「お互い人間なんだから、話せばわかる」 という考え方がある。 一見、文句のつけようのない立派な考え方に見えるが、大きな問題がある。 なぜか? 対偶を取ってみればわかる。 「話してもわからない(≒自分に同意しない)やつは人間ではない」 と言っているのと同じである。 「話せばわかる」という信念は、自分が間違っている可能性を常に真剣に考える態度とセットでなければ危険である。 おまけ 13日の金曜日→ジェイソン。
「お互い人間なんだから、話せばわかる」 という考え方がある。 一見、文句のつけようのない立派な考え方に見えるが、大きな問題がある。 なぜか? 対偶を取ってみればわかる。 「話してもわからない(≒自分に同意しない)やつは人間ではない」 と言っているのと同じである。 「話せばわかる」という信念は、自分が間違っている可能性を常に真剣に考える態度とセットでなければ危険である。 おまけ 13日の金曜日→ジェイソン。
手本、つまり手引き書のことをマニュアル(manual)と言いますな。手動操作のことをマニュアル操作とも言います。手の爪に塗る化粧品をマニキュアと言いますが、もしかしたら「マニ」の部分が「手」という意味なのかいなと考えざるを得ませんな。 実は本当にそうで、ラテン語の「手」manusに由来するらしい。 足の爪に塗る化粧品はペディキュアだから、「ペディ」はたぶん「足」だろう。「足で操作する」に当たる言葉はあるのかな。あるとしたら……ペデュアル? なんだそれ? う〜ん、ペデュアル……ペデュアル……あ、「ペダル」か。 語源の話はなかなかに面白いものだ。記憶が混乱してなければグールドのエッセイからの受け売りだけど、なんの脈絡もなく思い出したのでメモ代わりに。 おまけ 足というか足腰が。 【ニコニコ動画】Sumotori Dreams 山本弘つながりで読む。これは確かにすごく面白い。『神は沈黙
あなたの住んでいるスペースコロニーが何かのはずみで、物理法則は同じだけど他に何もないからっぽの宇宙に一個だけ迷い込んでしまいました。 さて、このコロニーは自転によって人工重力を維持することが、 できる(他に何もなくたって空間に対して回転してるんだからできるよ!) できない(他に何もなければ回転しているという概念には意味がないのだからできないよ!) どっちだかわかります? 自信持って答えられる人はかなりえらいです。 『エレガントな宇宙』と同じ著者。「時間と空間」で一本筋を通したかなりよい本。 量子力学部分でもベルの不等式が持つ意味の説明などは、数式を使わないものの中ではこれまでで最も優れているのではないかと思う。 ただし、後半に入ると話が最新のものにまで及んでくるので、予想・予測で語られなければならないところも多くなってくる。それが楽しみだという人には文句なくおすすめ。 おまけ いまさらだけ
ストーリーとプロットの違い たまたま上のエントリに行き当たって思い出した話。 昔、創作の裏側というものになんとなく興味を持って、いろいろな本を読んでみたことがあった。その中で特に面白かったのが北村想『高校生のための実践作劇入門』という本で、プロットというものについての説明が印象に残っていた。 小林信彦さんという、作家であり、コラム批評家である才腕の書き手がそこんところを、うまく説明しています。 これは、一九九九年の八月二十日の中日新聞(東京新聞)の夕刊からのコラム記事です。 「アメリカ映画は、プロット(筋)にオリジナリティがあるから面白い、ということがよくいわれる。(中略)プロットとは、どういうものか? 例をあげて説明しよう。 ――青年Aは知り合った女の子Bに惚れて、友人Cに紹介した。ところが、実はBはCのフィアンセだったのである。―― ごく単純な例をあげたが、これがプロットである。プロッ
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