厚木署と青葉署で二十五日、女性警察官二人が訓練中に相次いで拳銃を誤射した事故。四月末から原則、女性警察官全員への拳銃貸与が始まったばかりで、県警は「扱いに慣れていなかった」と説明。県内五十四署に当面の間、拳銃訓練の中止を通達し、安全確認の徹底を呼び掛けるなど、対応に追われた。 県警によると、誤射した警察官二人はいずれも七月二日に開かれる県警の拳銃大会に出場予定の代表選手。拳銃は五月に貸与されたが、日常の業務では使用していなかった。 二人は、テレビ画面に映し出された犯人が発砲する状況を見ながら、どう対応するか指で発砲の構えを取るイメージトレーニング中に、思わず腰の拳銃を手に取り、引き金を引いてしまったという。銃弾が当たったテレビは壊れた。