■ 政治評論の世界における「鬼子」の一つが、「陰謀論」である。「ウィキピディア」では、最も一般に知られたフリーメーソンとユダヤの「陰謀論」について、次のような紹介がされる。 □ フリーメイソン陰謀論 石工ギルドから発展した親睦団体フリーメイソンが、実は世界中の戦争を引き起こしていたり、政治権力を操っていたとする考え。歴史上の重要人物にフリーメイソン所属者が多いため、最も人気の高い陰謀論である。 □ ユダヤ陰謀論 ユダヤ人が秘密結社を通じて手を結び、世界(ことに経済)に影響力を及ぼしているとするもの。昔から存在した陰謀論であり、日本ではユダヤ=フリーメイソンの陰謀が説かれることが多く、ユダヤ陰謀論を説いた本が海外で問題にされたこともあった。偽書とされる「シオン賢者の議定書(プロトコール)」が有名。 最近の日本政治でも、こういう「陰謀論」が示される、曰く、「小泉純一郎の郵政民営化は、日本の資産
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