくとも歓迎する。日は、中国北朝鮮のように、一党独裁の下に在る国ではない。だから、昨年夏の政権交代を前にして、「とんでもない凶事だ」と反応した政治学者は、いないであろう。 ただし、それが、「政権交代が起こること」を歓迎したのか、「民主党が政権の座に就くこと」を歓迎したのかというのでは、かなり趣が異なる。 雪斎の場合は、明らかに前者である。 雪斎は、「自民党が野党に転じることは、体質変化を図る上で悪くない」と思っていた。民主党の政権運営に対する期待値は、元々、低い。「変なことをしなければいい」という程度である。 だから、「鳩山後継内閣」には、次の三つの基線だけは、きちんと踏まえてもらう必要がある。 ① 日米関係は、きちんと運営されなければな

    民主党第二内閣誕生の朝 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/06/04
    「③ 官僚の「働き」を殺してはならない。」この点は少し期待できるかな(あとは言うまい)
  • 自己保身と「酷薄さ」 - 雪斎の随想録

    ■ お決まりの展開というべきか。 □ 民主に鳩山包囲網=首相、続投へなお意欲   時事通信 鳩山由紀夫首相の進退をめぐり政局は31日、風雲急を告げた。民主党執行部からも退陣論が表面化し、首相の求心力は一段と低下した。首相は続投へ強い意欲を示しているが、鳩山包囲網が敷かれつつある。参院選を前に、首相は厳しい局面に立たされた。 「一両日中に首相と輿石東参院議員会長と3人で話し合う」。民主党の小沢一郎幹事長は31日夕の役員会の冒頭、首相の進退についてトップ会談で決着を付ける考えを示し、小沢氏らに対応を一任することが決まった。 これに先立ち、小沢氏は国会内で急きょ、輿石氏らを交え首相と会談。しかし、わずか8分で終わったことから党内では情報が錯綜(さくそう)。「小沢氏が進退の話を持ち出そうとしたが、首相が温家宝中国首相が来日中であることを理由にさえぎった」(幹部)との憶測も流れた。 米軍普天間飛行場

    自己保身と「酷薄さ」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/06/02
    司馬遼太郎は岩手出身の政治家(原敬など)はモダンで明るいと褒めていたものだが
  • 政治評論の「責任」 - 雪斎の随想録

    ■ 「もう終わりだね 君が小さく見える…」といったところか。 □ 「首相辞任を」過半数 世論調査、内閣支持率19% 共同通信社が29、30両日実施した全国電話世論調査で、米軍普天間飛行場移設問題の5月末決着を果たせなかった鳩山由紀夫首相の政治責任に関して「辞めるべきだ」が過半数の51・2%に上った。内閣支持率は20%台を割る19・1%まで続落。政党支持率や参院選比例代表投票先ともに自民党が民主党を上回り、党勢は逆転した。普天間対応では「評価しない」が66・1%、「評価する」が25・4%だった。 首相は28日に普天間移設の政府方針決定後の記者会見で続投意欲を強調したが、政権運営は厳しさを増した。夏の参院選に向けて民主党内で「鳩山おろし」が一気に広がる可能性も否めない。 政党支持率は自民党21・9%で民主党20・5%を上回った。比例投票先でも自民党20・9%、民主党19・9%だった。首相進退に

    政治評論の「責任」 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/05/31
    「自民党政権下、自民党政権を専ら批判してきた人々は、本当に「楽な仕事」をしてきたのだなと思う。」在野の評論家はまだしも今は与党議員がジミンガーを叫んでます
  • 「普天間県外移設」は民主党の公式方針である。 - 雪斎の随想録

    ■  次の記述を考えよう。 普天間基地の辺野古移設は、環境影響評価が始まったものの、こう着状態にある。米軍再編を契機として、普天間基地の移転についても、県外移転の道を引き続き模索すべきである。言うまでもなく、戦略環境の変化を踏まえて、国外移転を目指す。 これは、民主党が発表した『民主党・沖縄ビジョン 2008』(2008年7月8日付)の一節である、 この文書は、次の書き出しで始まる。 民主党は結党以来、沖縄政策に取り組んできた。1999 年7 月に「民主党沖縄政策」を発表し、2000 年2 月に「軍用地返還特別措置法(軍転法)改正案」を提出、同年5 月には「日米地位協定の見直し案」を提示した。その後2001 年末より数次に亘り調査団を派遣し、2002年5 月に「沖縄ビジョン協議会」を沖縄の有識者17 名で設立し意見交換を行い、2002 年8月に那覇市で「民主党21 世紀沖縄ビジョン」を発表

    「普天間県外移設」は民主党の公式方針である。 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/05/08
    「問題の根は、日本の安全保障環境を無視して、安易に「県外移設、国外移設」を提起した政権交代前の民主党の「方針」そのものにあるのであろう。」安請け合いは高くつく
  • 政治における「敵」の三つの類型 - 雪斎の随想録

    ■ 前のエントリーで、民主党青森県連代表の「反革命分子」発言を批判した。 雪斎が小泉純一郎時代の「構造改革」を支持していたことに対する皮肉の意味合いもあるのか、「それならば、政敵を抵抗勢力と呼んでいた小泉は、どうなのか」という反応がある。 結論からいえば、「全然、同じではない。違うであろう…」というところである。 政治という営みの質は、「友」と「敵」の峻別にあることを指摘したのは、カール・シュミットだった。 忘れていけないのは、シュミットは、その「敵」を三つに分類していたことである。。 どのように分類したのか。 ① 在来型の敵 ② 現実の敵 ③ 絶対の敵 ①は、ゲームにおける「敵」のイメージである。サッカーのチームが、相手チームの監督を「敵将」お呼ぶイメージである。だから、「敵」に対する憎悪の感情は、ほとんどない。戦争が終われば、「敵」とも握手して別れる。 ②は、自分の安全や利害に対して

    政治における「敵」の三つの類型 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/05/01
    「反革命分子」呼ばわりは処刑とか収容所送りとか言うのと大差ない「絶対の敵」認定
  • 「反革命分子」の思考 - 雪斎の随想録

    ■ 鳩山内閣には、懸案を処理していく「推進力」は、もはやない。 普天間基地案件の決着は、雪斎が読む限り、次の三つのシナリオしかない、 ① 鳩山総理が、苦渋の決断を演出して、「現行案」に近い線での落着を図り、政権の維持を狙う。 ② 鳩山総理が、自分の首と引き換えに、「現行案」に近い線で落着させる。 ③ 普天間移設が、実質上、頓挫する。 この件jは、あとで、あらためて書くことにしよう。 ところで、民主党のウェブ・サイトを見ていたら、次のニュース記事には、腰を抜かした。 ○ 小沢幹事長「民主党青森県連躍進パーティー」で挨拶 腰を抜かしたのは、次の記述である。 主催者を代表して、横山北斗県連代表が「昨年の総選挙では、まさに革命と呼ぶにふさわしい出来事として、私たちは政権交代を実現したが、革命の後は、反革命が起こる」とし、「今、民主党を批判する反革命分子に負けずに、この危機を乗り越えて行かなければな

    「反革命分子」の思考 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/04/29
    「抵抗勢力呼ばわり」なんてそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
  • 「哀れでイカレタ」宰相を戴く悲劇 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日昼刻以降、フランス大使公邸で大使主催の昼会に出席した。 「つくづく、キタノ・タケシは偉大だ」という話になった。 ■ 鳩山由紀夫を「哀れでいかれた」と評した「ワシントン・ポスト」のコラムが話題を呼んでいる。 だが、こうした鳩山評がでてくること自体は、何ら驚くに値しない。 「いかれた(loopy)」という言葉を格調高い四文字熟語で表せば、「支離滅裂」となる。 雪斎は、昨年11月上旬、政権発足後、50日程たった時点で、「『破局』へ歯車を進める鳩山外交」と題したコラムを書いた。そこで、雪斎は、「鳩山由紀夫内閣発足後50日余りの対米政策は、誠に支離滅裂なものであると評する他はない」と書いた。だから、雪斎は、「ようやくワシントン・ポストのコラムニストが、余輩に追いついてきたか…」と苦笑する。 もっとも、鳩山が酷評されたところで、雪斎には、「自国の宰相」のことを弁護しなければならない理由はない

    「哀れでイカレタ」宰相を戴く悲劇 - 雪斎の随想録
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/04/18
    「民主党政権は、主だった人物を余りにも多く閣内に入れ過ぎたのである。」オールスター超大作で大失敗